2015年12月30日水曜日

「いまっと」

今日の福島弁「いまっと」

今日の写真「他人の椅子を横取りし毎日このような屈託の無い格好をする夢ちゃんも、震災の後に我が家に来たのですからもう4歳になりました」


意味:『もっと』から
さらに、いっそう、たくさん

使い方:「こどしもいまっとがんばんねどわがんねがったのに」
→「今年もさらに頑張らないといけなかったのに」


24日起床時に喉の調子が悪いと感じてからも無理をして25日まで働いていたら、完全に風邪をこじらせてしまったようです。
28日に仕事を休み病院で薬を処方していただき服用して参りました結果、ようやく今日になって幾分体調がすぐれてきたようです。

こころ通う福島県ブログをすっかりお休みしてしまいました。


いよいよ今年もあと2日となりました。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいますようご祈念申しあげます。


2015年12月21日月曜日

「くっち」

今日の福島弁「くっち」

今日の写真「真冬に開花するヤツデ。


集まってくる昆虫はハナアブの他ミツバチや大きい身体をしたハエ(金バエ?)などです。

花が少ない時期ですので昆虫達は蜜を吸うのが精いっぱい。他の種の昆虫が居ようと居まいと喧嘩などはせず、お構いなしで花から花へ飛び回わります。

ヤツデは同じ花の受紛を避けるために不思議な仕組みを持っているのだそうですよ。



花は両性化(一つの花にオシベとメシベがあります)で、オシベが成熟して花粉出来てもメシベはまだ未成熟。

雄しべが枯れた後に雌しべが成熟します。だから(若い人なら、なので)他の花の花粉を昆虫を通して受粉するので”血”が濃くならないとか。

結婚するのに近い”血”を避けているとは。すばらしい植物もある(いる?)ものなのですね。


意味:くれて、頂戴

使い方:「そごらへんの森も林も全部やってくっちもいいべなど思うんだげんちょ」
→「その辺りの森も林も全て行ってくれてもいいだろうなと思うのだけれど」

福島弁「くっち」と似ている「はらくっち」→「お腹がいっぱい、満腹」です。

今日のローカルニュース
国は福島県の放射能の除染について、生活圏20m以外の森林の除染は行わない方針を打ち出しました。

森林の除染を行わずとも生活にさほどの影響が無い上、土の表面を削ることによって土砂崩れが発生する恐れがあることらしいのですが、腑に落ちたのは国と東京電力でしょう。

シイタケ原木栽培する農家の人達はこれから先、裏山に入り長時間の仕事は不安だと訴えてました。


又、福島県双葉町の「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かなくらし」と表裏に表記の原子力PR看板が本日撤去されました。

撤去に要した時間は僅か20分だとか。

撤去理由は老朽化(経年劣化が進み、部品落下の危険があることなど)。

町に撤去の反対と永久保存を求める署名約6千人分を提出しましたが認められませんでした。

東京電力は原発事故があって4年半以上も過ぎてから、原子力標語が間違っていたのだと気付いた様子です。

2015年12月14日月曜日

「おっぽろぐ」

今日の福島弁「おっぽろぐ」

同意語「ほろぐ」

同義語「おっぽろう」、「ほろう」

今日の写真「過日の朝、庭の一角にあるノイバラのローズヒップに雨粒がつきキラキラと輝いて一粒一粒が宝石のようでした


その隣の紫式部も負けまいと雨粒をいっぱいその実にため込んで美しさを競っていました」



ローズヒップ は、バラ科バラ属の植物の果実。「ヒップ」は「尻」とは無関係で、本来は「ヒップ」だけでバラの果実を意味する単語。 :出典『Wikipedia』

意味:落とす 無くす 紛失する

使い方:「たいせづな財布おっぽろぐどは」
→「大切な財布を落とすとは」

今日12月14日は甲子(きのえね)。甲子は60種類の中で1番目の干支で1番目とは縁起が良いんです。

又、天赦日(てんしゃにち、又はてんしゃび)も重なり、日本の暦の上での最上の吉日なそうな。年に数回(4~5回位)しかなく吉の日だそうです。

更に、一粒万倍日でしたので宝くじを買うのにはもってこいの日だったそうです。

宝くじを買うために朝1番に出発する新幹線で1号車の1番の席に乗り売り場の1番で購入したら見事抽選で一等となり億万長者になったと聞いたことがありませんか?

