2017年7月30日日曜日

「ふける」

今日の福島弁「ふける」

今日の写真「菜園のカボチャの花です 


雄花と雌花の見分け方は雌花の茎の付け根にはまあるくカボチャの赤ちゃんが膨らんでいますのですぐに判ります

キュウリも同じ黄色い花を付けますがカボチャの花はその十倍もあって大きい花です 

実りあるのはミツバチ君達が大活躍してくれるお陰です 

”ミツバチマーヤ”がいなかったら人工授粉が必要です

カボチャの実がある程度育った頃にトレーを実の下に置いてやります
 

それをしないと実が直接土に触れてその箇所だけが変色して商品価値がなくなってしまいます」

意味:褪(あ)せる(鮮やかさをなくす) さめる

この他にも、「ふける」を「耽る」や「老ける」と書いたら福島でも共通語と同じ意味です。

それに「蒸ける」もありますね。

使い方:「(ランドセルを)ろぐねんも しょってっと やっぱし 色ふけでくんだ ない」
→「6年(間)も 背負っていると やはり 色あせてくるんだ ね」

2017年7月23日日曜日

「あっぽ」

今日の福島弁「あっぽ」

今日の写真「過日の朝、愛猫の夢ちゃんはテレビで放映されたネコ達に夢中でした


テレビにネコや犬などのが動物が写ると長時間こうして鑑賞しています」


意味:汚いもの、汚れたもの、うんこ

使い方:「(幼児に)それあっぽだがら さわっちゃ わがんねがんない」

→「それは汚いものだから 触って(は) だめだからね」

2017年7月17日月曜日

「びがびが」

今日の福島弁「びがびが」

今日の写真「昨晩、モグラ避けアイテムの一つとして溜まってしまったビールの空き缶を缶切りでタブ部分を全部「ようわり」→「夜なべ」をして切り取り作業をしました。


ところで、ビール類の出荷量は値上げをしたためか前年同期比でビールが1.4%、発泡酒は2.4%、第三のビールは0.7%それぞれ減少したとのニュースを目にしました。

普段私は晩酌で飲むのは”発泡酒”だけど、今回は息子帰省したり親戚が訪れたので”本物のビール”になりました

写真の空き缶はちょっぴり背伸びしてしまいましたかね

発泡酒の減少が際立っていますのでこれからは一人晩酌で普段通りの”ビール”を飲むように心がけます


モグラ避け空き缶はこのようにイボ竹などを利用し菜園のいたるところに複数挿しておきます


これは500mmℓですので強風でもほとんどが飛ばされたりしませんが少しの風にだとカラカラとさほど音を発しません

これに対し350mmℓの方が少しの風にも反応し高い音を出してくれますが強風下では飛ばされて畑のあちこちに散らばっています

両者特徴がありますので500と350mmℓの両方を挿しています

こうすることで、ある程度のモグラを避けることができます


トマトの畝にコンパニオンプランツの一つであるバジルを2本ワンセットとし11箇所植えました


5月27日に種をポット蒔きして育てた苗です

モッツァレラチーズにトマトとオリーブオイルと、このバジルの葉を混ぜ一緒に食べると”今年も夏が来たぁー”という喜びを感じます

猛暑を乗り切れるっといった食べ物のひとつです」


キジ通信

昨日の早朝(5時頃)菜園に行った際は同じ場所で相変わらず親鳥が卵を抱いていましたが、朝食を摂ってから再び行くと母キジの姿がありませんでした。


9個の卵は全て割れていて無事ヒナが孵ったようです。
めでたしめでたし。

めでたしめでたし?

孵化したのは良いけれど今年だけでもキジの被害の数々。

まず初春に、少し実が膨らんだサヤエンドウと実エンドウが「つっつがれ」→「突かれ」、先月にはオクラを始めチンゲン菜、葉大根の畝で
「ブグブグ」→「虫除け等のためか土を掘る行動」をされ新芽が出て二葉になった頃に全部根こそぎ掘りかえされてしまいました。

その後も今月に入ってから中玉トマトも「あがぐなった7個がつっつがれで」います。
「ろぐなごとしねキジだごど」

この孵った”ちゃっこいキジ”をも含め10匹のキジと菜園での戦いが始まりそうです。

「父ちゃんキジも入れっと11匹になっぺした!」


意味:晴天

使い方:「つゆだどいうのにまいにじびがびがだぁ」
→「梅雨だというのに毎日が晴天だ」

※ここ福島県の県北地方はまとまった雨が何日も何日も降りません。

2017年7月13日木曜日

「ぬっちゃ」

今日の福島弁「ぬっちゃ」

今日の写真「鉢植えにしている背丈がおおよそ2mの真っ赤なカサブランカがたくさんの花をつけて数日前から目を楽しませてくれています
 

今年は分球したと思われるその根元から育った2株にも1輪ずつ同じ花が咲きました

来年も楽しみです


トケイソウ(時計草)です 

これも鉢植えにしています


文字盤と秒針・分針・・・とまでもが見えてきて 夕方蚊に刺されながら(食わっち)もずーっと見ていて飽きない不思議な形をした花です」

意味:濡れた

使い方:「ぬっちゃぐれでは つぢさしみねがら 野菜からびる 一歩手前だべ ない」

→「(少雨で土の表面が)濡れた位では 土に(雨が)浸み込まないから 野菜が枯れる 一歩手前だろう ね」


中通りの県北地方(福島市・伊達市)ではこの3週間ほとんどまとまった雨が降らず空梅雨です。

桃を始めブドウなど果樹園の農家では毎朝、動力ポンプによる潅水(かんすい)をしている様子が数多く見られます。


その後の母キジ

今夕も卵を抱いていました。
心配で毎朝毎晩確認しに菜園に通っています。

「はやぐ うむしてけろ」
→「早く 孵化(を)させて おくれ」

「ほでねど いづまでたっても ジャガイモほらんに べした」
→「それでなければ 何時まで経っても ジャガイモ掘り出来ない だろ」


2017年7月4日火曜日

「たんび」

今日の福島弁「たんび」

今日の写真「野菜”ちょぐばいじょ(直売所)で買ってきだ とうみぎ(トウモロコシ)2本のうぢ”の1本に未熟のものが2本付いていました



ち○○こ(福島弁です) みたい



大根などではこの様な奇妙な形の野菜が良く見られますが とうみぎでは初めて だナイ(ですね)」 

意味:度(たび)

使い方:「はだげさいぐたんびキジ気になって見回ってくんだ」
→「畑に行く度にキジが気になって見回ってくるンだ」



”先月の27日にジャガイモ畑で見つけた母キジのこと”


今日の夕方は雨も小降りになりキジのことが気がかりだったので菜園に行きました。

母キジが居ました居ました。

相変わらず卵を抱いています。

『あれから君は飲まず食わずなの?』っと声に出して問いかけても、こちらを見ない振りをしてじぃーっと正面を見据えています。

何時(いつ)水を飲んで、何時食べ物を摂っているのだろう?

母は強し・・・か。

梅雨に入ってから毎朝毎晩降る雨が母鳥を痛めつけないかと心配です。

こうもり傘でも差しておこうかと思ったりしましたが自然に任せる他ありません。

キジの卵の孵化は20日と少しとか。

と言う事は18日前後です。

無事9個の卵が雛に孵って。
そして親鳥になっても畑の作物を荒らさないで。

・・・と矛盾した願いをかけて菜園を後にしました。