2013年11月29日金曜日

「わだいれ」

今日の福島弁「わだいれ」

今日の写真「紅葉したツツジの葉っぱに霜が降りて真っ白になりました 今朝は今秋一番の冷え込みとなり福島は氷点下近くまで下がりました」


ところで霜が降りると言いますが、降りたものではないらしく、気温が一番下がる明け方の5~6時頃に空気中の水分が凍ったものだそうです。
ちなみに、霜柱は空気中の水分が凍ったものではなく、土に含んでいた水分が凍ったものだとか。

sei爺も今頃になると長靴の『あぐど』で霜柱を踏んづけ“キュツキュツ”と鳴らしながら小学校に通ったものでした。 いつ頃だったか今から何年前だったかを数えるには自身の両手、両足の指の本数だけでは足らないような年齢になってしまいました。


意味:綿入れ半纏【はんてん】

同義語:ちゃんちゃこ(前回、2013.11.28に掲載済み)

使い方:「こうもさむいどわだいれきねっかなんねべした」
→「こんなにも寒いと綿入れ半纏を着ないとならないね」

これを直訳すれば「なんねべした」は「ならないだろう・ならないでしょう」となりますが、全体の文脈から「ならないね」の方が自然ではないかと考え「ならないね」としました。

”お知らせ”
 当ブログで掲載済みの福島弁も、皆様方に支えられまして足掛け5年、今回で約600語超えになりました。
 この先、1000語を超える頃にはこのペースでは4~5年先となり、心臓も『ハカハカ』、頭は『馬鹿馬鹿』になっているかも知れません。
そのような危機感から本日、福島弁っていいですよ!を立ち上げるに至りました。
 こちらのホームページも是非とも訪問くださいまして末永くご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

2013年11月28日木曜日

「ちゃんちゃこ」

今日の福島弁「ちゃんちゃこ」

今日の写真「霜が二度ほど降りるこの時季に、毎年季節外れに咲く畑の雑草ホトケノザは、淡いピンク色の小さな可憐な花をつけ楽しませてくれるのと、野菜に影響がない低い背丈と、暑くなればひとりでに消えてしまうなどなので、草むしりをした時はわざわざ時間をかけてまで抜かないようにしています」


意味:ちゃんちゃんこ

長寿祝いで着るような袖【そで】のない羽織【はおり】で、綿【わた】入れが多い。
室内の防寒具です。

これを着たままこたつで寝てしまう『きどころね』がこの冬、東北で流行[はや]ります。

使い方:「ちゃんちゃこでもきねどさむくてわがんね」
→「ちゃんちゃんこでも着ないと寒くて駄目だ」

2013年11月25日月曜日

「あが」

今日の福島弁「あが」

今日の写真「茨城県常陸太田市竜神峡の竜神大吊橋は高さが100m、長さは375mもあって歩行者専用の橋としては本州一だそうです 昨日24日、高速道路を利用して片道約3時かかりました 思いがけず今年、試験的に行っているとのバンジージャンプも三回見ることが出来ました 橋の中央付近で立ち止まると震度1くらいの揺れが感じられたのと、ガラス張りになっている箇所から真下を覗き込むとあまりにも高いために足がすくんでしまいました」

 
 
「更にここから約20Km離れた袋田の滝もうん十年ぶりに巡ってきました どちらも無料駐車場は満杯であきらめ、有料の駐車場にしたのですが、止めるまでにかなりの時間がかかってしまいました」


意味:①赤 ②垢【あか】 ③銅【あかがね・あか】 

①~③まで、いずれも訓読みの「あか」が濁音化したものです。

2009.8.5掲載済みの「あがいしょ」の「あが」は「赤」の濁音化ではなく、語源は「明るい」と「いしょ:衣装」で明るい着物、すなわち「晴れ着」を意味していると考えます。

2013年11月22日金曜日

「はがいがね」

今日の福島弁「はがいがね」

今日の写真「今日は何の日?いい夫婦の日です それにちなんで今日入籍予定のカップルや結婚記念日を迎えた夫婦を祝うかのように早朝六時半過ぎ、近くの低い山の上に現われた七色の虹です」


ところで七色に見えるのは日本人くらいだそうって皆さんは聞いたことはありませんか?、
西洋人が見える色はせいぜい五~六色だと、先日朝のラジオで天気予報のおねえさんがおっしゃっていました。