但し、一粒万倍日の日はお金を借りることは凶ですのでご注意を。

今日の福島弁のように億万長者になっても「おっぽろぐ」→「落とす、無くす、紛失する」になっては元も子もありませんが。

2015年12月8日火曜日

「ほまぢ」

今日の福島弁「ほまぢ」

今日の写真「仕事先の窓から眺めた福島市の西にそびえる吾妻山はすっかり冬景色となりました 中央の吾妻小富士に雲がかかりその山頂が見えなかったのが残念です 


この吾妻山を越えると会津盆地となり夕方のニュースでは猪苗代町や会津若松市を始めとする会津地方は真っ白な銀世界になっていました 

福島市でも大勢の人達のマイカーはスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)で雪への対策万全です いつでも雪どうぞ 

冬タイヤに対しノーマルタイヤは夏タイヤとこの地方では呼んでいます 
夏タイヤって何? 積雪に縁がない地方の人は多分そう言っていることでしょうね」

意味:ほまち へそくり、密かに蓄えたお金

使い方:「いぢねんも終わっというのにこどしもほまぢたんとはながながつぐらんにもんだない」
→「一年も終わるというのに今年もへそくりをいっぱい作られないものだね」

2015年12月2日水曜日

「もんひぎ」

今日の福島弁「もんひぎ」

今日の写真「早春に咲かせる春の七草のひとつに挙げられる菜園の雑草ホトケノザは毎年晩秋にも咲きます 

写真は2009年頃に撮りアップしていたHP“aisaika 愛菜花 あいさいか”より 近年このHPは更新していません 晴耕雨読が出来る年ごろになった暁には更新再開します あしからず」

意味:股引(ももひき) 木綿のズボン下(下着)

使い方:「今はもんひぎっていわねでヒートテッグっつうんでねいの?」
→「今は股引と言わないでヒートテックって言うんじゃないの?」

『ヒートテック』はユニクロです。
イオンは『トップバリュ ピースフィット』なそうな。

2015年11月26日木曜日

「しみらがせる」

今日の福島弁「しみらがせる」

今日の写真「昨夜の冷たい雨が雪交じりになった後、本格的な雪に変わり福島市は初雪となりました

寒い季節が大好きな庭の山茶花(サザンカ)は燃えるような真っ赤な花をつけ、この時を待っていたとばかりに寒空に向かって微笑んで咲いています


テラスのメキシカンセージとシンビジュームは寒さ大嫌い 雪をかぶって震えていました 



早く室内に取り込んでとお願いされたので帰宅後、暗くなってから暖かい部屋に入れました


風邪ひかせちゃった? ごめんごめん!」

意味:凍(こお)らせる

使い方:「ごいらさむぐなってしみらがせっちまうとごだった」
→「急に寒くなって凍(こお)らせてしまうところだった」

2015年11月22日日曜日

「まっかぐなる」

今日の福島弁「まっかぐなる」

今日の写真「サンフジが昼夜の寒暖の差が大きくなって真っ赤に色づいてきました


道端のすぐ脇にたくさん実っています でも誰も盗りません 

袋をかけない=無袋(むたい)のフジと云う種類のリンゴのことをサンフジと呼びます


もう少し先まで収穫を遅らすと、これからますます芯が透明になって=蜜が入り暖かい部屋で炬燵に入りながら寒い部屋から持ってきたリンゴを食べるとこれ以上なくおいしいこと請け合いです」

意味:真っ赤になる

使い方:「りんごがまっかぐなってきたべした」
→「りんごが真っ赤になってきたよね」

2015年11月15日日曜日

「かまね」

今日の福島弁「かまね」

今日の写真「8月1日と8月9日にポット播きした後、畑に移植したキャベツとそのコンパニオンプランツのレタスですが8月の降雨が極端に少なかった影響で育ちがいまいちです 手前に写っているのはペンペン草(薺 (なずな))で春の七草のひとつです」



意味:①構わない、面倒みない 
②咬まない・噛まない

①の使い方その1:「かまねでけろ」
→「構わないでくれ」 

①の使い方その2:「かまねでくなんしょ」
→「お構いなく」

2015年11月9日月曜日

「でごすけ」

今日の福島弁「でごすけ」

今日の写真「庭木のハナミズキもすっかり紅葉しました 赤い実が沢山ついているのですが小鳥達は好んでは食べてくれません 元々、日本には自生していなかった木ですからここに住んでいる野鳥は食べないのかと思います 


