2017年12月25日月曜日

「きばる」

今日の福島弁「きばる」

今日の写真「エンドミルです!!


いきなりステーキじゃなく、いきなりエンドミルだよとこの写真を見せらても皆さんが皆、だからこれは何なのよと思いはしました・・・が

敢えてこれを掲載致しました (この時期だから花などの写真が乏しいのです)


エンドミル、英語でEnd mill 

この刃物は物づくりには欠かせません

一見、ドリル(穴空け工具)似ていますがエンドミルはフライス加工(フライス盤、マシニングセンタ)に取り付けて使用する切削工具です

刃物の側面と下の刃で金属を削ります 金属工作機械のX軸とY軸の左右を使って!

自動車を作ったり、航空機や家電などの他金型にも必要な工具です

この分野はうん十年携わったので専門分野です

きりが無いのでエンドミルの説明はこの辺で終わりにしますが、ご興味のある方はネットで調べてみてください


ちなみに、いきなりステーキ福島店は12月21日に福島県福島市に初オープンしました

その内、混雑解消したら行ってみたいと思います」

意味:はずむ

使い方:「招待さっち 遠慮なぐ 来たげんちょ 今日のごっつお なんだって きばったんだ ない」
→「招待されて 遠慮なく 来たけど 今日のご馳走は なんだって はずんだのだ ね」

福島弁での「きばる」は「はずむ」の他にも「大盤振る舞いをする 、見栄を張る、思い切って多くの金銭を出す」などの意味もあります。

京言葉のように相手に対し「おきばりなさい」みたいにはまず使いません(でしょう)。

福島弁では相手が言う言葉ではなく自分自身が行う所作を表す言葉(「きばる」)です。


京言葉の「おきばりやす」は連続テレビ小説「わろてんか」で主人公である”てん”が”藤吉”の出かける際にちょくちょく使ってますね。

これは「頑張ってくださいね」という意味と解釈しています。

2017年12月19日火曜日

「ほう」

今日の福島弁「ほう」

今日の写真「ずーっとプロパンガスの風呂釜を使い続けていましたが月々のランニングコストが高いと感じ、約10年前に灯油式に変えました

写真はその灯油式の操作パネルです
 

台所にも同じような機能を持った操作パネルが付いております

で・・・、約10年間、今まで何故か一度も使ったことがなく今日始めてそのパネルの内の一つのボタンの使い方を妻から教わり分かった次第です

それは”優先”です

普段、台所にあるパネルで”運転入”を妻が押して風呂炊きします ”給湯/シャワー:37℃”で”風呂温度:42℃”に設定しています

沸いたら私が一番風呂に入ってからシャワー37℃ではぬるいので”給湯/シャワーを42℃”に変えるために”運転切り”を押し一旦OFFにします

その後風呂場で”運転入”にしますが”ふろ自動”は稼動しなくなります 時間が経つにつれ風呂が冷める一方になります

もちろん再度”ふろ自動”を押せばその機能が働くのですが・・・
そんな”運転の入り切り”をせず”優先”を押せばなんなく解決していたのでした

妻から「とうちゃんはいづも取説みねんだがら」と言われました
洗濯機や電子レンジの操作は母ちゃんには「かなわねない」
「んだげんちょもパソコンの設定や使いかだはまげねゾイ」

ああ、そういえば操作パネルに”通話”のボタンがありました

設置した始めの頃”もーいいかい?”、”まーだだよ”程度の会話をしたっきりで何度か使いました

”大丈夫?”、”大丈夫だよ生きてるよ!”みたいな”通話”のボタンをそろそろ活用しないとね」

意味:そう

”あんだ わがいって皆言ってるわよ(貴方は 若いって皆が言ってるわよ)”
使い方:「ほうがい?」
→「そうなの?」

”あんだ いじめらっちんの?(貴女は いじめられているの?)”
「ほうだで」
→「そうなのよ」

2017年12月12日火曜日

「たがあがり」

今日の福島弁「たがあがり」

今日の写真「早朝から晩まで雪が降り続き寒い一日となりました
明日朝の通勤時間帯はこの冷え込みで道路が凍結しているものと覚悟しています

若い時は余り気にしていなかった凍った道路
今は怖くて怖くて仕方ありません


今朝は赤とピンクの2種類のサザンカも綿帽子をかぶりました


西高東低の天気図になる冬は、会津地方は晴れ間が少なく毎日のように雪が降り、一方太平洋に面した浜通り地方は晴れる日が続きます

ここ中通りはその中間に位置しますので、降っても会津地方のような大雪にはならず、そこそこ晴れ間が多いといったところでしょうか」

意味:高価につくこと

使い方:「とぐばいのBSアンテナ買ってきたんだげんちょも ちょうせづひ ばがたがぐって かえって たがあがりだったない」
→「特売のBSアンテナを買ってきたのだけど 調節費が 馬鹿に高くって かえって 高く(高価に)ついたね」


