2017年9月30日土曜日

「かがね」

今日の福島弁「かがね」

今日の写真「鉢植えのハイビスカスを毎年春から秋にかけて庭に置いたらミズヒキ(水引)がいつのまにか宿りました


長く伸びた花穂に小さな花をたくさんつける可愛い雑草です

こちらは数年前から私道に自然に生えた珍しい白花のミズヒキです


そういえば雑草ながら大好きな花のひとつのネジバナにも白花を咲かせる株がススキの鉢で2年ほど前に見つけたのでおそまきながら今秋はそれを鉢上げしようと思っています

夏の終わり頃から咲き始めるシュウメイギク(秋明菊)も私の出番とばかりに庭のあちらこちらで満開になり見頃を迎えました


オーソドックスの白花のシュウメイギクです



ピンクがかったシュウメイギクはあまりお日様の当たらない家の北側でも咲いています



こちらは鉢植えの濃いピンクの花のシュウメイギクです


背丈が小さいので鉢植えにはもってこいの品種かと思います



今回は登場しない八重咲きのシュウメイギクはあと1週間ほどしたら見ごろかと」

意味:書かない (描かない)

使い方:「おら絶対かがね」
→「オイラは絶対に書かない」


「かがね」の応用編その1

「かがねっかなんね」
意味:書かないといけない
使い方:「あしだまで絶対にかがねっかなんね」
→「明日まで絶対に書かないといけない」


「かがね」の応用編その2

「かがなっかなんね」
意味:書かなくてはいけない
使い方:「あしだまで絶対にかがなっかなんね」
→「明日まで絶対に書かなくてはいけない」


2017年9月24日日曜日

「うむっちゃ」

今日の福島弁「うむっちゃ」

今日の写真「今日、宮城県加美郡加美町の”やくらいガーデン”を訪ねてみました

MapFanで事前に調べたら片道約130Kmのところです

高速道路を飛ばして2時間と15分かかりました

目的は丘一面に咲く季節の花々の鑑賞とレストランでのバイキングです

入園料を払って、丘を登る前にまず黄色とオレンジ色の黄花コスモス達が迎えてくれました


これを見て私の知人のことを思い出しました

「コスモスは赤や桃色それと白に決まってっぺ!」
「黄色いコスモス見っと電動草刈機で全部刈っちめいてぇ!」

っと常々申しておりましたので、お願いだからこの場に現れないようにと祈りました

家内もこのことについては分かっていて、この黄花コスモスを見た途端に「あっ! 黄色だから危ない!」っと笑いを押し殺しながら反射的に私に言いました


期待通り虹色ガーデン”ふるるの丘”には色とりどりの花が咲いておりその広さと花の種類の多さに満足しました

三つに分かれて咲く紫色の花を私は通称、三つ又と呼んでおりましたが正式名が表示されていました

バーベナ・ボナリエンシスですって

その後ろに見える真っ赤な絨毯はサルビアです


その他にも赤い花のケイトウ・ベコニア、紫色のサルビア、黄色のケイトウ


それに蝶が飛んでいるような薄いピンク色の花をつけたガウラなどなどでした

ここはバラの香りがするウェディングのチャペルがあって今までここで挙式したカップル達の記念樹が道々に植樹されていました

又、スキー場もありリフトも見うけられました


斜面はかなり広くなだらかなので初心者向きだと思いました

もう一つの楽しみのバイキングでは昼時なので席が空くのを予約する名前を記入したのですが大分待たされました

小一時間ってとこですかね

ようやく私達の番が来ました

肉系を所望の人には少し物足りないかと

肉と魚はロースとビーフとから揚げ、それと白身魚のフライとニシンの何とか?のお料理です

私はもっぱら肉以外のパスタと生野菜と果物を中心に頂いて最後にホットコーヒーを飲み70分のコースを約6割で終了しレストランを出て帰途に着きました」

意味:む(蒸)した

使い方:「今日はきせづ外れにあづいごど うむっちゃない」
→「今日は季節はずれに暑いこと 蒸したね」

2017年9月15日金曜日

「うぢんなが」

今日の福島弁「うぢんなが」

今日の写真「おソバやそうめんなどの薬味にと菜園で一昨日茎ごと採ってきた あおぢそ(青シソ)の葉っぱに昨晩になってでんでんむしの赤ちゃんが たがって(とまって、這って)いたのを見つけました


家内は葉をちぎってもシソの香りが少ないので お父さん(私の事)が昨年種を蒔いたエゴマではないかと?