ハナミズキは日本からアメリカ合衆国ワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、その返礼として贈られました ハナミズキは英語では dogwood と呼ばれるそうな 


日本にはハナミズキと同じ仲間でミズキ科のヤマボウシが自生しています 小鳥達を庭に来るようにするには外来種の樹木は植えないこととか」

意味:でれすけ(だらしのない人・だらだらしている人)

使い方:「まったぐでごすけなんだがら」
→「全く以て(まったくもって)だらしないンだから」

2015年11月4日水曜日

「けられる」

今日の福島弁「けられる」

今日の写真「朝夕はめっきり冷え込んで菜園の食用菊も食べ頃になりました (食用菊と云えば福島市ではこの黄色の菊です ・・・が、お隣の山形県米沢市では、少しだけ写っている紫色した食用菊、その名前は”もってのほか”だそうです)


高菜の漬物には、この黄色の食用菊を少々、あとダイコンのいちょう切り(かな?)も入れて色合い豊かにします 

高菜の漬物を頬張る(ほおばる)とピリッと辛みが それもそのはず高菜はからし菜(和からし:マスタード)と同じアブラナ科です トウ立ちした花はどちらも全く同じで見分けがつきません」

意味:いただける

使い方:「あしだおらど病院さ行ってけられぇっぺが」
→「明日私と(一緒に)病院に行っていただけますか?」

2015年10月31日土曜日

「くんにゃ」

今日の福島弁「くんにゃ」

同義語「くんち」

今日の写真「今日は赤カボチャが無くては始まらないハロウィンまたは、ハロウィーン(Halloween または Hallowe'en)の日ですね 

このカボチャは福島県奥会津の金山町特産である金山赤カボチャです お尻の部分にある“へそ”が大きく出っ張っているのが特徴で糖度は13度から18度までとスイカより甘いのです 収穫してから天日干し1ケ月すると20度まで増すこともあるそうです 


今年、知人から種を分けて貰い始めて作りました 食べてみたら確かに他のカボチャより甘くほくほくしていつもより沢山食べてしまいました 残りのカボチャは冬至カボチャを食べる日までとっておかないと」

意味:ください

使い方:「ながまさいっちくんにゃ」
→「仲間に入れてください」

収穫祭のハロウィンの日は他所のお宅を巡りお菓子等を貰うとか。

 Sei爺も子供の頃、小正月の日の夕暮になると子供達数人で “だんごくんちこんこん・だんごくんちこんこん”と言いながら各家を廻りお菓子を貰ったのを記憶しています。

2015年10月28日水曜日

「~ちゃ」

今日の福島弁「~ちゃ」

今日の写真「福島市あづま運動公園の銀杏並木です 


折しも10月24日は快晴に恵まれ第6回あづまteshi-got市場が開催されていました(25日までの2日間) 

夜は並木がライトアップされ平成27年10月24日(土)~11月23日(月・祝)の17:00~20:00まで、但し火曜日は休園日だそうです」

意味:①~れた、~れた? ②~たら、~ては

①の使い方:「たのまっちゃ」
→「頼まれた」 

又「たのまっちゃ?」
→「頼まれた(の)?

②の使い方:「こねごっちゃすぐにほごりたがるんだがら」
→「子猫ったらすぐに騒ぎたがるのだから」

「ほごる」
→「子供や子猫同士が身体をぶつけ合いながら騒ぐ様子」

2015年10月22日木曜日

「かっぷる」

今日の福島弁「かっぷる」

今日の写真「紫色鮮やかな菊は満開となりました 


この菊が咲くと福島県会津地方の猪苗代湖や中通りの福島市の阿武隈川には冬の使者、白鳥が飛来し始めます 間もなく冬到来です」

意味:揺らす

使い方:「うまっちゃばがりのあがんぼまだくびすわってねがらそらほどかっぷんねで」
→「生まれたばかりの赤ちゃんはまだ首がすわっていないのでそんなに揺らさないで」

10月5日に孫娘(正確には娘らしくなってからの呼び名だとか)が誕生しました。
二人目の孫です。

ちなみに最初の孫は男の子でした。
孫娘に対し男の孫を孫息子とは云いませんね。

2015年10月18日日曜日

「やっけ」

今日の福島弁「やっけ」

今日の写真「コキアは一度植えると翌年たくさんの株が芽を出します 

それをいくつか鉢上げします この時季になると紅葉の見頃を迎えます

別名、ほうき草とも呼ばれておりこれで作ったホウキは枯れ葉等集めやすいこと請け合いです


こちらは何年も前(正確には5年前の2010年)に訪れた宮城県にある国営みちのく杜の湖畔公園のコキアが何千株(?)も紅葉したものです」


意味:厄介、世話になること

使い方:「このさぎひどのやっけになんねようまいにぢ何キロも散歩して足腰きだえでんだ」
→「この先他人の世話にならないように毎日何キロも散歩して足腰を鍛えているんだ」

