2016年10月27日木曜日

「たがる」

今日の福島弁「たがる」

今日の写真「日本の諺(ことわざ)”柿が赤くなれば医者は青くなる”
そんな季節になりましたね


食卓に上った菜園で採れた真っ赤なトマトを今夜は“たんと食ったがら”
トマトだって医者いらずのはずだよねとネットを検索したらありました・・・ありました

JAPANだけでなく(いや、そもそもヨーロッパが?)

「A tomato a day keeps the doctor away.」→「1日1個のトマトは医者を遠ざける」
更に「An apple a day keeps the doctor away.」→「りんごが赤くなると・・・・・」 と


写真右側の大きく楕円形で実の先が“とんがって”いる柿が蜂屋柿です
渋柿なので皮を剥いて干し柿にします


ここ福島市に接する山形県米沢市は冬ともなれば積雪量が多く東北でも有名な処です

甘柿を米沢市に植えても“ゴマ”が入らず渋柿のままだとか(以前にも寒地では甘柿にならないと当ブログで書いていたかも知れませんがその場合はご容赦ください)

ところで蜂屋柿って岐阜県の美濃加茂市蜂屋町が原産とかで別名は美濃柿と言うのだそうですよ

この柿は福島市の近郊、特に伊達市梁川町やそのお隣の宮城県丸森町の古くからの特産で
てっきり福島県近辺の柿だと“ばっかり”思っていました
勉強不足でした」

意味:①神経質になる ②(木に・食べ物に、虫が)とまる(這う) ③(垢(あか)が)付く

使い方:②の使い方「かだがせながさとが虫たがってね?」
→「肩か背中にとか虫がとまって(這って)いない?」

2016年10月19日水曜日

「うさんこ」

今日の福島弁「うさんこ」

今日の写真「鉢植えの時計草が今年はいつもの年よりもたくさんの花を毎日咲かせてくれています
 
小さな蜂が蜜を吸いにきたのでしょうか 



こちらは朝早く撮った開く前の蕾の状態です 



そしてお日様も大分上がって満開になると花弁が反り返り火消し纏(まとい)のような姿になります」


意味:ウサギ

使い方:「むがしこごいらへんの農家ではうさんこやめんよう飼ってだよない」
→「昔このあたりの農家ではウサギや羊を飼っていたよね」

2016年10月12日水曜日

「みんともいい」

今日の福島弁「みんともいい」

今日の写真「庭のお茶の木は背丈が低いうえに花は大抵下向きに咲いているので足元から空をめがけて撮るより他はありません


真っ白い花弁と黄色いしべ(雌しべ・雄しべ)のコントラストが見事で可憐な花を毎年咲かせてくれるお茶の木です」


意味:見なくてもいい

使い方:「ブログみんともいいなんてゆわんにように頑張っからない」
→「ブログ見なくてもいいなどど言われないように頑張るからね」

ふぐしま県さくっついでいる県ってたんとあっつおい。

北の方がら、やまがだ県だべ。あど、にいがだ県。それがら南さ行って、とぢぎ県どいばらぎ県だべした。

のごりの宮城県と群馬県は、いぢもじもにごんねがら(濁らないから)ふぐしま弁になんねない。


ちなみに、最も多くの県に接している県の1位は、長野県で8つの県に接しています。

2位は埼玉県(1都6県)と岐阜県(7県)だそうです。

そして4位は6県に接している福島県、三重県、京都府です。

どの県にも接していないのは北海道と沖縄県です。

尚、1県だけに接しているのが長崎県です。だが島の数は900以上もあって都道府県では1位だとか。


ふぐしま県は6県に接していっから4位なんだど。

しかしハワイは年にやぐ8㎝日本さ近づいてるらしいがら、何千万年後がは1県、いや1州ふえでで7つになり2位になっぺした。

2016年10月6日木曜日

「とっとぐ」

今日の福島弁「とっとぐ」

今日の写真「紫式部(ムラサキシキブ)の果実は濃むらさき」


島倉千代子さんのヒット曲”りんどう峠”を想い出しました。

♪ りんりんりんどうの 花咲くころサ
姉サは馬コで お嫁に行った
りんりんりんどうは 濃むらさき
姉サの小袖も 濃むらさき
濃むらさき
ハイノハイノハイ ♪ 

「りんどう峠の唄はとっても良いのですが、家の“濃むらさき”は車庫手前でかなり繁っており、道路を約40~50㎝ほど覆っています。

そのためバックミラーで確認しても後輪の状態が見えません。

車庫入れする際にとても邪魔。

根元から切っちゃおかと思って早1カ月以上も経ってしまいました」

意味:とっておく(取っておく、撮っておく、採っておく etc・・・)

使い方:「めずらし花さいだがらとっとぐべ」
→「珍しい花が咲いたから撮っておこう」


ムラサキシキブのように良い名前を貰った花は幸せだと思っているのでしょうか。 

それとは反対に不幸せな名前の草花では春先に咲くオオイヌノフグリ。

夏のヘクソカズラ。

秋のママコノシリヌグイ・・・などなど。

本人、いや本草?はどう思っているのでしょうね!