2015年6月30日火曜日

「けらい」

今日の福島弁「けらい」

今日の写真「バルコニーの濃い紫色の花の琉球アサガオが今年も空に向かって咲きだしました


アサガオと言えば春に種を播くのが一般ですがこの琉球アサガオは宿根草ですので、此の地では越冬させるため室内に取り込み春を待ちます 

増やす場合は種を付けないのでランナー茎に土をかぶせ根を出させてから株分けするか挿し木(芽)をします」

意味:ください

使い方:「売ってけらい」
→「売ってください」

福島市に住むsei爺は「けらい」を使ったことはありませんが、県北の伊達市(だてし)【旧:梁川町(やながわまち)】では、お店に入って物を買い求める時にこの「けらい」が使われています

ちなみにsei爺が子供の時使っていたのは「売ってくなんしょ」・「売ってけらんしょ」→「売ってください」でした。

 “「そうだっちゃ」→「そうだよね・そうでしょう」と「けらい」→「ください」”は福島県のお隣の宮城県(仙台市他)の有名な方言ですね。

 尚、旧:梁川町は宮城県丸森町に接しています。


今日、6月30日は晦日(みそか)。

12月末日だったら大晦日だから今日は1年の丁度半分なので半晦日?

それとも中晦日?

と考えるのはsei爺だけでしょうか?

2015年6月26日金曜日

「とっと」

今日の福島弁「とっと」

今日の写真「5月の連休に植えた3株のキュウリは、6月に入ってからというもの記録的な暑さと雨不足で思うように育ちませんでした 

でも仕事を終えてから毎夕畑に行き水やりを怠らなかったせいか6月下旬になってからようやく収穫出来るようになりました」



意味:①鳥、にわとり(幼児語)
意味:②取ると

①の使い方:「とっとさんさはこうやって餌やんだよ」
→「鶏(にわとり)にはこのようにして餌をあげるのだよ」

 放し飼いの鶏(にわとり)にエサをやろうとする時は「とうとうとう」と言いながら集合させました。

②の使い方:「としとっとさっぱしいいごとねいない」
→「歳を取るとさっぱり良いこと(が)ないね」

と老人になるとついつぶやいてしまいます

子供の頃のキュウリはヘタの部分が苦かったために収穫したキュウリのヘタを切り、その切った面どうしを擦り合わせしました。

すると白いヌルヌルが発生します。 

そうする事で苦味が取り除かれたのだと言うことを思い出しました。

今時のキュウリは品種改良が成されているためかヘタの部位もまず苦味はしませんね。

2015年6月22日月曜日

「んだがら」

今日の福島弁「んだがら」

今日の写真「ホタルブクロは十種類以上もあるというのに、性懲りもなく八重咲き白花のホタルブクロを店先で目にとまり買い求めてしまいました 綺麗綺麗!
 

除染が終わったら地植えしようかな そうするとやがて他のホタルブクロと交配し珍しい花が咲くことでしょう」



意味:①だから・そうだから(そうなので) 
②そうそう・そうなの(よ)・おっしゃる通り

①の使い方:「んだがらわだしの言ってだ通りだったべ」
→「だから私の言ってた通りだったでしょ」 

②の使い方:「あいづはこんじょまがってんでねいべが」と言う相手に対し「んだがら」と相槌する
→「あいつは根性が曲がっているのではないだろうか」「そうそう(私もそう思う)」

2015年6月18日木曜日

「びる」

今日の福島弁「びる」

今日の写真「八重咲き紫花のホタルブクロです 植えた記憶がないのに家の北側で昨年咲いたのが最初で今年で2度目の開花です 


八重咲きが咲いた理由は恐らく数年前に園芸種の八重咲きの鉢植えを近くに置いたせいで野生種と交雑したのではないかと思います ノラ「野生」に八重咲きはまず無いものと思っています 開花順第13号です」



意味:蛭(ヒル)

川や田んぼの他にも山に棲むヤマヒル・オカヒルなども居ます。

使い方:「田植えしでっとびるにたがらっちいだがゆがった」
→「田植えをしているとヒルに集(たか)られ(又は取り付かれ)痛痒ゆかった」

先週の土日から今日の数日にかけてホタルブクロ・ヤマホタルブクロ(開花順第1号から第13号)を始め、イチリンソウとカノコユリなどの鉢上げを行いました。

除染作業で消えないために。

東京電力様の放射能のお陰で大変な苦労をしています。

2015年6月15日月曜日

「せでげ」

今日の福島弁「せでげ」

今日の写真「開花順第12号で玄関に咲く紫花のヤマホタルブクロです 



久々登場のリードで繋がれたユメちゃんとヤマホタルブクロのコラボ 



庭のラベンダーも見頃となりました」



意味:連れて行け

使い方:「おらんとごもせでげ」
→「オラ(私・僕)も連れて行け」

1ケ月前(5月14日)にホトトギスはまだかいなと書きましたが、それから約1週間後毎朝寝室から甲高い声で“トウキョウトッキョキョカキョク(東京特許許可局)”とホトトギスの鳴き声が日々続いております。

最初の頃は初鳴きを含め喜んで聞いておりましたが、この頃はまだ夜が明けない真っ暗な3時10分ごろでも“トウキョウ・・・キョカキョク”と鳴いおりホトトギスってなんてうるさい鳥なんだと思うようになりました。

つい先日は郭公(カッコウ)と共演し“カッコウ~トウキョウトッキョ~カッコウ~トウキョウトッキョ”と10分以上もこの親戚の2匹が交互に鳴き続けていました。ああしんど、睡眠不足!!