確かに香りが少ないのでそうかも

ちそ(しそ)やエゴマではかわいそうかと冷蔵庫から取り出したレタスに乗っけたら角らしきものを出しました

そこででんでんんむしの歌詞を思い出しました

♪~ でんでん むしむし かたつむり
お前のめだまは どこにある
つの出せ やり出せ めだま出せ ~♪

この歌詞にあるように何処が頭で目玉なのか角なのか考えました

まして槍などあるのかなと?

少しだけ調べてみました

そうしたら、角には大触覚と小触覚とがあって写真のように上に向かって長く伸びているのが大触覚らしいのです


小触覚は短く大触覚の下側に付いていて味覚や臭覚を感じる触覚とか

そして目玉は大触覚の先に付いていてそれに人が手を触れたりすると引っ込めるンだそうです


ところで、でんでんむしの親戚?のナメクジって嫌いです

8月25日に白菜の種をポット巻きし本葉4枚になった苗が4分の1ほどナメクジの被害を受けました

置いた場所が庭の片隅で悪かったのか、小触覚を働かせ夜になってから若葉を食ったのでしょう

朝になって食害に遭ったポットの数個からナメクジを3匹見つけ駆除しました

駆除とは言ってもポットを置いた庭から10メートルほど離れた庭の後ろの場所に”ポイ”しただけですけどね

あっそうそう、でんでんむしの赤ちゃんは今朝になって庭に放してやりました

白菜の苗をナメクジに食われたらいやだけど、でんでんむしならめんごい(可愛い)ので許せそう」

意味:家の中

使い方:「台風くっから うぢんながさ おっこめどいだほう いいんでねぇ」
→「台風が来るから 家の中に 取り込んでおいた方が 良いのではないかい」


2017年9月10日日曜日

「やんだ」

今日の福島弁「やんだ」

今日の写真「福島県南会津郡下郷町落合の猿楽台地(さるがくだいち)は一面のソバ畑がどこまでもどこまでも続いていました

来週の3連休(9月16日~18日)になっても見ごろが続くでしょう



真っ白い花が満開です 晴天に恵まれ、たくさんのミツバチ達もソバの花の蜜を集めに大忙し 


ブーンブーンと飛び交っていました


今日は何年かぶりに郡山市湖南町の布引高原(ぬのびきこうげん)に行く予定でしたが急遽猿楽台地になりました

布引高原には高さ約100メートルもある風力発電用の風車が30基以上もあり、布引大根でも有名な処です

磐梯山や猪苗代湖が一望できる絶景の地ですので郡山といっても会津といった感じの場所です

そして平年9月上旬までのひまわりと9月中旬見ごろのコスモスの群生が今年は天候のせいでコラボして一緒に咲いているとの情報でしたので捨てがたい気がしましたがソバ畑になりました

こちらも来週の3連休でも大丈夫かと思いますが・・・」


意味:①嫌(いや)だ ②痛んだ(病気のために)

使い方:①の使い方「あんだど一緒にいぐのやんだ」
→「貴方と一緒に行くのはいやだ」 

②の使い方「おどでは一晩中おぐの歯やんだんだ」
→「おととい(一昨日)は一晩中奥歯が痛んだンだ」


今日の福島の「やんだ」は「やだ」の「や」と「だ」の間に「ん」を入ると少し砕けた感じになるとか。

これを『撥音添加』と言うそうです。

あまりをあんまり、鳶(とび)をトンビ、すごくをすんごく、すごいをすんごい etc...。

福島弁では「やんだ」の他にも、桃を「もんも」、ミミズはミがメに変わって「めんめず」などがあります。


今日の福島弁と写真の関連から奥州仕置(おうしゅうしおき)について。

奥州仕置は、天正18年(1590年)7月から8月にかけて豊臣秀吉による奥羽地方に対する領土仕置が行なわれました。
秀吉一行は会津黒川城(後の会津若松城)が普請中だったため会津興徳寺に入りました。

会津で秀吉は不機嫌だったそう。

それは、会津のおなご達が「秀吉様」を『撥音添加』して「しんでよしさま」と言ってたからだとか。
秀吉には「死んで良し様」と聞こえたからと、大分以前にラジオでこのようなことを聞いた記憶があります。