2015年10月11日日曜日

「ででこらんしょ」

今日の福島弁「ででこらんしょ」

今日の写真「過日と云っても夏も終わりの8月下旬に野菜直売所で買い求めた沖縄特大キュウリ直径9㎝5㎜×長さ30㎝のモーウィを生で食べたら酸っぱく半分食べたのが精いっぱいでした


残りの半分はどうしたのかは皆様のご想像におまかせします モーウィには大変申し訳なかったのですがレシピが分からず“もう、いい”という食感でした」

意味:おいで、来て、お出かけください、家に来て

使い方:「たまにはおらいさででこらんしょでば」
→「たまには我が家においでくださいってば・お出かけくださいな」

2015年10月6日火曜日

「けっち」

今日の福島弁「けっち」

今日の写真「菜園の雑草ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)は春から晩秋にかけて咲いています 
それにしても命名がすごい 想像たくましい人が名付けのでしょうね 

トゲトゲの茎に触ったら痛いのです これでお尻を拭く?


ちっちゃなハチがそのシリヌグイの花に「たがって」→「とまって」いました」


意味:くれて、頂戴

使い方:「けっちくなんしょない」
→「くれてくださいね又はくれてやってね」

2015年9月30日水曜日

「しゅうどおっかさま」

今日の福島弁「しゅうどおっかさま」

今日の写真「菜園のコスモスは種を播いた記憶がないのに、ここ数年あちこちで咲くようになりました」




意味:姑(しゅうとめ)

使い方:「よめさ行ったらしゅうどおっかさまのゆうごどよぐきぐんだがらない」
→「嫁に行ったらお姑さんの言うことを良く聞くンだからね(良く聞くのだよ)」

2015年9月26日土曜日

「さっちる」

今日の福島弁「さっちる」

今日の写真「白花一重のシュウメイギク(秋明菊)は、プルーンの木の下だから陽当たりが悪い場所のため大株にならず、かといって消えもせず毎年秋になると十数輪だけ咲いてくれます 


11月まで鉢上げしないと除染で無くなってしまうので、これも一旦鉢に避難させましょう」

意味:~されている

使い方:「うでどげいのガラスさコーティングさっちるから(又は、さっちっから)光反射したりしねぞい 
んだがら、とげいの針見やすいんだ」

→「腕時計のガラスにコーティングされているから光が反射したりしないよ 
だから、時計の針が見やすいんだ」

2015年9月21日月曜日

「かっつぁらう」

今日の福島弁「かっつぁらう」

今日の写真「彼岸花(ひがんばな)は別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言います 


自宅の北西、お茶の木の小さな垣根の一か所に毎年咲きます 

早くもその根元には小さな葉っぱが出ています(普段、開花後に葉が生い茂ります) 

9月上旬は花芽も見えず“今年は開花が遅いのかな?”と思っていたら秋彼岸にぴったりと照準を合わせて、あちこちで満開となってしまう不思議な花です」

意味:さらう 

「さらう」の前に強調の「か」を付けて「かっさらう」になり発音は「かっつぁらう」

使い方:「トンビがあぶらげかっつぁらってった」
→「トンビ(鳶(トビ))が油揚げさらって行った」

2015年9月14日月曜日

「めっける」

今日の福島弁「めっける」

今日の写真「オクラの花は一日花で夕方には萎んでしまいます 野菜の中では一番綺麗な花でしょう 


オクラはアオイ科でその仲間にはハイビスカスやフヨウ、ムクゲなどがあり皆美しい花を咲かせます」

意味:見つける

ちなみに「めっかる」は「見つかる」です。

使い方:「はだげでなぐしっちまったハサミあぎらめったげんちょも偶然めっけるごどでぎだ」
→「畑で無くしてしまったハサミを諦めていたけども偶然に見つける事が出来た」