2017年12月5日火曜日

「あっかい?」

今日の福島弁「あっかい?」

今日の写真「昨日の12月4日、福島市曾根田町のMAXふくしま4階にて手づくりショップが開催されました

妻はこの同好会出品者の一員です 今回も毎日毎日こつこつと作り上げた作品を数多く出品しました


時節柄、クリスマスツリーとサンタさんのグッツです

毎回人気があってなんといっても売れ筋なのは猫です
今回は猫の親子を作って展示しました
10時の開店直後すぐに売り切れ、追加注文もあったようです


先取りでお正月重ね餅も展示しました


お蔭様でこれもお買い上げとなりました

せっかく どうもない」

意味:ある? あるの?

使い方:「以前こんな経験したごどあっかい?」
→「以前、このような経験した事したことがある(の)?」

2017年11月28日火曜日

「こぎる」

今日の福島弁「こぎる」

今日の写真「小さな小さな水槽でメダカを飼い始めました 割と安価な楊貴妃という種類で6匹います

 

今月の19日にミナミヌマエビ5匹を混泳させましたが地味な色で何処にいるか探してもなかなか見つかりません

そこで26日に、これもメダカと混泳させても大丈夫といわれているシュリンプ(白地に赤い縞模様が入ったエビ)3匹を入れ楽しんでおります

メダカ6匹と先入のミナミヌマエビ5匹、今回のシュリンプ3匹同時撮影は全くもって無理でした

なにしろ、エビ達はウイローモスの台座の下やその他の水草の根元に潜りこんでいますから・・・


私は寒い季節になったのでヒーターを入れて毎日餌を与え元気良く泳がせておりますが、自然の環境で屋外に置けば冬眠状態に入るので、このほうが寿命が長くなるとか

又、エビと混泳させないのが良いという人もいるみたいですので、メダカを飼う人は、ご自身のご判断でヒーターを入れる入れない及びエビ混泳の有り・無しをお決めください」

意味:値引きさせる

使い方:「関西人はキオスクでも これ、まからんかっーて こぎるんだどぉ」
→「関西人はキオスク(キヨスク kiosk)でも これ、安くならなぁーいって まけさせる(交渉をする)ンだって」 


