2011年8月31日水曜日

「なんせかんせ」


今日の福島弁「なんせかんせ」

今日の写真「住まい近くのまだ青いリンゴ おそらくフジ(ふじりんご・富士・サンフジ)ではないかと思います フジなら12月に入り雪が2~3度降った後収穫したほうがが蜜が入りおいしくなります セシウムが入ってないように願わずにはおられません」

意味:何としても。 どうしても。

使い方:「なんせかんせあしたはがんばっぺで」
→「何としても明日は頑張ろうよ」

2011年8月28日日曜日

「しりっぽ」


今日の福島弁「しりっぽ」

今日の写真「玄関ホールで撮ったモクちゃん 避難先の千葉県の飼い主の元に今日帰りました 4月中旬からここで4ケ月間と少し頑張ったンだワン」

意味:尻っ尾(しっぽ)

使い方:「あだまなででやっと、うれしどいづも しりっぽふってくっちゃ犬だったべした」
→「頭を撫でてやると、嬉しいといつも 尻っ尾(しっぽ)を振ってくれた犬だったよね」

2011年8月27日土曜日

「みいい」


今日の福島弁「みいい」

今日の写真「我が家の農産物の御用達である毎度おなじみの伊達市んめーべで買い求めた真ん中がぺっちゃんこのめずらしい蟠桃(ばんとう)という桃です 孫悟空も食べた桃だそうで、この桃をひとつ食べると千年生きるという伝説があるそうです 丁度店内に生産者の方がいらして“栽培に手間暇かかり100個中、約半分の50個は種が割れ規格品外になります 毎年リピーターの方から注文があるンですよ 知る限りでは近くの農家5軒でしか栽培されていません 規格品は赤坂の料亭でデザートとして出されます あかつきという品種がショートケーキだったら、この蟠桃は和三盆です”とおっしゃっていました 食したら確かにさらっとしたまろやかな甘さの桃でした 長生きしそう!」

意味:見やすい

使い方:「この角度がら撮ったほうがみいい」
→「この角度から撮ったほうが見やすい」

2011年8月24日水曜日

「きたい」



今日の福島弁「きたい」

今日の写真「22日月曜日の夜に警戒区域である福島県南相馬市小高区からの避難犬モクちゃんの飼い主から、今度の日曜日(28日)に、避難先の千葉県から引き取り来ると連絡がありました 4月中旬から預かったので約4ケ月になりました 情も移りました でも、本来の飼い主の元に帰るのが一番ですね 朝昼晩3回の散歩で携帯電話機能の万歩計の数値は、ここ3日間何故か急に跳ね上がりました」

意味:不思議

使い方:「きたいどこの2~3にぢ以前よりおおいじがん散歩しっちまった」
→「不思議とこの2~3日以前より多い時間を散歩してしまった」

2011年8月23日火曜日

「ふぐぢ」


今日の福島弁「ふぐぢ」

今日の写真「散歩コースの桃畑には桃の実がたくさんついています しかし反射シート(銀色なので太陽光が射さない桃の裏側にも色付けさせるためのシート)の上には、ひとりでに落ちた桃が例年になくものすごく多いのです 毎朝もったいない気持ちで見つめてしまいます JA(農協)から指導があり、地面に一度落ちた桃は缶詰やジュース(ネクタリン)用にも出荷しない 収穫した桃の籠も地面に直に置かない セシウムが付くからだとか 生産者は吹雪の中の2月ごろから畑に出て剪定、消毒数回、花粉交配、実スグリ、品種によっては袋かけ、草刈り、そして日が明けると同時に畑に出て収穫し選果場に持ち込みます 同日夕方又、収穫します 家族総出の重労働です 今年は出荷単価も下がり気の毒としかいいようがありません」

意味:大根やカブなどの食べ物に巣(空気穴)が入った状態のこと。

使い方:「このたぐわんふぐぢでうまぐね」
→「この沢庵は巣が入っていておいしくない」

2011年8月21日日曜日

「うっしょ」


今日の福島弁「うっしょ」

今日の写真「若い&新鮮なキュウリほどトゲトゲがたくさんついています キュウリにしてみれば、まだ種が未熟なので虫達に食べられないようにしているンだそうです 実が熟し播いても芽が出るような種が出来る時期になるとトゲが無くなります 虫さんどうぞお食べ! そして種をあちこちに播いて! となる訳ですが人間は若い実のうちに取って食べてしまいます」

