こころ通う福島弁「よらんしょこらんしょまわらんしょ」
福島県中通り北部地方の方言を中心に”こころ通う福島弁”を知っている限り紹介します。
2009年12月31日木曜日
「あまだ」
今日の福島弁「あまだ」
今日の写真「玄関の出窓に置いたシンビジュウム。朝方の最低温度は5℃前後まで下がりますが平気です。」
意味:大勢。
使い方:「暮れだがら だべない。 スーパーさは きゃぐが いづもより あまだ来てで ごったがえ しったない。」
→「暮れだから でしょうね。 スーパーには (買い物)客が いつもより 大勢来ていて ごったがえして いましたね。」
2009年12月30日水曜日
「がおる」
今日の福島弁「がおる」
今日の写真「耐寒性のある青花のヒナソウも冬の薄い陽射しに花びらを精一杯開いて、喜んでいるかのよう」
意味:弱る。
使い方:「熱帯魚 がおっち まった げんちょも みずとっかいだら まだ 元気になったぞい。」
→「熱帯魚が 弱って しまったけど 水を取り替えたら 又 元気になったよ。」
2009年12月26日土曜日
「かすぱり」
今日の福島弁「かすぱり」
今日の写真「2年前、庭に地植えした冬の花で代表的な白花のクリスマスローズはもう満開になりました。」
意味:からかい半分の気持ちで手出しをする様(ちょっかい)。
「かすっぱり」に同じ。
使い方:「かすぱり ばっかり して(い)ねで。」
→「ちょっかい ばかり していないで。」
2009年12月20日日曜日
「ばんかだ」
今日の福島弁「ばんかだ」
今日の写真「梅の木の根元で雪の綿帽子にくるまれた万両は、その白とは対象に真っ赤な実をたくさんつけています。千両とともにその名前から縁起がいいとお正月の主役になります。」
意味:①夕方。 ②今晩は。
「ばんかた(晩方)」と同じ。
使い方:①「冬至ごろは ばんかだになっと たぢまぢ 真っ暗に なっから ない。」
→「冬至前後は 夕方になると 直ぐに 真っ暗に なるから ね。」
使い方:②「おばんかたです。」
→「今晩は。」 (「今晩はでございます。」のような意。)
2009年12月14日月曜日
「おせる」
今日の福島弁「おせる」
今日の写真「コラッセふくしま1Fアトリウム(福島駅西口)で開催(12/14と12/16に妻作品を出展)されている手作りショップ展示即売会の様子」
意味:教える。
使い方:「おらにも おせで くなんしょ。」
→「俺(わたし)にも 教えて ください。」
2009年12月11日金曜日
「やなさって」
今日の福島弁「やなさって」
今日の写真「春を待ちきれないで日向(ひなた)に咲くハルジオン?それともヒメジオン?茎を切って中空になっていれば前者ですがあまりにもきれいに咲いていたので確かめませんでした。福島県会津若松市北会津にて撮影」
意味:「明々後日(しあさって)のこと。 あさっての翌日。」
《今日を①にすると、明日(あした)が②、明後日(あさって)が③、しあさっては④。ちなみに福島弁には、ごあさって⑤、ろくあさって⑥はありません。》
使い方:「あしたが あさってがって ゆうがら 注文しだのに やなさってに なるってがい。」
→「明日か 明後日かと 言うから 注文したのに 明々後日(しあさって)に なるというの?」
2009年12月10日木曜日
「たごまる」
今日の福島弁「たごまる」
今日の写真「福島県喜多方市塩川町から望む標高2105メートルの飯豊山は、福島県喜多方市の北西と山形県小国町、更に新潟県阿賀町の3県の県境に位置します。」
意味:糸や紐が絡みついて団子状になり解(ほど)けない状態。
使い方:「となりのひとの テングス と くっついで たごまっちまった。」
→「隣の人の テグス と 絡みついて 団子状になってしまった。」
2009年12月9日水曜日
「がすもぐ」
今日の福島弁「がすもぐ」