意味:捗【はかど】らない

使い方:
”ブログで掲載してだふぐしま弁をあだらしぐホームページつぐって、たぢあげっぺど二~三にぢめいがらつぐり始めったんだげんちょもさぐさぐど”

「はがいがねくてあやまっちまった」
→「捗らなくて困ってしまった」

今日は何の日?いい夫婦の日の他にも釦【ボタン】の日。

更に、先日日本大使として着任されたキャロライン・ケネディさんの父で第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ氏が暗殺された日から数えて50年目という日でもあります。

私がまだ○学生で、もとい既に○学生になっていて学校から家に帰った時、当時はまだ他所に嫁いでいなかった姉からケネディ大統領が暗殺されたという話を庭先で聞いたこと、今でも鮮明に覚えています。

ケネディ大統領は歴代の大統領の中でもリンカーンと並び日本では特に有名だったのです。ケネディ大統領暗殺のニュースは世界中を駆け巡りました。

最後に、年末ジャンボ一等当選金七億円の発売初日。

今日はいっぱいありました。ふぅ!!

2013年11月19日火曜日

「えんがみる」

今日の福島弁「えんがみる」

今日の写真「食べ残しの餌を食べてくれるという熱帯魚の掃除屋さんコリドラスは、幅がたったの30㎝という水槽でたくさんの卵をガラスの縁に産みつけました その内1匹だけが孵化し育った小さなコリ赤ちゃん 砂底に口をつけて顔を左右に振りながらコリドラス特有の泳ぎを見せています 福島弁で「いっちょまえ:一人前」になってきました 親は4匹おり正式な名前はコリドラス・アエネウスとか 掃除屋さんと言われているコリちゃんでも専用の餌は与えています 動きが早いので撮るのが大変です!」


意味:大変な(えらい)目にあう、ひどい目にあう

使い方:「ちかみぢしたらあっちこっち工事中でよげいにじがんかがってえんがみっちまった」
→「近道をしたらあちらこちらが工事中だったので余計に時間がかかりって大変な目にあってしまった」


キャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使が儀装馬車に乗って皇居に向かわれるお姿、一目見たかった!

テレビでニュースを見てたら人・人・人!

けた外れの人気と期待度ぶりがすごいですね。

とても明るい、いいニュースです。

2013年11月15日金曜日

「くさらがす」

今日の福島弁「くさらがす」

今日の写真「今朝6時過ぎ2階から写した雪化粧になった吾妻(あづま)小富士(吾妻連峰) 来春になって雪解けが進み吾妻小富士の中腹の窪みに残った雪の白い輪郭が、山肌の茶褐色とのコントラスによって兎の形が現われ、これを種播き兎と言います 福島市の農家は昔からこの種播き兎の時期に合わせて野菜の種を播いてきました」

 
 
意味:腐れさせる  腐らす
 
使い方:「とったかぎこどしもほしがぁぎにしねでくさらがせんのがい?勿体ねない」→「収穫した柿(はちやがき:蜂屋柿)を今年も干し柿にせず腐れさせてしまうのかい?勿体ないね」
 
 
福島弁の「勿体ねない」の「ね」は共通語の「ない」、福島弁の「ない」は共通語の「ね」なので全く反対に使うため、福島弁の「ね&ない」は→共通語では「ない&ね」となります。 

福島弁「勿体ねない」のトークレッスン=「勿体ね」と「ない」は一度区切ります。「勿体ね」まで言って間を入れてから「ない」を言います。結果「勿体ね・・・ない」これでふぐしま弁らしくなりましたね。
 
 
ブログのテーブルタグ


本ブログ以外に以前から少なくとも、もうひとつぐらいブログを開設したいなぁと考えていましたが、どうしてもブログに表(テーブル)がほしい場合、左右の列数も縦の行数も多くなれば多くなるほどHTMLタグを書くのは手間だし大変だなと思って参りました。

そうしたらネットで検索していたら“テーブルタグ作成ツール”という便利なページでありました。
 

早速使ってみたらこの通り簡単にできました。
 
  福島弁 共通語
2010.8.9 投稿済 ぐえわり 気分が悪い
未投稿 くぎ
2013.7.14 投稿済 くさっぽ くさ おでき できもの
2013.11.15投稿済 くさらがす 腐れさせる 腐らす
6-1 6-2 6-3
7-1 7-2 7-3