今は昔、大阪出身の方が会社の先輩におられました。

駅構内のキオスクで商品を手に取ってニコニコしながら店員さんに「これまからんかっー!」と云うのを何度と無く聞きました。

同じ体験をしているうちにようやく「まからんかっー」を理解することができました。

値引きをしたくって聞いているんじゃないんです「まからんかっー」というのはご当人にすれば”おはよう”とか”こんにちは”のような挨拶だったンです。

関東の人もそうだと思うのですが、特に東北人の私には今だにこういう交渉は苦手です。

いつも定価や言い値で買ってしまいます。




2017年11月22日水曜日

「いっこどね」・「いっこどねぇ」

今日の福島弁「いっこどね」・「いっこどねぇ」

今日の写真「庭というよりも私道ギリギリに生えたナンテンは庭のナンテンよりも大きな赤い実をつけます


今週初めには平地でも初雪が降りましたので来月に入ればこの実を食べに来る野鳥も多くなり日を追うたびに実の数が少なくなることと思います

ナンテンの実が好きな野鳥はヒヨドリをはじめオナガやツグミ、コジュケイ、ジョウビタキなどなどです

この木が生えている真上には電線があるためきっと野鳥が運んでくれたのでしょう 
 
野鳥は兎に角赤い実が好きなようです 

数年前、鉢植えで買い求め庭に置いたヤブコウジは一晩というか翌朝起きてみたらあんなにあった赤い実が一粒残らずありませんでした」

意味:居る事無い→居ないで

使い方:「まげだんだがら いづまでも のごって いっこどねぇ べした」
→「負けたのだから いつまでも 残って 居る事ない でしょ(居ないで)」


2017年11月14日火曜日

「こうしゃぐか」

今日の福島弁「こうしゃぐか」

今日の写真「近隣の農家のサンふじ(リンゴの品種)がたわわに実り真っ赤になって来ました


寒さに出来るだけ当てた方が実の芯に蜜(透明に変化)が入りとても甘くなります

収穫時期は今月末ごろでしょうか

春先まで実がパリパリとしていて歯ごたえが良くミソ(モソモソして歯ごたえの無い)になりにくい良い品種です

風呂上り茶の間で炬燵に入りながら、キンキンに冷えたサンふじを食べる時期がもうすぐやって来ます」

意味:弁が立つ人(但し、良いほうの意味で使わない)

「こうしゃぐか」の「こうしゃく」は講釈、「か」は家で「講釈家」から。

講釈をたれると言えば、能書きをたれる・能書きを並べる等、講釈が付く言葉はやはり良い意味で使われていませんが、講釈師と言うと講談師を指します。

使い方:「こうしゃぐかだがら 今度の選挙さ たでば ええんでねえ」
[だめだ げんちょも ない]

→「弁が立つ人だから 今度の選挙に 立候補すれば いいンじゃない」
[落選 するだろうけど ね]





2017年11月4日土曜日

「ゆふだ」

今日の福島弁「ゆふだ」

今日の写真「今日は飯坂巡りです
自宅から歩いて温泉街を久しぶりに一周してきました

歩いてというとすごく近いんだなと思われるでしょうがその昔、源義経だって京から奥州藤原氏の元へかなりの距離を2度も歩いて往復しているのだから、自宅からの距離はご想像にお任せします

飯坂温泉駅前には芭蕉の銅像が建っています


開業当時(大正13年)は花水坂駅(福島駅から乗車すると終点の飯坂温泉駅の一つ手前の駅)が飯坂線の終点でした

正面からの飯坂温泉駅の風景です 人影が途切れた時に撮りました


カツ丼の店、十綱食堂です
今日は休みか夕方になったので閉めてしまったのかは不明です
定休日は不定期みたいだからわかりません


以前店に入った時先客男性一人が、かつ丼を頬張っていました
そして私達二人も同じものを注文
その後訪れた女性一人はお風呂上がりの様子で、やはりかつ丼をご注文

私達が食べ終える頃に入店してきた男性二人もかつ丼を所望しました
やはりかつ丼の店でした
ここのかつ丼は800円で美味しいですよ

飯坂温泉で一番古い湯で元禄2年(1689)に飯坂を訪ねた芭蕉もこの湯に入ったといわれている鯖湖湯(さばこゆ)です


この斜向かいにある木造2階建ての温泉旅館、なかむらやです


鯖湖湯のお隣のほりえやという旅館も木造2階建てで情緒があります

地元の信用金庫も昭和のたたずまいです



飯坂温泉駅に一番近い波来湯(はこゆ)は人気があるのですね


目の前で若い女性3人組が飯坂ホテル聚楽(じゅらく)方面から、その反対の飯坂温泉駅からこれまた若い女性3人組が続いて波来湯に入って行きました」


1955年3月31日に伊達郡湯野町が信夫郡飯坂町合併し信夫郡飯坂町大字湯野となり、私の記憶では共同浴場の入浴料は1円から3円になりました。
伊達郡湯野町時代は、ずーっと1円で入浴できました。

1964年1月1日に飯坂町は福島市に編入され、これも記憶ですが入浴料が3円から10円になりました。

現在の入浴料は波来湯だけが大人300円で、他の8つの共同浴場は200円です。

旧信夫郡飯坂町側にある共同浴場はこの他にも大門の湯、八幡の湯、十綱の湯があります。

旧伊達郡湯野町側(摺上川の東部)にあるのは切湯、導専の湯、仙気の湯、天王寺穴原湯です。

意味:共同浴場の入浴券




2017年10月30日月曜日

「ぜぇ」

今日の福島弁「ぜぇ」

今日の写真「ギネスブックにも登録されていて世界最大級の数を誇る新潟県の道の駅クロステン十日町の”幸せを呼ぶ傘つるし雛”です



長さは10mもあって雛の数は108種類、その数はなんと12,088個もあるそうです


圧巻でした」

意味:①家 ②良い(いい・よい)