今日の写真「辛子(からし)菜は、アブラナ科の越年草です。種は和辛子の原料になり別名オリエンタルマスタード。数年前に一度蒔いたら畑のあちらこちらに毎年、野生化して育っています。」
意味:ゴミ、不要になった物。
使い方:「えさは 宝物ひどっつもねぐ がすもぐ だらけだ ない。」
→「家には 宝物は一つも無く ゴミ だらけだ ね。」
2009年12月7日月曜日
「いだまし(い)」
今日の福島弁「いだまし(い)」
今日の写真「午前9時40分頃、東北自動車道上り車線福島市笹木野付近で車窓から望む冠雪した吾妻山。助手席で撮っており会津若松に向かっています。」
意味:もったいない。
使い方:「財布なぐして いだましがった。」
→「財布無くして もったいなかった。」
2009年12月2日水曜日
「まで」
今日の福島弁「まで」
今日の写真「家庭菜園のイチゴの栃乙女はトンネルやハウスに植えていないので、冬を迎える準備を済ませ真っ赤に紅葉しました。」
意味:ていねい(丁寧)
「までぇ」も同じ。
使い方:「あの人さ 頼めば しごど まで だがら まぢがいねぇよ。」
→「あの人に 頼めば 仕事は 丁寧 だから 間違いないよ。」
2009年11月26日木曜日
「いんくづね」
今日の福島弁「いんくづね」
今日の写真「名前不詳の白花の小菊。いつ霜が降りても不思議ではない季節になりましたが庭で元気に咲いています。」
意味:窮屈。
使い方:「うっしょの ざせぎさ 3人 のっと いんくづね ない。」
→「後の 座席に 3人 乗ると 窮屈だ ね。」
2009年11月22日日曜日
「ごしなんさま」
今日の福島弁「ごしなんさま」
今日の写真「いい夫婦の日にちなんで二人揃って、福島市民家園で正月飾りの”しめ縄(輪じめ)つくり ”を体験してきました。この輪じめに松の葉とゆずり葉、昆布、煮干、紙垂(しで)を付ければ完成です。」
意味:なこうど(仲人)。 媒酌人。
指南する人に「ご」と「さま」を付けた。指南=みちびく(導く)、てびき(手引き)する。
使い方:「ごしなんさま こらったぞい。」
→「仲人さんが 来られましたよ。」
2009年11月20日金曜日
「さすけね」
今日の福島弁「さすけね」
今日の写真今日の写真「室内に置く鉢植えのイチゴの花は真っ白でとても清楚です。いちごの生育が停滞しないように近隣のいちご栽培農家はこの時期ハウスには夜間照明と加温をします。」
意味:さしつかいない(差し支えない=構わない)。 大丈夫。 心配無用。
使い方:「いしょ いっぱい きだがら さむぐなっても さすけね。」
→「着物を 沢山 着たから 寒くなっても 大丈夫。」
2009年11月18日水曜日
「おどがい」
今日の福島弁「おどがい」
今日の写真「パンジーの花言葉は思慮深いや心の平和。冬を迎えて花が少ない時期に同じスミレの仲間でビオラと共に庭を飾ります。」
意味:あご〔顎〕
「おどげ」に同じ。
使い方:「おどがいさ まんま くっついでっつぉい。」
→「あごに ご飯粒が ついているよ。」
2009年11月14日土曜日
「へらぐる」
今日の福島弁「へらぐる」
今日の写真「週末菜園の畑で南西方面に現れた今日の夕焼けは大宇宙の営みを垣間見るかのよう。午後4時23分撮影。」
意味:(1)一方的に喋る(おしゃべりをする)。 (2)自慢話をする。
使い方:「へらぐって ばがりしていねで 仕事して くなんしょ。」
→「おしゃべり ばかりしていないで 仕事して ください。」
2009年11月9日月曜日
「なづげ」
今日の福島弁「なづげ」
今日の写真「畑で咲いている真っ赤なチェリーセイジにはミツバチがブーンブーンと何十匹も群がっていました。11/7菜園で。」
意味:(菜の)漬物。 お新香。
使い方:「たまりで 漬けだ たがな の なづげ うまい ない。」
→「醤油で 漬けた 高菜 の 漬物は 旨い ね。」
