2018年4月30日月曜日

「なげどがれる」

今日の福島弁「なげどがれる」

今日の写真「仕事を終え夕方帰宅途中、自宅近くのリンゴ園でのスナップ写真(4.23撮影)

今年は草花や野菜に果樹も全ての開花が1週間以上も早くなっています


モッコウバラの黄花も咲き始めました(4.23撮影) 白花のモッコウバラはいつもこの後に開花します


クレマチスは何種類もある中で一番最初に咲いた鉢植えのものです(4.27撮影) ボリュームのあるクレマチスで気に入っています


翁草(オキナグサ)もクリスマスローズがたくさん植えてあるいつもの一角で花をつけました


ボタンも花芽をつけたと思ったらあっという間に七分咲きを向かえました

5株あったボタンは今では3株となりました 2株は株元に毎年少しずつでも盛り土しなかったために(木が)枯れて元の芍薬(シャクヤク)になってしまいました

ハート形した花に見えるペチュニアです とっても可愛いですね
毎日の花がら摘みが大変です」


意味:捨てておかれる

使い方:「ゴミ収集所でねいどごさテレビだのタイヤだのなげどがれであやまったない」
→「ゴミの収集所ではないところにテレビやタイヤなどが捨てておかれて困ったネ」

2018年4月23日月曜日

「うらじろ」

今日の福島弁「うらじろ」

今日の写真「庭のシャクナゲです

サザンカの木の下なので思い切ってそのサザンカを選定してやったら日差しが増えたようで、今年は多くの花をつけてくれました


ハナミズキも例年より1週間~10日早く満開となりました 

隣に植えてある白花のハナミズキは2階からのアングルでは隣家が写ってしまいアップできませんでした」

意味:ウラジロシャクナゲ
   吾妻シャクナゲのこと(葉の裏側の淡褐色の綿毛は若葉の時は白いから)

2018年4月15日日曜日

「つっつく・つっつぐ」

今日の福島弁「つっつく・つっつぐ」

今日の写真「我が家の花桃が満開となり、飯坂支所の花桃も見頃を迎えただろうと立ち寄りました

期待通り見事な咲きっぷり!
純白や桃色それと真っ赤な花を咲かせている木々は全部で百本以上はあることでしょう


この花桃は白い花びらの中に桃色も混じっています


こちらは1本の木ですが枝によって白と桃と赤色の三色の花をつけていました」

白地に赤や桃色、白・桃・赤色の三色の花
これは”咲き分け”です。
桃の他にも梅やボケなどにも見られます。
それと皐月(サツキ)も代表格でしょう。


意味:突(つ)く 突(つ)付く

使い方:「ツグミどヒヨドリが庭さおいだリンゴつっついでっつおい」
→「ツグミとヒヨドリは庭に置いたリンゴをつついて(食べて)るよ」

2018年4月10日火曜日

「かどい」

今日の福島弁「かどい」

今日の写真「週末菜園の野菜の花 大特集!

今年の春の訪れはこの地でも1週間から10日ほど早いものでした

いつもより早く開花したのは桜や桃ばかりではなく菜園でも例外ではなかったようです


昨秋、結球しなかった白菜が枯れずにトウ立ちして見事な花を咲かせました


厳冬をやり過ごし子孫を残そうと花を咲かせた白菜ですがごめんなさい!

まだ開花していない芯を選んで摘み、おひたしとお味噌汁の具としていただきました


これは、からし菜の花

白菜と同じ、アブラナ科のからし菜は黄色い花が綺麗です

鼻にツーンと来るには花が咲かないうちに茎ごと掻き取り熱湯にさあーっ!とくぐしてからすかさず冷水に浸すのがコツ

根性の悪い人ほどこれをやると辛くなるとか
ここ数年、家で作って貰ってもさほど辛くありません

この種は和辛子の原料となってオリエンタルマスタードと呼ばれます


こちらは辛味大根の花

昨秋収穫し、天ぷらや蕎麦(ソバ)の薬味としていただきました
食するとこめかみから頭のてっぺんまで辛さがヒリヒリと届き、暫くしてから鼻先から辛さが抜けていく感じの大根でした


