｢するにこどかいで｣

今日の福島弁｢するにこどかいで｣

今日の写真「一本の木に白花、赤花、白と赤が混じった花が咲く庭のボケが満開になり、時折茶色い羽根の野鳥がこの花の蜜を吸いにやってきます」

意味：他にも仕方や方法があるはずなのにこんなことをするとは

標準語の「いうにことかいて（言うに事欠いて）」→「言わなくてもよいのにわざわざ言って」と良く似ています。

｢さっきな｣

今日の福島弁｢さっきな｣

今日の写真「庭の紫花の山ツツジは満開を迎えました　葉が3枚なのでミツバツツジと呼んでいます　この他にも小さな赤花の代表的な山ツツジと大きいオレンジの花を咲かせるツツジなどがこの時季里山を着飾ってくれます」

意味：先ほど

使い方：「さっきなまではらいさまあめすごがった」
→「先ほどまでは雷雨が凄かった」

｢どうすっぺ｣

今日の福島弁｢どうすっぺ｣

今日の写真「庭の花桃（白花）やカイドウ（又はハナカイドウ(花海棠：リンゴ属)もようやく咲いたのに、季節外れの雪と寒さで震えています」

 

 

意味：どうしよう　どうしましょう

使い方：「タイヤとっかえだのにゆぎふって買い物どうすっぺ」
→「(夏の)タイヤに取り替えたのに雪が降って買い物どうしよう」

｢あしのこば｣

今日の福島弁｢あしのこば｣

今日の写真「鉢植えの紫花と赤花のアネモネ2種は鉢植えで育てていますというか、特に肥料もやらなくとも毎年咲いてくれます　今年は花が終わりのころお礼肥あげます　和名はボタンイチゲ（牡丹一華）だとか」

意味：足の甲

使い方：「あるがねで座ってばっかりしごどしてっどあしのこばはれでこね？」
→「歩かないで座ってばかりの仕事をしていると足の甲が腫れて来ません？」

｢よそいぎ｣

今日の福島弁｢よそいぎ｣

今日の写真「福島市飯坂支所の花桃は白やピンク、赤色八重の花がとても綺麗です　桜の花とのコラボもすばらしく大勢の人達が花見をしていました　2013.4.17撮影」

意味：着物や靴など身につける一張羅の物を指す　とっておきの品物

同意語「よそゆぎ」

使い方：「よそいぎのげだふだんにはいでだめだべした」
→「とっておきの下駄を普段から履いてはいけないでしょう」

｢あったけ｣

今日の福島弁｢あったけ｣

今日の写真「三春の滝桜を観に久しぶりに行って来ました　東北道上りの郡山JCTを経由して磐越自動車道の郡山東ICで降り、駐車場まではナビの予定時間よりも渋滞で約30分余計にかかりましたが、念願の滝桜を間近で見ることが出来ました　帰途288号線を正午ごろ走ると滝桜方面に向かう道路は大渋滞で船引三春ICまで行かず正解でした　今日は一輪の花弁も散っておらず8分咲きだったようです　滝桜を反時計廻りで一周しカメラに収めましたが、右側から見る滝桜が気に入りました　推定樹齢1000年はやはり見事で圧巻でした　（上の写真が正面、下の写真が右側）」

意味：暖かい（気温）　温かい（お風呂・湯）

発音：あったけー　あったけぇ

使い方：「今日の花見はあったけがったがらなによりだったべした」
→「今日の花見は暖かかったから最高だったよね」

｢さんくりがえり｣

今日の福島弁｢さんくりがえり｣

今日の写真「自宅から歩いて数分の処にある個人所有のしだれ桜は毎年目を楽しませてくれます　そこには小鳥のメジロ数十羽で花の蜜を吸っていたのでしょうか、大群で木の枝から枝に飛び回っていました　目白押しはここから来たのですネ」

意味：勢い良く転ぶ様子　宙返り

使い方：「どでで足すべらせだら　さんくりがえりしっちまった」
→「土手で足をすべらせたら　おもいっきり転んでしまった」

｢ゆっちばる｣

今日の福島弁｢ゆっちばる｣

今日の写真「昨日、今日と暴風に煽られても何とか倒れずに咲いている庭のスイセン」

意味：縛る　縛りつける

束ねて（結って）縛るの転　『ゆっ』は強調している接頭語

使い方：「なんだべまぁ　犬つっち来たのがい？　ほごらへんさ　ゆっちばって　あがらんしょ」
→「なんとまぁ　犬を連れて来たの（かい）？　その辺に　（犬を）縛って（から）　（家の中に）お入りください」

｢ふんのぼる｣

今日の福島弁｢ふんのぼる｣

今日の写真「地植えの赤系と白のクリスマスローズ2株と、その傍に置いている3鉢・3種は見頃を迎えました」

意味：（意図しなく好まないものを）踏んづける（踏みつける）・踏んでしまう

語源はフン（糞）を上るから？

使い方：「さっき　うっしょの　道路の暗がりで　フンみでなもの　ふんのぼった　がもしんに」
→「先ほど　後ろの　道路の暗がりで　（犬の）フンみたいなものを　踏んづけてしまった　かも知れない」

｢やろこ｣

今日の福島弁｢やろこ｣

今日の写真「鉢植えのクリスマスローズは一昨年の夏スイートピーの旺盛な枝葉に覆われ枯れかかりましたが、何とか復活し二輪咲いてくれました」

意味：男の子

使い方：「いじばんめぇさ　座ってるやろこは　なんとまず　かっつぇわし　わらしだべした」
→「一番前に　座っている男の子は　なんとまぁ　せわしない（落ち着きのない）　子供だね」