2009年11月6日金曜日
「きどころね」
今日の福島弁「きどころね」
今日の写真「黄花が “黄菊(きぎく)”、赤花は“もってのほか” という品種の食用菊を週末菜園で栽培しています。酢の物にしてしゃきしゃきの歯ごたえを毎年味わっています。」
意味:布団を敷かず茶の間やコタツなどで寝てしまうこと。
使い方:「こだづさ きどころね しねで ねどごさ いって ねでけらんしょ。」
→「コタツに 寝ない で 寝室に 行って 寝てください。」
2009年11月3日火曜日
「めんごい」
今日の福島弁「めんごい」
今日の写真「ペットの”モーちゃん”は絶対に抱っこしません。無理して抱っこすると引っ掻きます。噛み付きます。それでも可愛い、猫可愛がり。」
意味:可愛い。
「めんこい」に同じ。 反:めんごぐね。
使い方:「あそごの わらし めんごい がら いっぺん みでみな。」
→「あそこの(家)の 子供は 可愛い から 一度 見てみなさい。」
※今朝は西方に見える吾妻山(一切経山・吾妻小富士)と安達太良山、それに東方の霊山(りょうぜん)の山頂は初雪で真っ白になりました。何でも、それらの山より近くの低い山々に3度冠雪が見られると里にも初雪が降ると親から聞いた記憶があります。
2009年11月2日月曜日
「あらがだ」
今日の福島弁「あらがだ」
今日の写真「紅葉した週末菜園のブルーベリーです。4本とも違う種類のために毎年夏から初秋にかけて収穫ができます。先日にお礼肥をあげました。」
意味:ほとんど。 だいぶ(大分)。
使い方:「○○さんちは 稲刈り あらがだ 終わったんだべぇ。」
→「○○さんの家では 稲刈りが ほとんど(だいぶ) 終わったのでしょうね。」
2009年11月1日日曜日
「ひまだれ」
今日の福島弁「ひまだれ」
今日の写真「鉢植えのブルーキャッツアイは別名オタカンサス。耐寒性は無いのでそろそろ室内に取り込まないと。」
意味:無駄な時間。時間の浪費。
使い方:「今日は おらさ つぎあって もらって ひまだれ かげだ ない。」
→「今日は 僕に つき合って いただき 無駄な時間を 使わせた ね。」
※週末農園で今秋初めてユキムシを見ました。北国では今夜から明日にかけて雪の予報です。冬到来間近。
2009年10月30日金曜日
「でがさね」
今日の福島弁「でがさね」
今日の写真「北アメリカ育ちのウインターコスモスは、名の通り冬が近づき晩秋になったので元気に咲き出しました。」
意味:格好悪い・格好良くない・格好つかない。さまになっていない。大した事がなく盛り上がらない。
使い方:「あんだ 今日 表彰されんのに ほのふぐでは でがさね べした。」
→「あなた 今日は 表彰されるのに その(洋)服では 格好が悪い でしょう。」
2009年10月29日木曜日
「でそぐね」
今日の福島弁「でそぐね」
今日の写真「福島県裏磐梯の曲沢沼の紅葉も終盤となり、カエデの枝が伸びた地面は落ち葉で真っ赤に染まっていました。」
意味:出来損(そこな)う。 同義語:「そぐった」→(書き)損じた。
使い方:「こだ絵は でそぐね だがら くれらんに。」
→「こんな絵は 出来損ない だから 差し上げることはできない。」
2009年10月25日日曜日
「いがった」
今日の福島弁「いがった」
今日の写真「吾妻運動公園の一角にある福島市民家園の林では数百本ものヤマユリが種をつけていました。」
意味: 良かった。
使い方:「楽天CS第2ステージで ハムにまげだ げんちょも ノムさんは両軍まざって胴上げ しらっち いがった べした。」
→「楽天がCS第2ステージで 日本ハムに負けた けど ノムさんは両軍混じって胴上げを されて 良かった でしょう。」
2009年10月23日金曜日
「ぞうさね」
今日の福島弁「ぞうさね」
今日の写真「模様が鳥のホトトギスの胸にある模様とにていることから同じ名前に。”永遠にあなたのもの”が花言葉」
