2014年12月30日火曜日

「ぶったぎる」

今日の福島弁「ぶったぎる」
意味:(勢いよく)切る
ぶつ+切る=「ぶったぎる」
ぶつ【打つ/撃つ/撲つ】 うつの音変化 たたく、なぐる、ぶつける
使い方:「開墾したどぎは 木や蔓(つる)を朝っぱらがらばんかだまでなだでぶったぎりまぐったもんだ」
→「開墾をした時は木や蔓を朝早くから夕方までナタで切りまくったものだ」


「ぶったぎる」を「切る」という意味とは違う使い方を先日ある場所で耳にしました。
60~70才代の男性2名の会話より。

A男「わがけづあづたがいがらどひまなし行ってるふぐすまの病院ってどごいらへんさあんの?」
(貴方若しくは君は血圧が高いからとしょっちゅう行っている福島(市内)の病院って何処辺りにあるの?
B男「あんだいの方がらいぐど○○っつう高校がみぎっかわにあっぺした。そのさぎのおっきな道路構わずぶったぎっていぐど右側さ病院見えでくっからすぐわがっつおい」

『ん?「ぶったぎる」は「切る」なのに“道路をぶったぎっていぐ”だって?
どうして道路を切るンだ? 斧で?鎌で? いやいや、病院に行くために道路を切ったりはしないし・・・』自問3秒。

ああ、そうか解った。さすがsei爺。即翻訳。
それによれば、
(貴方の家から行くと○○という高校が右側にあるよね。その先の大きな道路をそのまま横切って行くと、右側に病院が見えてくから直ぐに分かるよ)
と相成りました。

道路を「横切る・横断する」という意味にも使っている人がいたンだ!!

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