2016年1月31日日曜日

「ぶしょんに」

今日の福島弁「ぶしょんに」

今日の写真「昨日の朝の積雪は15㎝位になりましたが、これぐらいの雪ではワイン樽に植えてあるローズマリーの枝は折れてしまわないでしょう」



「花に雪をかぶっているのに寒さは平気、暑いほうが苦手なクリスマスローズです」


意味:折れない

使い方:「枝がゆぎでぶしょんにべが」
→「枝が雪(の重み)で折れないだろうか」

2016年1月25日月曜日

「うそこぎ」

今日の福島弁「うそこぎ」

今日の写真「昨日の1月24日は沖縄では39年ぶり、奄美大島では115年ぶりにみぞれを観測し、今日朝の最低気温は北海道から九州までもが氷点下になりました。

ここ福島も昼過ぎまで雪が降り続けました。午後2時過ぎになってようやくナニワイバラの上空に青空が見え隠れしました。」


意味:うそつきの人

使い方:「わがぁ(が)おっこどしたのは、このオノが?」

「ほぅです ほぅです ほの金のオノをいげさおっこどしてしまったんです」

とだんに、水の精はめー(目)つり上げで、

「このうそこぎのよくたがりやろめ!」

おっかね顔でどなっと、いげのながさ戻ってしまいましたどさ。



「お前が落としたのは、このオノか?」

「そうです そうです その金のオノを池に落としてしまったんです」

 とたんに、水の精は目をつり上げて、

「このうそつきの欲張り者め!」

怖い顔で怒鳴ると、池の中へ戻ってしまいましたとさ。

2016年1月20日水曜日

「おどで」

今日の福島弁「おどで」

今日の写真「2階の住人、いや住猫のモーちゃんはこの顔でも決して怒ってるわけではありません もちろん笑ってもいません いわゆるブスカワです そして1階にはユメちゃん(オス若猫)が居座っているのでまず降りません」


意味:一昨日(おととい)

使い方:「おどでのげづようびは東京でもゆぎたんと降って電車さのらんに人いっぱいいだない」
→「一昨日の月曜日は東京でも雪が沢山降って電車に乗れない人がいっぱいいたね」

2016年1月14日木曜日

「あんちゃんこ」

今日の福島弁「あんちゃんこ」

今日の写真「昨日はようやく雪らしい雪が降りこの冬2度目の積雪となりました 玄関先の鉢植えのクリスマスローズ2鉢も久しぶりに雪の綿帽子をかぶったので震えています」


意味:若い男性
(一人前と認めずに蔑視した言い方)

使い方:「たいせづな用事にあんちゃんこよごして」
→「大切な用事(なの)に若い子(などを)をよこ(遣)して」

早いもので年明けしてから今月も明日で半月を迎えます。
三日トロロ、7日の七草かゆ、十日えびす、十一日の鏡開き(関西では15日の小正月とか)に続き、16日は藪入り(やぶいり)です。

7月16日も藪入りに当たり年に2度あります。

かつて(嘗て)商家などに住み込み奉公していた丁稚(でっち)や女中などの奉公人又、お嫁さんも実家へと帰ることができた休日のことです。

現代の勤め人は週休2日制の上数々の国民の祝日があり、さらにゴールデンウイーク・お盆休み・年末年始に有給休暇・ボーナスまでのおまけ付き。

江戸時代の丁稚奉公人が現代に舞い降りたならさぞかし『びっくりぽん』でしょう。

2016年1月9日土曜日

「かすかだり」

今日の福島弁「かすかだり」

今日の写真「♪さざんか さざんか さいたみち
 たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけ おててが もうかゆい♪

庭のサザンカ(山茶花)が満開です


落ち葉焚きは童謡「たきび」のように気軽に出来なくなりましたね

庭や私道であってもご近所さまから、やれダイオキシンだの洗濯物に焚火の臭いがついてしまうなどの苦情が出る世の中となってしまいました」

意味:生意気(な奴・人)

使い方:「はだぢになったらごいらかすかだりになったべした」
→「二十歳になったら急に生意気になったよね」

2016年1月3日日曜日

「つゆもぢ」

あけましておめでとうございます。

本年も“こころ通う福島弁 「よらんしょこらんしょまわらんしょ」”を昨年同様ご訪問くださいますようよろしくお願い申し上げます。


今日の福島弁「つゆもぢ」

今日の写真「お正月には欠かせない縁起物で庭で赤い実をつけているマンリョウ(万両)とその隣で育って太い幹になったユズリハ(譲葉)です


まるで藪の中に生えているようなのでマンリョウというよりもヤブコウジと言われてしまうかも知れませんね

ようやく除染(除草と土の表面10㎝弱はぎ取るプラス建物)が今月5日から始まりそうです 昨年11月に実施予定だったので庭の草むしりをつい、行っておりませんでした」

意味:雑煮

使い方:「さんがにぢはいづもの年よりつゆもぢたんとくったぞい」
→「三が日はいつもの年よりも雑煮をたくさんたべたよ」

近年になって雑煮と呼ぶ人が増えてきたように感じますが、私が子供の頃は誰もが汁餅(つゆもち)・つゆもぢと言っていました。


昨年の暮れに風邪をひいてしまい、28・29日の両日は寝込んでしまいました。

病院の薬のおかげか、大晦日からは普通に過ごすことができたので“寝正月”にならずに済みました。