2015年9月7日月曜日

「さど」

今日の福島弁「さど」

今日の写真「菜園を始めてから久しぶりに2回目のスイカを栽培しました 

直径約20㎝と小振りなスイカが1個だけ実りました 


糖度は10~11度といったところでまあまあの出来でした」

意味:砂糖

使い方:「むがしは隣近所の家さ おじゃのみにいぐど 気がきいだ おじゃがしなんぞながったがら 
『さあ、手ださんしょ』 といわっち手の平さ でっかい梅干しのっけらっち、その上さ さど たんとかげでもらってがら ごっつぉになったもんだぞい」

→「昔は隣近所の家にお茶飲みに行くと 気の利いた お茶菓子などが無かったから 
『さぁ、手を出して』 と言われて 手の平に 大きい梅干しを乗せられて その上に 砂糖を 沢山かけていただいてから 御馳走になったものだよ」

2015年9月3日木曜日

「ばあり」

今日の福島弁「ばあり」

今日の写真「久しぶりに太陽が顔をのぞかせトマトの両側に植えたコンパニオンプランツのバジルにも花が付き、みつばちマーヤが活発に飛び交っていました」


意味:ばかり、だけ

発音:ばーあり

使い方:「猛暑のあどは雨ばありふってでトマトわっつぁげっちまってる」
→「猛暑の後は雨ばかり降っていてトマトが割れてしまっている」

「すぎなものばあり食ってではわがんねべした」
→「好きな物だけ食べてたらダメでしょう」

2015年8月28日金曜日

「じぐねる」

今日の福島弁「じぐねる」

今日の写真「菜園の珍しい三つ子のナスです 1節から3個成りました 


今年は双子のキュウリも出来たので、喜びは2倍、3倍です」

意味:ぐずる、だだをこねる

使い方:「孫きんぎょすぐえねがったど じぐねらっちゃ」
→「孫が金魚すくいを(上手に)出来なかったと ぐずられてしまった」

2015年8月25日火曜日

「なにばり」

今日の福島弁「なにばり」

今日の写真「庭のスイートピーは毎年目を出し蔓を伸ばし、もう10数年もこの時季になるとジャングル状態になって咲いています 赤花も咲いていますが撮ったのがピンボケしたためアップしませんでした」


意味:幾(いく)ら、少し(=多くないこと)

使い方:自販機のアイスコーヒーは「氷ばっかしでなにばりもはいってねぇ」
→「氷ばかり(が多くって)幾らも入っていない」

2015年8月19日水曜日

「てっちょむぎなんばん」

今日の福島弁「てっちょむぎなんばん」

今日の写真「今日の福島弁と今日の写真は普段全くと言っていいほど関係がありませんでしたが、久々一致しました

てっちょむぎなんばん(てっちょむきなんばん)です



隣のシシトウと同じように下を向いて成るのが一般のトウガラシ(鷹の爪)です 


てっちょむぎなんばんの方が激辛だと言われています」


意味:実が上を向いて成っているトウガラシ(南蛮)のこと

使い方:「てっちょむぎなんばんは普通のナンバンより辛いがらない 

きーつけでちょべっどずつくわんしょ」

→「上を向いて成っているトウガラシ(南蛮)は普通のナンバンより辛いからね 

気を付けてすこしずつ食べなさい」

2015年8月14日金曜日

「よったがる」

今日の福島弁「よったがる」

今日の写真「8月1日にリーフレタスの種を少し大きめなポリポットにばらまきし11日経った8月10日の写真です 
ポットにびっしりと二葉が出ました 


8月13日にポリポット1個に1本を鉢上げしました 
本葉4~5枚になってからいよいよ畑に移植します 
写真右下がレタスで、右上はキャベツです 



キャベツの虫よけとなるレタスはコンパニオンプランツなのでキャベツと同じ畝に植えます 
写真左下は別の種類のレタスとキャベツで8月9日に種蒔きしました 
種蒔き4日後は二葉が早くも出ています

『春に播く夏野菜は遅く播け、夏に播く秋野菜は早く播け』と昔からこの地方では云い伝えられています 
春は遅霜に注意、夏お盆過ぎは夜間の気温がぐっと下がるので適期から2~3日遅れても成長が遅くなるためでしょう」