意味:裏。 裏手。 後。

使い方:「うっしょのはだげのキュウリとりさ行ってくっかんネ」
→「(家の)裏の畑のキュウリを取りに行ってくるからネ」

2011年8月19日金曜日

「しくだい」


今日の福島弁「しくだい」

今日の写真「飯坂温泉ファイヤー祭の前夜祭の花火打ち上げ 午後7時半から約20分間の花火大会でした 今夜も何十枚か連写で撮ったのに、この花火だけは上手に写せたという記憶がないような・・・」

意味:宿題(しゅくだい)

使い方:「しくだいやんねでがっこさいぐどせんせにおごられっから」
→「宿題(しゅくだい)をしないで学校に行くと先生に叱られるから」

2011年8月14日日曜日

「からまり」


今日の福島弁「からまり」

今日の写真「昨日の13日に福島市の高湯温泉街をすり抜け、無料開放中である吾妻スカイラインに行って来ました 浄土平の駐車場(ここも無料中)に車を止め、吾妻小富士に登ってすり鉢めがけて撮りました
宮城県蔵王のお釜のような沼(五色沼)はもちろん、水一滴ありません」

意味:ある年齢を指した前後の歳。 ある時間を指した前後の頃。

使い方:「あのしど ろぐじゅう からまり だべが」
→「あの人は 60歳前後 だろうか」

2011年8月11日木曜日

「よぐ」


今日の福島弁「よぐ」

今日の写真「純白色で大きい花を咲かせるユリの女王と呼ばれるカサブランカ 庭で強い香りを放ち咲き誇っています」

意味:いつも。 たびたび。

使い方:「よぐきてだ人だべ?」
→「いつも来ていた人でしょ?」

8月6日の「よぐあんちゃんにおぶさったもんだ」→「良く兄におんぶされたものだ」
→「いつも(たびたび)兄におんぶされたものだ」

2011年8月6日土曜日

「おぶさる」


今日の福島弁「おぶさる」

今日の写真「福島の桃は種類がいっぱい 7月中旬頃から暁星(ギョウセイ)、そして今が旬の8月上旬からあかつき・まどか、8月下旬から9月上旬の川中島白桃・ゆうぞら・黄金桃など 大久保や岡山白桃、白鳳などはあまり見かけなくなりました」

意味:おんぶされる。 おんぶしてもらう。

使い方:「よぐあんちゃんにおぶさったもんだ」
→「良く兄におんぶされたものだ」

2011年8月4日木曜日

「さぎおどどい」


今日の福島弁「さぎおどどい」

今日の写真「娘から届いた胡蝶蘭は何かの記念だとか 花は1株から2本立ちでプロ仕立てだから葉の枚数がすごく多い 素人はこうはいきません しばらくしたら素焼きの小ぶりな鉢に植え替えます このまま大きい鉢に植えたままだと確実に枯れてしまうから 来年も必ず咲かそうっと」

意味:一昨日(おととい)の前日

使い方:「さぎおどどい 東京さいるむすめがら届いだ胡蝶蘭 花キューピッドどいうやづでおぐったんだべが」

→「一昨日の前日(8月1日)に 東京に住んでいる娘から届いた胡蝶蘭 花キューピットというもので送ったンだろうか」

2011年8月2日火曜日

「いがった」


今日の福島弁「いがった」

今日の写真「知人から教えていただいた宮城県大河原町の“おおがわら天然温泉いい湯”に浸って来ました もちぶた館も隣棟にあり食事もできます 野菜直売所でトウモロコシやキュウリ、ナスなどを始め新鮮な野菜をたくさん買い込んできました」

意味:良かった。
反義語「わりがった」→「悪かった」

使い方:「いいゆでいがったナイ」
→「良い風呂で良かったね」

2011年8月1日月曜日

「やほごし」


今日の福島弁「やほごし」

今日の写真「伊達市の農産物直売所“んめーべ”手前の貸し農園の一角のひまわりは満開になりちょうど見頃でした みんな同じ方向を向いて咲いています 一輪だけへそ曲がりの花がありました セシウムいっぱい取ってくれ!」

意味:家を壊すこと(家の解体)

使い方:「あさってやほごしすっからてづだって」
→「明後日に家を解体するから手伝って」