1列目の1-1、1-2、1-3、~5列目の5-1、5-2、5-3まで、それぞれ言葉に書き変えただけです。

HTMLタグはこのブログで上手く表示しなかったので画像にしてアップしました。
 
列・行数の設定はもちろん、枠線の表示、外枠の太さ、表とセルの背景色etc・・・。プレビューを見ながらできますので初めて使ってもスイスイ。

皆さんの中にはwebの達人が多くいらっしゃるでしょうから、とっくに知っていると言われてしまうかも知れませんね。しかし私にとっては今日得るものがありましたのでご紹介させていただきました。

2013年11月13日水曜日

「ひっからびでる」

今日の福島弁「ひっからびでる」

今日の写真「今朝の最低気温は2~3℃位まで冷えて寒かったはずなのに会社の朝陽の当る壁に這っていたというより、じっと留まっていた茶色(になった?)の虫 

バッタなのかキリギリスなのかはたまた別の種類なのか、更に生きているのかさえ分からなかった虫でしたが、夕方はその場所に影も形もありませんでしたので、生きていて何処かにいってしまったのだろうと思っています 

冬に向かってどんどん寒くなる一方けど頑張って長生きしてね!」


意味:水分がすっかりなくなっている  かさかさに乾ききっている すっかり乾燥している

語源は 「干涸びる」から

使い方:「この虫茶色ぐなっちまってひっからびでるンだべが」
→「この虫は茶色になってしまって水分がすっかりなくなってしまっているのだろうか」

2013年11月11日月曜日

「さむさいぼ」

今日の福島弁「さむさいぼ」

今日の写真「庭のカシワバアジサイ(柏葉紫陽花[柏葉は書けますが、紫陽花ってなかなか書けません。さっとすぐ書くことが出来る人ってすごい])も紅葉が見頃になりました 何年も植え換え等、手をかけていないため鉢の底から太い根っこを出してしまい別な場所に動かすことが出来なくなっています」


意味:寒さによって出来る肌(皮膚)のぶつぶつやざらざら

使い方:「ゆうがだになっておもでさでだら空気ひゃっこぐ思わず身体ブルブルとふるえ さむさいぼ うでさいっぱいでぎっちまった」
→「夕方になって表に(戸外)に出たら空気が冷たく思わず身体がブルブルと震え つぶつぶが腕にたくさん出来てしまった」

今日、夕方になって特に寒さが身に滲みました。
秋は短く、これから冬本番、雪道おお、ヤダ!

「皮膚のぶつぶつやざらざら」って「鳥肌」?

私は年齢・年代的に、(金メダルを取ったり、優勝した際)感激した時、テレビなどのインタビューで良く選手が「鳥肌がたった」と言う使い方にいつも違和感を覚えます。

怖い目に遭った時に使う言葉だと思い続けています。

しかし辞典等を要約すると『どちらとも「皮膚につぶつぶ(?)・ぶつぶつ(?)・いぼ」が出来る生理現象は同じだから、感激した時も怖い目に遭った時も「鳥肌がたった」と言う使い方は間違いとは言えない』と。

そんな訳で(“なので”から始まる言葉もなじめませんので私は使いません)今日この頃は渋々ながら他人が、感激し「鳥肌がたつ」と言っても、さらりと聞き流しが出来るように(幾らか)なったみたい(まだ途上かな)です。

2013年11月6日水曜日

「とらっちゃ」

今日の福島弁「とらっちゃ」

今日の写真「今日の夕方5時55分頃の三日月 宵の明星との接近で天体ショーを見ることができました 昨日の同じ時間帯の三日月はとっくに西の山に沈んでいてカメラに収めることができませんでした 新聞の天気図のコーナーで確認したら今日の月の出と月の入りは昨日よりもたった1日違いで約1時間も遅くなっていました 道理で!」

 
 

意味:盗まれた(盗られた) 取られた 撮ることができた(撮られた)

使い方:「車とめでおつぎ様やっととらっちゃ」
→「車を(片路に)止めてお月様をようやく撮ることができた」

「とらっちゃ」を「撮ることができた(撮られた)」と云う風な意味で使うことははなはだ無理がありますが、今日の夕方はまさにようやくお月さまを「カメラさとらっちゃ」

一般には「盗まれた(盗られた)」や「取られた」の意味になる使い方が自然です。

2013年11月4日月曜日

「いっちょぐ」

今日の福島弁「いっちょぐ」

今日の写真「今秋の去る朝に現われた雲 もこもこしているのでうろこ雲ならぬひつじ雲?それともいわし雲?” その違いはともあれ美しい雲でした」


意味:入れておく

使い方:ガソリンなどを「いっちょぐ?」
→「入れておく?」