意味: 容易(たやす)い。 簡単だ。
使い方:「パ・CS第2ステージで がげっぷじの 楽天でも マー君投げれば かづの ぞうさね がったない。」
→「パ・CS第2ステージで がげっぷちの 楽天でも マー君が投げれば 勝つのは 容易(たやす)かったね。」
2009年10月22日木曜日
「ごせやぐ」
今日の福島弁「ごせやぐ」
今日の写真「福島県猪苗代町”昭和の森”に入る手前から眺めた磐梯山。振り返った南方の眼下には猪苗代湖の湖面が光り輝いていました。」
意味:腹が立つ。 頭に来る。
ごせやげる、ごせっぱらやげるに同じ。
使い方:「パ・CS第2ステージでも 楽天が まげで ごせっぱらやげだぁ。」
→「パ・CS第2ステージでも 楽天が 負けて 腹が立ったー。」
2009年10月21日水曜日
「うっつぐし」
今日の福島弁「うっつぐし」
今日の写真「福島県猪苗代町の中津川橋から下流を望む中津川渓谷の紅葉」
意味: 美しい。
美しいが訛って。
「うづぐし」に同じ。
使い方:「ばあちゃん 中津川渓谷の紅葉 とでも うっつぐし がったがら 今日こらっち よがった ない。」
→「ばあちゃん 中津川渓谷の紅葉は とても 美し かったから 今日、来られて 良かった ね。」
2009年10月19日月曜日
「すっかい」
今日の福島弁「すっかい」
今日の写真「純白でとてもかわいい花を咲かせるお茶の木。」
意味:(1)酸っぱい。 (2)しようか、して見ようか。 <(2)の場合はすっかいの“い”を上げて発音する。>
(1)「すかい」に同じ。 (1)の反:すっかぐねぇ→酸っぱくない。
(1)の使い方:「この なづみがん とでも すっかい ない。」
→「この 夏みかん とっても 酸っぱい ね。」
(2)の使い方:「こごさいる みなで しりとりでも すっかい。」
→「此処(ここ)にいる 皆(みんな)で しりとりでも しようか。」
2009年10月17日土曜日
「くっつぐる」
今日の福島弁「くっつぐる」
今日の写真「白花のホトトギスは種が飛ぶのか庭のあちらこちらに増えて今では5箇所で咲いています。」
意味:目を閉じる。
使い方:「めだま くっつぐっては 目薬ささんに べした。」
→「目を 閉じて(しまって)は 目薬が差せない でしょう。」
2009年10月15日木曜日
「おっかげる」
今日の福島弁「おっかげる」
今日の写真「2階ベランダにある鉢植えのヤマブドウは紅葉真っ盛り。」
意味:(1)(物の一部・一箇所が)壊れる。 (2)追いかける。
(1)の使い方:「たいせづに しった つぼを おどして おっかげっちまった。」
→「大切に していた 壷を 落として 壊れてしまった。」
(2)の使い方:「あの どろぼう おっかけで。」
→「あの 泥棒を 追いかけて。」
2009年10月14日水曜日
「おいる」
今日の福島弁「おいる」
今日の写真「稲が黄金色に実(みの)った田んぼの畦(あぜ)に群生する野アザミ/福島県二本松市(旧安達町)」
意味:は(生)える。 の(伸)びる。 おいしげる(生い茂る)。
使い方:「あんだも ひげ おいで きたがら おどなに なった ない。」
→「あなたも 髭(ヒゲ)が 生えて きたから 大人に なった ね。」
2009年10月13日火曜日
「ねごまんま」
今日の福島弁「ねごまんま」
今日の写真「白花のふちに赤色が入ったコスモス。これも昨年に続き自然に生え、咲いてくれました。」
意味:猫に与えるご飯のこと。又は、鰹節(かつおぶし)と醤油をかけたご飯のこと。 ねこまんまが訛って。味噌汁をかけたものをそう呼ぶ地方もあるみたいだ。
使い方:「けずりこ(削り粉) かげで くうど ねごまんま みでに なんだ ない。」
→「鰹節(かつおぶし)を (ご飯に)かけて 食べると 猫のご飯 みたいに なるんだ ね。」
2009年10月8日木曜日