折角咲いたのですから採取した種をもう一度秋に蒔いて育てたいと思います
普通、大根の花は真っ白のはずですが蕾のうちは青みがかってとても清楚な花です
大根は黄色い花ではありませんが、これも立派なアブラナ科です


最後は春の香を届けてくれる、かぶれ菜の登場です

夏の終わり頃にに種撒きを行い、晩秋にはある程度の大きさの株に仕立て冬に備えます
初春にトウ立ちした花が開ききらないうちに茎ごと掻き取って収穫するためにかき菜とも呼ばれています

レシピはおひたしや炒め物それにお味噌汁の具など
左上に前出の白菜の花が覗いています

春の菜園は葉物の宝庫です」


意味:なつかない 人見知りする

使い方:「かどいねごだごどぉ」
→「なつかない猫だこと」

2018年4月6日金曜日

「すりびぐ」

今日の福島弁「すりびぐ」

今日の写真「2~3日前に桜が満開になって、今度は福島市郊外の果樹大国の大半の畑では桃も八分咲き


農家は例年よりも1週間~10日も早い開花なので、花すぐり(花の滴下)や花粉交配で大わらわです


ここ福島市では梅が咲いた後に桜と桃が続けざまに一斉に開花となりました


日本三大桜として有名な三春滝桜がある福島県三春町では古くから、梅と桜と桃の花が同時に咲く処と言われてきましたが、福島市街を始め花見山公園でも三春町と同様に梅・桜・桃の花の競演が見られているようです」

意味:(衣類などを)引きずる

使い方:「いしょながいがら すりびいでっぺした」
→「着物が長いから(長いので裾を) 引きずってるよね」

2018年4月3日火曜日

「すっこぐ」

今日の福島弁「すっこぐ」

今日の写真「春休みを利用し2週間帰省していた娘と孫達が帰る日なので仙台空港まで車で送った帰り、宮城県大河原町の白石川堤”一目千本桜(ひとめせんぼんざくら:hitomesenbonzakura)”に立ち寄りました


桜祭りは5日からだというのに今年の桜は待ってくれずほぼ満開です

今日は休日かと見まごうほど見物客の多さには”おったまげ”ました


桜見物後暫くして、家内がコーヒーを飲みたいと出店でホットを注文

「今、お湯が無いのでこれから沸かします」と少しお年(?)の女店員さん
家内「お願いします」

女店員さん「ミルクと砂糖は?」
「砂糖だけお願いします」と家内

そうしたら、ガステーブルコンロ でアルミニュウム製の鍋に水を汲んで沸かし始めました
そして紙コップにインスタントコーヒーの粉末入れて、スティックシュガーじゃ無く1Kg(2Kg?)入り袋から取り出した砂糖を入れてくれました

そして、そして割り箸でかき回してから「はい、どうぞ!」

もう、そのお味は飲まなくとも分かりますよね

お代は200円也

「アッチチー」と言って飲み始めたので、熱さだけはコンビニの100円コーヒーに負けていなかったようです」

意味:(転んで)擦り傷が出来る

使い方:「すっこいだどごさ うまねよう マーキュロ つけどげ」
→「擦り傷が出来たところに 膿まない(化膿)しないよう マーキュロ(マーキュロクロム液:赤チン)を つけておきなさい」

2018年4月2日月曜日

「いっこいっこ」

今日の福島弁「いっこいっこ」

今日の写真「春の訪れを告げるネコヤナギの花穂



猫のしっぽに似ていることから命名されたとか


葭原(よしはら:yoshihara)の中で見つけました(2018.3.31撮影)」

意味:ネコヤナギ

使い方:「こどしは早いごど まだ3がづだど言うのに いっこいっこ さいったぞい」

→「今年は早いこと まだ3月だと言うのに ネコヤナギが 咲いてたよ」