2014年7月30日水曜日

「けきりむし」

今日の福島弁「けきりむし」 
意味:カミキリムシ 発音は「けぇきりむし」 
カミキリムシ:髪切虫→けきりむし:毛切虫
使い方:「もんもばだげさけきりむしいっとあんましよぐねない」
→「桃畑にカミキリムシがいると余り良くないね」 

カミキリムシの幼虫は桃などの生木に穴を開け、若木などの場合は枯らしてしまうために農家では害虫として扱われます。成虫も樹皮をかじったりします。 

桃畑と言えば、夏本番の早朝畑に行くと落下した桃の実にカブトムシが数匹「たがって」→「とまって」水蜜を吸っている光景を目にします。

カブトムシとクワガタの声”ゼリーは甘過ぎるので、たまには桃頂戴 !”

2014年7月29日火曜日

「ぶぐう」

今日の福島弁「ぶぐう」
意味:追う、追い払う
使い方:「キジにとうみぎくわれっちまうがらぶぐってこぉ」
→「キジにトウモロコシが食べられてしまうので追い払って来て」

2014年7月23日水曜日

「はらぶぢ」

今日の福島弁「はらぶぢ」
意味:(プールなどで飛び込む際)お腹から先に飛び込む様子
使い方:「こどしもはらぶぢしっちまった」
→「今年も頭から飛び込めずにお腹をぶつけて飛び込んでしまった」

今年も子供たちにとっては待ちに待った夏休みがやってきました。
私の大好きな“夏休みこども科学電話相談”も始まりました。毎年教わることが多いのです。
プールで飛び込む際は、お腹から飛び込むと「はらぶぢ」すなわち「腹を打つ」ため痛いので頭から上手に飛び込みましょう。

「カナカナゼミ」の初鳴きを今日の夕方、菜園の隣にある欅の木から聞こえてきました。
「カナカナゼミ」とは「ヒグラシ」のことですね。聞こえたのは18時40分でしたから、まさに「陽暮(ひぐれ・ひぐらし)」です。この「ヒグラシ」は日暮れ以外にも日の出前にも「カナカナカナ・・・」と甲高い声で鳴く蝉です。

2014年7月21日月曜日

「ちょうしこぐ」

今日の福島弁「ちょうしこぐ」
意味:調子に乗る
使い方:「あんだはいいとしこいでちょうしこぐど何しでがすがわがんねんだがら」
→「貴方はいい年して調子に乗ると何をしてしまうのか分からないのだから」

セミの初鳴き:朝、週末菜園近くの林からミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきました。
アブラゼミは未だ聞いていないのに。

2014年7月18日金曜日

「うぞむぞ」

今日の福島弁「うぞむぞ」
意味:(虫などが)うじょうじょ・うじゃうじゃいる様子
有象無象(うぞうむぞう)と語感が似ているところから使われています。
尚、有象無象は仏教用語の有相無相(うそうむそう)の転です。
使い方:「かぎのはっぱさアメシロうぞむぞたがってだがらざわざわしっちまった」
→「柿の葉っぱにアメリカシロヒトリがうじゃうじゃ這っていたのでぞっとしてしまった」

2014年7月16日水曜日

「めめぐる」

今日の福島弁「めめぐる」
意味:芽が出る
使い方:「だいごんの種まいだらめめぐってきた」
→「ダイコンの種を蒔いたら芽が出て来た」

2014年7月13日日曜日

「つがってる」

今日の福島弁「つがってる」
意味:「注いで(ついで・そそいで)ある」
使い方:「乾杯すっから、みんなコップさ飲み物つがってる?」
→「乾杯するから、みんなのコップに飲み物は注いである?」

2014年7月10日木曜日

「しんしょ」

今日の福島弁「しんしょ」
意味:しんしょう、しんじょう(身上)、資産、財産、身代(しんだい)
使い方:民謡 会津磐梯山 「♪朝寝(あさぁーねぇ) 朝酒(あさぁざぁけぇー) 朝湯(あさぁゆぅー) がぁ 大好きでー それでしんしょー つーぶしたぁ もっともだぁー もっともだぁー♪」

2014年7月7日月曜日

「くどぐ」

今日の福島弁「くどぐ」
意味:愚痴を言う
使い方:「さっきなうぢさ来た人、我がおっかさまのごど くどぐごどくどぐごど」
→「先ほど我が家に来た人、お姑(しゅうと)さんの 愚痴を何度も何度も言ってたわ」

2014年7月2日水曜日

「ふとんひぐ」

今日の福島弁「ふとんひぐ」
意味:布団を敷(し)く
使い方:「久しぶりに、にがいさねっちがらふとんひいどいでくれっぺが」
→「久しぶりに、2階に寝たいので布団を敷いておいてくれる(かい)?」