「よわかす」
今日の福島弁「よわかす」
今日の写真「午後5時13分東北自動車道上り車線上(福島県伊達郡国見町)から望む南西の空。台風(18号:アジア名でマレーシアが命名:Melor(メーロー)、和訳で「ジャスミン」)一過の空」
意味:弱虫。小心者。 「よわかし」に同じ。
使い方:「おらいの ねごは よわかすだがら ほがのねごど けんかしても すぐ まげんだ。」
→「家の 猫は 弱虫だから よその猫と 喧嘩しても すぐに 負けるんだ。」
2009年10月5日月曜日
「みぐせ」
今日の福島弁「みぐせ」
今日の写真「赤花に白い筋が入ったコスモス。昨年咲いて出来た種がこぼれて独りでに咲いています。」
意味:見苦しい,。 みっともない。
使い方:「のごらんに がった がらって みぐせ まね しらんなよ。」
→「とどまる(残る)ことが できなかった からと云って 見苦しい まねは しないでね。」
2009年10月1日木曜日
「おふかし」
今日の福島弁「おふかし」
今日の写真「野草で近頃はあまり見られなくなった蓼(たで)科のミズヒキ(水引)が庭に生えました。」
意味:赤飯(せきはん)のこと。
「蒸(ふ)かす」に「お」をつけた。
使い方:「きょうは めでたいがら おふかし たくべ。」
→「今日は 目出度いから 赤飯 炊くよ。」
2009年9月28日月曜日
「ぎったれ」
今日の福島弁「ぎったれ」
今日の写真「紫式部は名の通り丸い紫色の実をつけます。」
意味:ひ弱。 弱虫。
使い方:「あればっちょ はしっで つかっちゃなんて ぎったれだ ない。」
→「あれぐらい 走って 疲れたなんて ひ弱だ ね。」
2009年9月23日水曜日
「ほうどし」
今日の福島弁「ほうどし」
今日の写真「彼岸花(曼珠沙華:マンジュシャゲ)は不思議なことに地球温暖化に関係なく毎年決まってこの時期に咲かせます。」
意味:鰯(イワシ)の干物。
日干しをするために頬(ほほ:ほお「エラ」)を藁(わら)などでで通したためか。
使い方:「このごろ にぐより ほうどし くいでな。」
→「近頃は 肉より(も) イワシの干物が 食べたいな。」
2009年9月19日土曜日
「ぼだもぢ」
今日の福島弁「ぼだもぢ」
今日の写真「シルバーウィーク初日の夕方5時過ぎの西の空は茜色。明日も間違いなく晴れ。」
意味:おはぎ。餡でくるんだ餅。 あんころもち。 あんもち。
使い方:「ばあちゃん ひがんだがら あしだでも ぼだもぢ つぐんねがい。」
→「お婆ちゃん お彼岸だから 明日にも おはぎ 作らないか。」
2009年9月18日金曜日
「まるぐ」
今日の福島弁「まるぐ」
今日の写真「今朝8時45分頃東北自動車道路上り車線走行中、福島県松川町上空の雲は筆で描いたよう。」
意味:束(たば)ねる。
使い方:「草かって けっちゃら かぐじ まるぐごど だない。」
→「草刈して くれたら 各自が 束ねること だね。」
2009年9月16日水曜日
「くらすける」
今日の福島弁「くらすける」
今日の写真「白花の孔雀草(クジャクソウ)は年追うごとに株が大きくなって花壇に留まらず道路まで進出。」
意味:殴(なぐ)る。
同義語:かっくらすける。ぶっくらすける。
使い方:「くらすけっつぉ」
→「殴るぞ」
2009年9月13日日曜日
「やは」
今日の福島弁「やは」
今日の写真「菜園のチェリーセージは、この冬に備えて栄養を蓄えました。」
意味:粗末な(手抜きな)作り物。 丈夫に出来ていない物。
使い方:「安いがら やはに 出来てんだべ。」
→「安いので 粗末に 出来ているのだろう。」
2009年9月10日木曜日
「いねこぎ」
今日の福島弁「いねこぎ」
今日の写真「10数年前に川原で咲いていたヒルガオの種を蒔いたら、毎年庭で咲き続け。」
意味:脱穀。
使い方:「あした 天気いいがら いねこぎ だがん ない。」