でも、聞こえる内が花。

キジもわんさかわんさいるし、カランキョ(カナヘビ)も庭先でユメちゃんの遊び相手だし、招かざる大嫌いなヘビも先日庭に出で来たし、まだまだ自然がいっぱい残っているんだなと感じながら暮らしています。(ヘビだけは苦手なので早速ホームセンターでヘビ除け剤を買い求め庭の周囲に散布行いました)

2015年6月12日金曜日

「とごとる」

今日の福島弁「とごとる」

今日の写真「またまたホタルブクロで恐縮です 開花順9号、北庭で咲く紫色のヤマホタルブクロです 

10号は青花の愕(がく)が反り返っていないホタルブクロで南東のお隣の境で咲いています


11号は白花のホタルブクロで庭の南、家の際で咲いています 



ホタルブクロは食傷気味ではと思いましたのでこの辺でホタルブクロと離れ、鉢植えのカシワバアジサイ満開の様子をどうぞ」



意味:布団を敷く

使い方:「とごとったがらもうねらんしょ」
→「布団を敷いたからもう寝なさい」

2015年6月8日月曜日

「かだす」

今日の福島弁「かだす」

今日の写真「私道に咲く開花順第7号、紫の花をつけたヤマホタルブクロです



第7号の南側には第1号(白地に赤縦筋)のホタルブクロとごく普通の白花、そしてこの第7号と3種が一箇所に固まって咲いています



鉢植えのホタルブクロは茎と葉が赤みがかっているので赤花と思いきやこれに反して第8号の白花ヤマホタルブクロです



東日本大震災から4年以上も経った我が家にもこの夏頃に“除染”があるとか 

市から委託された業者が、庭や私道の土の表面数㎝~数10㎝をはぎ取る作業です 

こうなると樹木を除いた草花などのホタルブクロを始めイチリンソウやクリスマスローズ・ユリなどをことごとく鉢上げしなくてはなりません 

週末になると菜園にばかり行っているので、仕事を休んででもしなくてはと目下これが悩みの種です」

意味:片付ける

使い方:「ものおぎさいっちょいでるむっしょだのござだの ちらげでっからもうちょべっとかだすべで」
→「物置にいれているムシロやゴザなどが 散らかっているからもう少し片づけようよ」

2015年6月5日金曜日

「しょってる」

今日の福島弁「しょってる」

今日の写真「オーソドックス(直訳:正統派) いや、言い直して一般の若しくは普通のホタルブクロとは違い、愕(がく)が反り返っていない今年の開花順第4号で赤紫色の花をつけるヤマホタルブクロです

第5号の白花で頭にヤマが付かないホタルブクロです



第6号の赤花のホタルブクロです


これら全て私道の一番後ろの北西で3種並んで咲いています」

意味:うぬぼれている 背負(せお)ってるから

使い方:「あいづはいづもしょってっから」
→「アイツはいつもうぬぼれているから」

6月3日(水)の雨の予報は見事に期待外れでした。

降ったのは確かでしたがお湿り程度で菜園の表土約1㎜濡れただけでした。
 
当地は明日6日土曜日の朝方雨の予報。

畑は乾ききっているので今度こそと期待してこれから直ぐ就寝します。

夜の10時近くなったため「なんせかんせ ねむたくて わがこいとぎど違い いづまでも 夜おそぐまで おぎでらんに ”歳だべナイ”」

2015年6月1日月曜日

「まちぽい」

今日の福島弁「まちぽい」

今日の写真「お隣の宮城県にある“仙台市みちのく公園 ・国営みちのく杜の湖畔公園”のポピー150万株が満開と聞いて昨日31日(日)に訪ねてきました シニア料金で入場と決め込んで行ったら当日は無料開放日でした 確かに150万株前後満開でした 


開花順第2号庭北側のホタルブクロ 



第3号庭南のホタルブクロです」



意味:まぶしい

同意語:「まつぽい」

使い方:「おてんとさま5がづだどゆうのにギラギラしてまちぽいべした」
→「太陽は5月だと云うのにギラギラしてまぶしいね」

福島市では4月20日(月)に雨らしい雨が降ったのを最後に40日以上も晴れの日が続いています。

夕立(にわか雨・雷雨)もありません。雨不足で農作物は大打撃。

日中の熱波で夕方畑に行くと葉物はぐったりとしています。

なるべく水やりはしたくないのですがそのままにしているとその後の生育に大ダメージが及ぶため最小限水やりをしています。

庭の草花もそうですが野菜も一度水やりをすると毎日水がもらえると思うらしく葉から水分を余計に播き散らします。その結果毎日朝か晩水やりします。一日でも水やりをしないと葉や茎が萎(し)れます。だから毎日水やりをすることになってしまいます。

今年は4月後半から昨日の5月末日までの夏日・真夏日の合計が31日(40日中)もありました。

♪あ~め(雨)よ来い。は~やく来い♪ 

あさっての水曜日の6月3日は雨の予報だが5月31日の日曜日に裏切られたばかりなので期待しないで待ってます。