使い方:①の使い方「寒いがら はやぐぜぇさ あがりな」
→「寒いから 早く家に 入って」
 
②の使い方「ほだごど気にしねで ぜぇんだがら」
→「そんな事気にしないで 良いのだから」

2017年10月23日月曜日

「こばがくせ」

今日の福島弁「こばがくせ」

今日の写真「お茶の花は大概(たいがい)「だいたい、たいてい」下を向いて咲いているために撮るのには苦労します

可愛い花です 


実はその花からは想像も出来ないほど大きくなります

親株の根元には自然にこぼれた種から芽を出し新しい命(いのち)が受け継がれています

鉢植えのメキシカンセージ(正式名はメキシカンブッシュセージ?)の花はビロードのように手触りの良い花をつけます
 

数年植え替えと追肥をしていないので、花の数とボリュームはもうひとつどころかもう三つくらいで撮った時、今年は手入れせずごめんねとつぶやきました

地植えのホトトギスは園芸種の白花です 


一般には赤紫の花でホトトギスという鳥のおなかにある模様と似ているのでこの名前がついたようです」

意味:馬鹿みたい

使い方:「こばがくせし こっぱずかしいし おら ほだごどでぎね」
→「馬鹿みたいだし はずかしいし 私 そんなこと出来ないわ」


違和感のある言葉

「~もらっていいですか?」

この言葉に始めて出会ったのは2011年、東日本大震災に遭った年の夏でした。

現役を引退た後にアルバイト先の福島県の自治体で働いていた時の出来事です。

Aさん:「○○さん(私のこと)一緒にこの書類、みで(見て)もらっていいですか?」
私:「(ん?なんのこったべ? みでもらってって。 あっ! そうか書類を一緒に見てほしいということか) あっ、はい」

ほんじゃらば「○○さん、一緒にこの書類を見ていただきたいのですがよろしいでしょうか」とが、
「○○さん、一緒にこの書類を見ていただけませんか」でいいべしたナイ。


その後も、テレビを見ていると頻繁に「~もらっていいですか?」「~してもらってもいいですか?」
タレントばかりではなく、某公共放送のアナウンサーまでもがこれを使っています。


感激したときに多くのみんなが使う「鳥肌がたつ」と同じくらいに違和感があります。

でもこの「鳥肌がたつ」は”怖い時や寒気がした時以外にも感激した時にも鳥肌がたつ”場合もあるとのことなので一概に間違った使い方では無いとのこと。

ん~。

半分、納得!


先日、究極の「~もらっていいですか?」に出会いました。


それは「もらってもらっていいですか?」でした。


なぬ?

仕事先での会話(?)です。

Bさんが品物を取り出て空っぽになった箱を私に差し出して云いました。

Bさん:「もらってもらって いいですか?」

私:「(えっ? もらってもらってって?)」

約3秒後”正しい日本語”に翻訳できました。

2017年10月15日日曜日

「へりこ」 「へりっこ」

今日の福島弁「へりこ」 「へりっこ」

今日の写真「福島県郡山市湖南町の布引高原にある風力発電所です
 

とても大きく翼の直径が71mあって、風力発電の翼までの高さが100mもあるそうです


全部で33基があり年間に作られる電力量は約12,500万KW時/年で約35,000世帯分の消費電力量に相当するそうです」

意味:縁(へり・ふち)