→「明日は 晴天(の予報)だから 脱穀 だから(するから) ね。」
2009年9月7日月曜日
「こまが」
今日の福島弁「こまが」
今日の写真「ハシカンボク(波志干木)は沖縄や鹿児島には自生しているそうです。白花もあるようです。」
意味:小銭
「こまか」も同じ。
使い方:「こまが ねぃ がら くずして くっから。」
→「小銭が 無い から 両替して くるから。」
2009年9月4日金曜日
「せっかぐどうもない」
今日の福島弁「せっかぐどうもない」
今日の写真「小まめに採取しない週末菜園のニラの花は満開です。」
意味:訪問者の「今日(こんにち)は」に対し、いつもありがとうなどの意味を込めて返す言葉。
「こんにちは、今晩は」のように使う。
使い方:「せっかぐ(又は、せっかく) どうも ない。」
→「わざわざ(訪ねて)来てくれて どうもありがとう ね。」
2009年9月3日木曜日
「まわらんしょ」
今日の福島弁「まわらんしょ」
今日の写真「ラベンダーセージはシソ科サルビア属で背丈が1m以上にもなる宿根草で濃い紫色が鮮やかです。」
意味:廻(回・まわ)る。 巡(めぐ)る。 廻(めぐ)る。
「しょ」は「~(して)ください」
使い方:「おらい さも まわらんしょ ない。」
→「我が家 にも 寄っていって ね。」
2009年9月2日水曜日
「こらんしょ」
今日の福島弁「こらんしょ」
今日の写真「庭の白いスイートピーは豆科です。ピーはえんどう豆の意味だそうです。」
意味:来てください。
使い方:「こっち さも こらんしょ でば(ってば)。」
→「こちら にも 来てください よ。」
2009年9月1日火曜日
「よらんしょ」
今日の福島弁「よらんしょ」
今日の写真「自宅西側の道路の端に生えてきたウマブドウ(ノブドウ)何でも薬草だとか。」
意味:(立ち)寄って。
使い方:「おらのえ(家)さも よらんしょ ない。」
→「我が家にも (立ち)寄って ね。」
2009年8月31日月曜日
「おらい」
今日の福島弁「おらい」
今日の写真「菜園で咲くひまわりは、この1本だけになりました。来年のためにこの種を採取します。」
意味:わが家。 おらの家の転。
使い方:「おらいに あそびさ こね がい。」
→「わが家に 遊びに 来ない か(い)。」
2009年8月30日日曜日
「にしゃ」
今日の福島弁「にしゃ」
今日の写真「春から咲き続ける畑のチェリーセージ。真冬の氷点下でも枯れません。」
意味:お前。
相手が複数の場合→にしゃら。 「ら」は「達」で、お前達。
人をぞんざいにいう語。
使い方:「にしゃらは そごで 何しったんだ。」
→「お前達は そこで 何をしていたんだ。」
2009年8月29日土曜日
「むすい」
今日の福島弁「むすい」
今日の写真「菜園に自然に生えてきた豆柿。夏場は日陰になって丁度いい場所。」
意味:長持ちする。
使い方:「(食べた時) この ちゃだま むすい ごどぉ。」
→「この 飴(茶色い飴)は 長持ちする (んだ)こと。」
2009年8月28日金曜日
「こびる」
今日の福島弁「こびる」
今日の写真「ナスタチウム(金蓮花)はハーブの仲間です。つる性よりもわい性種が多く園芸店などで見られます。アブラムシはこの花がきらいだとか。」
意味:(1) 3食の間〔あいだ〕に取る軽い食事。 (2) おやつ
田植え(大勢で手植えの時代)の際、午前10時又は午後3時ころに休憩し、お腹が空(す)くのでおにぎりなど少し食べた。
使い方:「腹へっだし ここらで こびるに すっぺ。」
→「お腹が空(す)いたし この辺で おやつの時間に しよう。」
福島弁の特徴は「腹がへっだし」よりは「腹へっだし」のように助詞の「が」「の」「を」「に」を省略して使う方が多いようです。
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