2013年9月30日月曜日

「ちそ」

今日の福島弁「ちそ」

今日の写真「菜園のアオジソ(青紫蘇)の花にとまった蝶はカメラをかなり近づけても蜜を吸うのに夢中のせいか逃げません」


意味:シソ(紫蘇)

使い方:「あがぢそだのあおぢそだのは毎年はだげさひとんじはいでくっぺ」
→「赤紫蘇(あかじそ)や青紫蘇(あおじそ)などは毎年畑にひとりでに生えてくるよね」

標準語でも紫蘇の前に赤や青などの文字が入るとシソはジソ(アカジソ・アオジソ)となるように、福島弁も単独て使う清音のチソではなく濁音のヂソ(アカヂソ・アオヂソ)になります。

その濁った発音は標準語のジソでも福島弁のヂソでも一緒なので”ふぐしまべんはほだにひょうずんごどかわんねのがも”(笑)

アカジソの葉は梅干しの色付けに使われます。アオジソは大葉(オオバ)とも呼ばれ、葉や花をお刺身に添えたり、てんぷらにしたりして食します。

アオジソの実はナスの漬物にやや飽きてきた今時分に白菜の漬物にからめて一緒に摂るとプチプチとした歯触りと香りがたまりませんね。

日本のハーブです。

日本のハーブと云えば、これから鍋に欠かせないネギも、うな丼、うな重に振りかける山椒(さんしょう)、おせち料理に使うみつばやセリなどなど、香草・香木が当てはまります。



いつもsei爺の福島弁にご訪問いただきましてありがとうございます。
最近更新の頻度がめっきり落ちてきたと自覚致しております。
今日はその反省を含めて1週間ぶりの更新なのでつい長文になりました。

継続は力なり。

来月からもっと頑張ります。乞うご期待(くださいませ)!!

2013年9月23日月曜日

「へくさむし」

今日の福島弁「へくさむし」

今日の写真「彼岸花、別名マンジュシャゲは冷夏だろうが猛暑だろうがお彼岸に合わせて咲く花です 見つめていると燃えるような紅色の花に心までが引き込まれてしまいそう」


意味:カメムシ

使い方:「まぢがってもへっくせぐなっからつぶしたりしねように」
→「間違ってもオナラ臭くなるからつぶしたりしないように」

2013年9月18日水曜日

「すぱすぱ」

今日の福島弁「すぱすぱ」

今日の写真「台風18号の影響でトマトやナスの株はかなりの数が倒れてしまいましたが、今朝のオクラはあの暴風にもめげず美しい花をつけていました 観て良し、食べて良しの野菜です」


意味:刃物や爪などが鋭利のさま

使い方:「ほいじょといだんで すぱすぱだがら てぇきんによう きいつけらんしょ」
→「包丁を研いたので 特に切れやすいから 手などを切らないように 気をつけなさい」

2013年9月9日月曜日

「いがったない」

今日の福島弁「いがったない」

今日の写真「東京五輪2020年開催が決まり我が人生二度目の東京オリンピックで感動しています 珍しい二千円札一枚と十円玉二つで“2020 Olympic”としました 苦肉の写真、受けません?」


意味:良かったね

使い方:「Tokyoでいがったない」→「Tokyoで良かったね」

八重の桜の綾瀬はるかさんなら、会津弁で「Tokyoでよがったなし」と云うでしょう

2013年9月2日月曜日

「たぐわん」

今日の福島弁「たぐわん」

今日の写真「菜園のトマトの畝に植えたコンパニオンプランツのマリーゴールドとバジル 秋が近づくとバジルには白い花が付き今年の夏も終わりとなります バジルの茎を一輪差しに生けておくと根が出て増やせます 今年もバジルとトマトとモッツァレラチーズが良く食卓に登場しました」

 
 
意味:沢庵(たくあん)

使い方:「昨日市内のスーパーで珍らしぐいぶりがっこどいうあぎだのたぐわん売ってだがら買ってきで食ったらうめぃごど やみつぎになっちまった」
→「昨日市内のスーパーで珍しくいぶりがっこと云う秋田の沢庵を売っていたから買ってきて食べたら旨いこと 病みつきになってしまった」 

以前”初心者用いぶりがっこ”という燻り方が少ないものを食べたことがありましたが私好みではありませんでした。やはり燻りの深い、これががっこだぁーと云う方が味わいがありました。