布引高原の風力発電所の風車は、はるばるドイツから貨物船で運ばれ福島県いわき市の小名浜港に着きました。

港からはトレーラーで布引高原へ夜中だけ2泊3日かけて運ばれ2007年2月から運転が開始されました。


ドイツは世界一の風力発電の先進国だそうで18,428MW(メガワット:1メガワットは1,000KW)もの設備容量を持っています。

2位はスペインで10,027MW,3位がアメリカで9,149MWだそうです。

ちなみに日本は1,078MWで10位です。

以上は2005年時点のデータですので、近代は中国が台等してきており1位の座を奪還しているのかも知れません。

2017年10月5日木曜日

「なんぼが」

今日の福島弁「なんぼが」

今日の写真「昨日は中秋の名月でしたが我が地方ではあいにくの曇り空となり、雲の合間から時々見える名月を愛でました

今夜の月は雲ひとつ無くまん丸です 上手く撮れていませんけど


1日遅れとなった菜園で採れたカボチャも晩御飯の食卓に上りました

ところで満月は明日6日になるそうです 

昨日の十五夜は満月ではなかったのですね 

旧暦と関係があって必ずしも中秋の名月は満月と1~2日ずれるそうな


庭の八重咲きのシュウメイギクが一重咲きより約1週間遅れで満開になりました 




これは白花の八重咲きですがピンクや紫色もあるようです」

意味:いくらか

使い方:「交渉したら なんぼが やすぐなったんでねぇ?」
→「交渉したら いくらか 安くなったンじゃない?」

福島県会津の猪苗代湖には、昨日冬の使者コハクチョウ2羽が昨年よりも3日早く舞い降りたそうです。

又、今朝は福島市と会津地方にまたがる吾妻山に初冠雪が確認されました 

紅葉はこれからが本番なのですが、高い山では冬の到来でしょうか。


ところで昨日の中秋の名月は雲の合間から時々見える程度のお月様でしたので、有名な一休さんの和歌を思い出しました。

奈良のたきぎ周辺の村々は近衛(このえ)殿と云う殿様の領地で、その家来に左近尉(さこのじょう)という家老がおりました。

この家老が農民から年貢を強引に取り立てていたので、百姓どもが一休和尚に訴状を書いてくれるよう頼みました。

しかし和尚は長々とした訴状よりもこれを近衛殿に届けなさいと詠んだ和歌がありました。
 
”世の中は 月にむら雲 花に風 
   近衛殿には 左近(さこん)なりけり”

 むら雲:群がった雲
 花:桜

 ”月を邪魔する雲と、折角咲いた桜の花を散らす風と同じように名君を台無しにしている家老”


これを読んだ近衛殿は大いに面白がって年貢を軽くされたそうです。

教養があって粋な采配をする殿様だったのですね。


2017年9月30日土曜日

「かがね」

今日の福島弁「かがね」

今日の写真「鉢植えのハイビスカスを毎年春から秋にかけて庭に置いたらミズヒキ(水引)がいつのまにか宿りました


長く伸びた花穂に小さな花をたくさんつける可愛い雑草です

こちらは数年前から私道に自然に生えた珍しい白花のミズヒキです


そういえば雑草ながら大好きな花のひとつのネジバナにも白花を咲かせる株がススキの鉢で2年ほど前に見つけたのでおそまきながら今秋はそれを鉢上げしようと思っています

夏の終わり頃から咲き始めるシュウメイギク(秋明菊)も私の出番とばかりに庭のあちらこちらで満開になり見頃を迎えました


オーソドックスの白花のシュウメイギクです



ピンクがかったシュウメイギクはあまりお日様の当たらない家の北側でも咲いています



こちらは鉢植えの濃いピンクの花のシュウメイギクです


背丈が小さいので鉢植えにはもってこいの品種かと思います



今回は登場しない八重咲きのシュウメイギクはあと1週間ほどしたら見ごろかと」

意味:書かない (描かない)

