2013年10月31日木曜日

「ねづい」

今日の福島弁「ねづい」

今日の写真「毎年庭の同じ場所に咲くシオン(紫苑)は背丈が2メートル以上にもなりますので撮るには脚立などが無い限りどうしても上向きに構えて上空も一緒に写してしまいます ちょくちょく道端で見かけるシオン?は背丈も花も小柄なので、「のら」→「野生(化)」になったものなのか元々近い種類なのかいまだに分かりません」


意味: 熱心 くどい

使い方:「あの人はなんがやり出したらねづいごどねづいごど」
→「あの人は何かをやり出したら熱心をはるかに通り越しているンだわ」

2013年10月28日月曜日

「おもせ」

今日の福島弁「おもせ」

今日の写真「花梨(カリン)の実は硬くそのままでは食べられないので、カリン酒にして飲むと咳止めに良いと以前から聞いていますが未だに作ったことはありません」


意味:面白い

使い方:「あの人の話はとにかぐおもせがらそのうぢいっぺん逢ってみね?」
→「「あの人の話は兎に角面白いからその内一度逢って見ない?」

2013年10月24日木曜日

「ちょっくら」

今日の福島弁「ちょっくら」

今日の写真「毎朝車で通う道路沿いのリンゴも赤く色づき始めました 車を止めてすぐ目の前の大きな実をパチリ! 車から降りずに撮れましたが手を伸ばしては採りません」


意味:少し(の時間)

使い方:「ちょっくらちょっとであの二人のながはなおんねべ」
→「少しばかり(の時間)であの二人の仲は治らないだろう(治らないでしょう)」

「なおんねべ」の「べ」は”断言する言い方”です。


”リンゴより”
黄色くなった食べ頃のバナナと”リンゴの私”を一緒にして置くと私から出るエチレンガスによって急速に熟してしまい皮が茶色に変色し食べても“もさもさしてうまぐねぐ”なります。

NHK朝ドラの「ゲゲゲのバナナ」になってしまいます←「朝ドラを観なかった方は無視してください」

反対に青いバナナを早く食べたいのでしたら是非ご一緒させてくださぁーい!

2013年10月21日月曜日

「だがさる」

今日の福島弁「だがさる」

今日の写真「宮城県柴田郡川崎町にある“国営みちのく杜の湖畔公園”の今年のコキアは前回訪れた時(2011年10月10日ブログアーカイブ)よりも夏の天候のせいか小ぶりでした(2013年10月19日 曇り 入場者少なめ)」



 
意味:抱っこされる

使い方:「猿の赤ちゃんもひとどおんなじようにだがさってる」
→「猿の赤ちゃんもひとと同じように抱っこされている」

2013年10月17日木曜日

「おがだ」

今日の福島弁「おがだ」

今日の写真「柿が色づくと医者が青くなると昔からいわれているように、柿にはビタミンC(美肌効果)やカロテン(動脈硬化及びがん予防)更に食物繊維がたくさん含まれています 二日酔いの予防にも良いらしいと聞いたことがありますが、あくまでも"二日酔いの予防"なのでそうなってからでは効き目が無いっていうこと?」


意味:奥さん

御方(おかた)の濁音化

使い方:「さっきいっきゃった人、だれのおがだだべ」
→「先ほど(道で)行き会った(出会った)人はどなた様の奥さん?」


昨日16日の台風26号でお亡くなりになられた伊豆大島の方々に深く哀悼の意を表しますとともに、いまだに大勢の行方不明の方々の救済と被災地の一日も早い復興を心からお祈り申しあげます。

2013年10月15日火曜日

「けづまがり」

今日の福島弁「けづまがり」

今日の写真「白花・ピンク・白花の八重咲きシュウメイギク(秋明菊)です この他にも紫色のなどもありますね 日当たりが良い場所だと年々その株が増えてボリュームが出て見ごたえがありますが我が家では大きなプルーンの木の下なので日陰のため株はさほど増えません」

 
 
 
意味:ひねくれ者

使い方:「あの人はけづまがりだがらかまねでおげ」
→「あの人はひねくれ者だから構わないでおけ」

明日の未明関東地方に上陸も予想される10年に一度の大きな台風26号が気がかりでなりません。

2013年10月12日土曜日

「ぶっかげる」

今日の福島弁「ぶっかげる」

今日の写真「熊本特産の荒尾梨はサイズが5Lととても大きく1個1kg以上もあります 二人で食べるには3回に分けて丁度良い量でした」


意味:立て架(か)ける

使い方:「そのへんさぶっかげどいで」
→「そのあたりに立てかけておいて」


Sei爺は見た!!