意味:群がる

使い方:「あまだの人らよったがって何やってんだべ」
→「大勢の人達が群がって何をしているのだろう」

2015年8月9日日曜日

「かっぱらい」

今日の福島弁「かっぱらい」

今日の写真「種から育てた5株の内1株だけが何故か分からないけど双子となり、1節から2個のキュウリを収穫しています」


意味:盗人(ぬすっと)

使い方:「もんもかっぱわらっちゃんだって」
又は、「もんもかっぱらいにあったんだど」
→「桃が盗まれたんだって」

2015年8月5日水曜日

「ちぢくせ」

今日の福島弁「ちぢくせ」

今日の写真「菜園のヒマワリは昨年に咲いた種がこぼれて自然に芽を出し大きく育ち、10本ほど今年も一人前の花をつけました 

まもなくメジロ(野鳥)が字のごとくこの種を食べに目白押しに大群でやって来ることでしょう 

このヒマワリは10年以上も前に播いた種の子孫です」


意味: 乳臭い

使い方:「べごのにぐはちぢくせごどぉ」
→「牛肉は乳臭いこと」 

昔は牛肉を食べ慣れていなかったのでお年寄りは良くこんな言葉を口にしてたものです。

Sei爺も柔らかくなった桃の皮を手で剥いて食べた後、その手の匂いを嗅ぐとプーンと「ちぢくせなど」→「乳臭いなと」感じるのですが、皆様はいかがでしょうか?

2015年7月31日金曜日

「いぎひ」

今日の福島弁「いぎひ」

今日の写真「夏野菜のオクラはすくすくと育っています 


菜園ではモロヘイヤも同時に収穫が出来、その他作っていないヌルヌルはヤマイモと海藻のめかぶなどを買ってきて自家製のキュウリも入れたりして夏バテ防止にと頻繁に朝夕食卓に登ります」

意味:液肥

使い方:「毎週いぎひくっちっからオグラもいぎおいいいごど」
→「毎週液肥をくれているからオクラも勢い(の又はが)いいこと」

「ふぐしまの人はいどえのくべづつがんにがんない 東京の人らもひとし まぢがえでっぺした」
→「福島の人はいとえの区別が出来ないからね 東京の人達もひとし(を)間違えているでしょ」

2015年7月27日月曜日

「ねっちがえる」

今日の福島弁「ねっちがえる」

今日の写真「純白のカサブランカは、赤花が咲き終わった後にピンクの花が散ってからようやく咲きました 


この花が終わってからお礼肥をあげます 来年も楽しませてくださいと」


意味:寝違(ねちが)える

使い方:「ねっちがえでくびがらかださかげでいでごど」
→「寝違えて首から肩にかけて痛いこと」

2015年7月21日火曜日

「どまづぐ」

今日の福島弁「どまづぐ」

今日の写真「私は昔からこのような花をつい、テッセン(鉄仙)と呼んでしまいますがクレマチスと云うのが世間一般の呼び名ですね この花の正式名は妻は解るでしょうがシャワー中なので聞く事が出来なくて今回は不明となります」


意味:話がつかえる

戸惑うという意味には使いません

使い方:「久しぶりに人前でしゃべったもんですっかりあがっちまってどまづいだのなんの」
→「久しぶりに人前で話をしたものだからすっかりあがってしまって話がつかえてしまったわ」

2015年7月16日木曜日

「てひっかいで」

今日の福島弁「てひっかいで」

今日の写真「鉢植えのピンクのカサブランカが一足早い赤のカサブランカに続けとばかりに咲きました 純白のカサブランカはまだ蕾です」



意味:手を引いて

使い方:「おっころばねように かあちゃんさ てひっかいでいぐんだよ」
→「転ばないように お母さんに 手を引い(もらって)行くのだよ」

2015年7月13日月曜日

「あづぼったぐね」

今日の福島弁「あづぼったぐね」

今日の写真「大好きなネジバナ 

ラン科の山野草で種がこぼれあちらこちらの鉢に根付いて年々増えています 

良く公園等の芝生に群生しているのを見かけます これは土を動かさないために増えるのです
 

昨年バルコニーに置いた鉢に一株だけ咲いた希少な白花のネジバナは、今年になって二株に増えて咲きました」

意味:厚手ではない

使い方:「今日は猛暑日になるみでだがらあづぼったぐねくづした出しどいで」
→「今日は猛暑日になるみたいだから厚手ではない靴下を出しておいて」