使い方:「おら絶対かがね」
→「オイラは絶対に書かない」


「かがね」の応用編その1

「かがねっかなんね」
意味:書かないといけない
使い方:「あしだまで絶対にかがねっかなんね」
→「明日まで絶対に書かないといけない」


「かがね」の応用編その2

「かがなっかなんね」
意味:書かなくてはいけない
使い方:「あしだまで絶対にかがなっかなんね」
→「明日まで絶対に書かなくてはいけない」


2017年9月24日日曜日

「うむっちゃ」

今日の福島弁「うむっちゃ」

今日の写真「今日、宮城県加美郡加美町の”やくらいガーデン”を訪ねてみました

MapFanで事前に調べたら片道約130Kmのところです

高速道路を飛ばして2時間と15分かかりました

目的は丘一面に咲く季節の花々の鑑賞とレストランでのバイキングです

入園料を払って、丘を登る前にまず黄色とオレンジ色の黄花コスモス達が迎えてくれました


これを見て私の知人のことを思い出しました

「コスモスは赤や桃色それと白に決まってっぺ!」
「黄色いコスモス見っと電動草刈機で全部刈っちめいてぇ!」

っと常々申しておりましたので、お願いだからこの場に現れないようにと祈りました

家内もこのことについては分かっていて、この黄花コスモスを見た途端に「あっ! 黄色だから危ない!」っと笑いを押し殺しながら反射的に私に言いました


期待通り虹色ガーデン”ふるるの丘”には色とりどりの花が咲いておりその広さと花の種類の多さに満足しました

三つに分かれて咲く紫色の花を私は通称、三つ又と呼んでおりましたが正式名が表示されていました

バーベナ・ボナリエンシスですって

その後ろに見える真っ赤な絨毯はサルビアです


その他にも赤い花のケイトウ・ベコニア、紫色のサルビア、黄色のケイトウ


それに蝶が飛んでいるような薄いピンク色の花をつけたガウラなどなどでした

ここはバラの香りがするウェディングのチャペルがあって今までここで挙式したカップル達の記念樹が道々に植樹されていました

又、スキー場もありリフトも見うけられました


斜面はかなり広くなだらかなので初心者向きだと思いました

もう一つの楽しみのバイキングでは昼時なので席が空くのを予約する名前を記入したのですが大分待たされました

小一時間ってとこですかね

ようやく私達の番が来ました

肉系を所望の人には少し物足りないかと

肉と魚はロースとビーフとから揚げ、それと白身魚のフライとニシンの何とか?のお料理です

私はもっぱら肉以外のパスタと生野菜と果物を中心に頂いて最後にホットコーヒーを飲み70分のコースを約6割で終了しレストランを出て帰途に着きました」

意味:む(蒸)した

使い方:「今日はきせづ外れにあづいごど うむっちゃない」
→「今日は季節はずれに暑いこと 蒸したね」

2017年9月15日金曜日

「うぢんなが」

今日の福島弁「うぢんなが」

今日の写真「おソバやそうめんなどの薬味にと菜園で一昨日茎ごと採ってきた あおぢそ(青シソ)の葉っぱに昨晩になってでんでんむしの赤ちゃんが たがって(とまって、這って)いたのを見つけました


家内は葉をちぎってもシソの香りが少ないので お父さん(私の事)が昨年種を蒔いたエゴマではないかと?

確かに香りが少ないのでそうかも

ちそ(しそ)やエゴマではかわいそうかと冷蔵庫から取り出したレタスに乗っけたら角らしきものを出しました

そこででんでんんむしの歌詞を思い出しました

♪~ でんでん むしむし かたつむり
お前のめだまは どこにある
つの出せ やり出せ めだま出せ ~♪

この歌詞にあるように何処が頭で目玉なのか角なのか考えました

まして槍などあるのかなと?

少しだけ調べてみました

そうしたら、角には大触覚と小触覚とがあって写真のように上に向かって長く伸びているのが大触覚らしいのです


小触覚は短く大触覚の下側に付いていて味覚や臭覚を感じる触覚とか

そして目玉は大触覚の先に付いていてそれに人が手を触れたりすると引っ込めるンだそうです


ところで、でんでんむしの親戚?のナメクジって嫌いです

8月25日に白菜の種をポット巻きし本葉4枚になった苗が4分の1ほどナメクジの被害を受けました

置いた場所が庭の片隅で悪かったのか、小触覚を働かせ夜になってから若葉を食ったのでしょう

朝になって食害に遭ったポットの数個からナメクジを3匹見つけ駆除しました

駆除とは言ってもポットを置いた庭から10メートルほど離れた庭の後ろの場所に”ポイ”しただけですけどね

あっそうそう、でんでんむしの赤ちゃんは今朝になって庭に放してやりました

白菜の苗をナメクジに食われたらいやだけど、でんでんむしならめんごい(可愛い)ので許せそう」

意味:家の中

使い方:「台風くっから うぢんながさ おっこめどいだほう いいんでねぇ」
→「台風が来るから 家の中に 取り込んでおいた方が 良いのではないかい」


2017年9月10日日曜日

「やんだ」

今日の福島弁「やんだ」

今日の写真「福島県南会津郡下郷町落合の猿楽台地(さるがくだいち)は一面のソバ畑がどこまでもどこまでも続いていました

来週の3連休(9月16日~18日)になっても見ごろが続くでしょう



真っ白い花が満開です 晴天に恵まれ、たくさんのミツバチ達もソバの花の蜜を集めに大忙し 


ブーンブーンと飛び交っていました


今日は何年かぶりに郡山市湖南町の布引高原(ぬのびきこうげん)に行く予定でしたが急遽猿楽台地になりました

布引高原には高さ約100メートルもある風力発電用の風車が30基以上もあり、布引大根でも有名な処です

磐梯山や猪苗代湖が一望できる絶景の地ですので郡山といっても会津といった感じの場所です

そして平年9月上旬までのひまわりと9月中旬見ごろのコスモスの群生が今年は天候のせいでコラボして一緒に咲いているとの情報でしたので捨てがたい気がしましたがソバ畑になりました