先日あるところで、蜘蛛の巣に虫がかかった瞬間を見てしまいました。

よく見るとその虫はカメムシ(福島弁ではヘクサムシ)で、その振動で大きな女郎蜘蛛(じょろうぐも)が寄ってきました。

しかしカメムシから少し離れた場所に止まって蜘蛛自らが巣をゆすり始めました。
するとカメムシが見事に巣から離れ(外れ?)て地面に落下。

捕食されてしまうのではないかとの心配をよそに、全く予想しない結果となりました。
カメムシは臭いので女郎蜘蛛も食べないのかと考えさせられたのですが、皆様のお考えはいかに?

2013年10月8日火曜日

「わっつぁげる」

今日の福島弁「わっつぁげる」

今日の写真「庭木の檀(まゆみ)も紅葉が始まりました 里山にも自生している低木ですが、実の付かない雄木もあります 実が小さいもの大きいもの、たくさん実がつくものつかないものなどさまざまです この檀(まゆみ)は実も大きく更に多くついてかなり茎が長い種類かと思われます まゆみのゆみは弓からきており古代から弓の材料になっていた木です 和弓(わきゅう 反:洋弓(ようきゅう))の一種“丸木弓(まるきゆみ)”と呼ばれています」

 
 
 
意味:割れる

前回の福島弁「わっつぁげ」に“る“を付け「わっつぁげる」にすると「わっつぁげ」とは意味が変わってきます。

使い方:「ほいじょねくても両手でりんご半分にわっつぁげっつから」

→「包丁がなくても両手でリンゴを半分に割れるから」

今日の福島市の気温
仙台気象庁の10月としてのデータ(1961年~)によると、過去最高温度が1999年(平成11年)10月12日(火)の29.2℃でした。今日はそれよりも0.2℃高い29.4℃となり(今朝の某ラジオ放送の気象予報士によれば120年ぶり?)更新しました。例年福島市の10月の平均気温は22~23℃くらいでしょう。

※①今日の福島市の気温と②過去最高温度が平成11年10月12日(火)の29.2℃の訂正です。
①30.0℃で、30℃を超えたのは67年ぶり。
②福島市の過去最高温度は昭和21年(1946年)10月2日の30.3℃。


2013年10月4日金曜日

「わっつぁげ」

今日の福島弁「わっつぁげ」

今日の写真「午後5時半過ぎ、帰宅途中の車窓からの西の空は燃えて紅色の空です 思わず口ずさんでしまいました “♪ 真っ赤に燃~えたぁ~ 太陽だぁ~からぁ~ ♪”」


あの、ひばりちゃんです。 古い? ひばりちゃんって誰っ?ていう人いませんよね。

意味:破片 欠けら ※(1)
同意語「わっかげ(ブログ 2009.8.24)」
類義語「わっつぁぐ(ブログ 2012.11.7)」→「割る」

使い方:「わっつぁげでる「→「欠けている」」

※(1)正確には破片と欠けらの意味は次のように違うようです
[破片]:こわれたもののかけら (埴輪や土偶の破片 ※(2))
[欠片・かけら]:欠けてはなれた一片(お煎餅のかけら・ガラス瓶のかけら)

※(2)埴輪と土偶も別なものだそうです!!
栃木県埋蔵文化財センター HP
http://www.maibun.or.jp/qa/a17.html

福島市飯坂町の「けんか祭り」と福島県二本松市の「提灯祭り」が今日から3日間行われます。

こんなにも美しい夕焼けなのに、明日は午後から雨の予報が気になります。
明日は本祭りなのに。(「けんか祭り」は今日4日は宵祭り、5日本祭り、6日後祭り)

今夜はてるてる坊主飾らないと。
但し顔を描くと「ふれふれ坊主」「あめあめ坊主」になるらしいので注意しましょう。

飯坂町の「けんか祭り」
http://www.iizaka.com/event/event01/
http://www.f-kankou.jp/cgi-bin/f-kankou/asobu/page.cgi?id=65

二本松市の「提灯祭り」
http://www.nihonmatsu-kanko.jp/matsuri.html

2013年10月1日火曜日

「なんぞばい」

今日の福島弁「なんぞばい」

今日の写真「今年5月12日に訪れた福島県須賀川市の牡丹園に隣接する植木・苗直売所で買い求めたトケイソウは朝晩冷え込む今頃になってようやく花が付きました 以前から欲しかった花です」

意味:何倍も
何増倍の変化?

使い方:「なんぞばいにしてでも返すがら少しばっちょ貸してけんに?」
→「何倍にもして返す(予定だ)から少しばかり貸してくれない?」