2015年11月26日木曜日

「しみらがせる」

今日の福島弁「しみらがせる」

今日の写真「昨夜の冷たい雨が雪交じりになった後、本格的な雪に変わり福島市は初雪となりました

寒い季節が大好きな庭の山茶花(サザンカ)は燃えるような真っ赤な花をつけ、この時を待っていたとばかりに寒空に向かって微笑んで咲いています


テラスのメキシカンセージとシンビジュームは寒さ大嫌い 雪をかぶって震えていました 



早く室内に取り込んでとお願いされたので帰宅後、暗くなってから暖かい部屋に入れました


風邪ひかせちゃった? ごめんごめん!」

意味:凍(こお)らせる

使い方:「ごいらさむぐなってしみらがせっちまうとごだった」
→「急に寒くなって凍(こお)らせてしまうところだった」

2015年11月22日日曜日

「まっかぐなる」

今日の福島弁「まっかぐなる」

今日の写真「サンフジが昼夜の寒暖の差が大きくなって真っ赤に色づいてきました


道端のすぐ脇にたくさん実っています でも誰も盗りません 

袋をかけない=無袋(むたい)のフジと云う種類のリンゴのことをサンフジと呼びます


もう少し先まで収穫を遅らすと、これからますます芯が透明になって=蜜が入り暖かい部屋で炬燵に入りながら寒い部屋から持ってきたリンゴを食べるとこれ以上なくおいしいこと請け合いです」

意味:真っ赤になる

使い方:「りんごがまっかぐなってきたべした」
→「りんごが真っ赤になってきたよね」

2015年11月15日日曜日

「かまね」

今日の福島弁「かまね」

今日の写真「8月1日と8月9日にポット播きした後、畑に移植したキャベツとそのコンパニオンプランツのレタスですが8月の降雨が極端に少なかった影響で育ちがいまいちです 手前に写っているのはペンペン草(薺 (なずな))で春の七草のひとつです」



意味:①構わない、面倒みない 
②咬まない・噛まない

①の使い方その1:「かまねでけろ」
→「構わないでくれ」 

①の使い方その2:「かまねでくなんしょ」
→「お構いなく」

2015年11月9日月曜日

「でごすけ」

今日の福島弁「でごすけ」

今日の写真「庭木のハナミズキもすっかり紅葉しました 赤い実が沢山ついているのですが小鳥達は好んでは食べてくれません 元々、日本には自生していなかった木ですからここに住んでいる野鳥は食べないのかと思います 


ハナミズキは日本からアメリカ合衆国ワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、その返礼として贈られました ハナミズキは英語では dogwood と呼ばれるそうな 


日本にはハナミズキと同じ仲間でミズキ科のヤマボウシが自生しています 小鳥達を庭に来るようにするには外来種の樹木は植えないこととか」

意味:でれすけ(だらしのない人・だらだらしている人)

使い方:「まったぐでごすけなんだがら」
→「全く以て(まったくもって)だらしないンだから」

2015年11月4日水曜日

「けられる」

今日の福島弁「けられる」

今日の写真「朝夕はめっきり冷え込んで菜園の食用菊も食べ頃になりました (食用菊と云えば福島市ではこの黄色の菊です ・・・が、お隣の山形県米沢市では、少しだけ写っている紫色した食用菊、その名前は”もってのほか”だそうです)


高菜の漬物には、この黄色の食用菊を少々、あとダイコンのいちょう切り(かな?)も入れて色合い豊かにします 

高菜の漬物を頬張る(ほおばる)とピリッと辛みが それもそのはず高菜はからし菜(和からし:マスタード)と同じアブラナ科です トウ立ちした花はどちらも全く同じで見分けがつきません」

意味:いただける

使い方:「あしだおらど病院さ行ってけられぇっぺが」
→「明日私と(一緒に)病院に行っていただけますか?」