こちらも来週の3連休でも大丈夫かと思いますが・・・」


意味:①嫌(いや)だ ②痛んだ(病気のために)

使い方:①の使い方「あんだど一緒にいぐのやんだ」
→「貴方と一緒に行くのはいやだ」 

②の使い方「おどでは一晩中おぐの歯やんだんだ」
→「おととい(一昨日)は一晩中奥歯が痛んだンだ」


今日の福島の「やんだ」は「やだ」の「や」と「だ」の間に「ん」を入ると少し砕けた感じになるとか。

これを『撥音添加』と言うそうです。

あまりをあんまり、鳶(とび)をトンビ、すごくをすんごく、すごいをすんごい etc...。

福島弁では「やんだ」の他にも、桃を「もんも」、ミミズはミがメに変わって「めんめず」などがあります。


今日の福島弁と写真の関連から奥州仕置(おうしゅうしおき)について。

奥州仕置は、天正18年(1590年)7月から8月にかけて豊臣秀吉による奥羽地方に対する領土仕置が行なわれました。
秀吉一行は会津黒川城(後の会津若松城)が普請中だったため会津興徳寺に入りました。

会津で秀吉は不機嫌だったそう。

それは、会津のおなご達が「秀吉様」を『撥音添加』して「しんでよしさま」と言ってたからだとか。
秀吉には「死んで良し様」と聞こえたからと、大分以前にラジオでこのようなことを聞いた記憶があります。

2017年8月31日木曜日

「しろぶがし」

今日の福島弁「しろぶがし」

今日の写真「福島県の伊達市(旧伊達郡霊山町)の霊山(りょうぜん)はごつごつとした巨大な岩だらけの山です


今から約680年前の南北朝時代の武将、北畠顕家(きたばたけ あきいえ)が東北を治める拠点をこの霊山に築きました 


又標高1500m以下の”日本百低山”の一つに数えられている山です

頂上からは太平洋が見えるとか

外孫が夏休みを利用し1ケ月程福島に滞在して、帰る前日の8月27日に霊山の麓にある”霊山こどもの村”に行きました


遊具は人力のゴーカート(?)を始めノッポ自転車。この他にも遊具はたくさんあって、この大理石(?)の巨大な滑り台はお尻にダンボールを敷いて滑って楽しみました

意味:白ふかし(白いんげん豆のおこわ)

反:「おふかし:赤飯」

おふかし(赤飯)はもち米に小豆(あずき)が入った”あが(赤)まんま”で結納や結婚式などの慶事に用います。

慶事とは反対のお葬式や法事など、弔事の際には白いんげん豆が入ったしろぶがし(白いおふかし)が用意されます。


ちなみに来る9月2日(土)は実父の五十回忌の法要をお寺で営みます。

ご住職のお話では、親の五十回忌の法要ができるのは子供が長生きをしているからですとのこと。

本当にありがたいことです。


今、戸締りをしようと網戸にしていた玄関に行ったら秋の虫の声。

大合唱です。

9月の上旬まで聞こえるミンミンゼミの声に”頑張れ”と毎年応援している私ですが、今年は毎日のように降る雨と低温だから難しいかもしれませんね。

それでもミンミンちゃん頑張って!






2017年8月27日日曜日

「ひはがし」

今日の福島弁「ひはがし」

今日の写真「福島市の天気は8月22日現在で雨の日が21日間連続とのことでした 

その後も25日まで毎日降り続けました


そのために除草や追肥などがままならず菜園の夏野菜は草の勢いと雨に負け特にトマトは実が割れてままならない状況です


普段の年は毎日収穫するのですが日照不足で実が育たなく今日久しぶりに菜園にいきました


大輪が咲く種を蒔いたのに今年のヒマワリも小ぶりですねぇ~」

意味:日めくりカレンダー(暦:こよみ)

使い方:「おらいの孫はまいにぢひはがしはがしてくっちんだぁ」
→「家の孫は毎日日めくりカレンダーをはがしてくれているんだ」