2011年4月26日火曜日

「あだに」


今日の福島弁「あだに」

今日の写真「自宅近くの桃畑は八分咲きになり畑一面桃色の様相は圧巻です」

意味:あんなに。 沢山。

使い方:「あだに長い行程表ださっち困ったもんだナイ」
→「(東電から)あんなに長い行程表を出されて困ったものだね」

2011年4月24日日曜日

「いがんにぐ」


今日の福島弁「いがんにぐ」

今日の写真「福島県南相馬市からやってきた12才のオスで名前はモクと言います 先週16日にsei爺が里親になってくれました しばらくやっかいになります 又、南相馬市で家族と一緒に暮らせる時が来るのを信じています お手じゃなくおやつおくれとおねだりしたところをカシャッと撮られてしまったワン」

意味:行けなく

使い方: 「20Km圏内さもういがんにぐなったんだど」
→「20Km圏内にはもう行けなくなったンだって」

2011年4月22日金曜日

「がっこ」


今日の福島弁「がっこ」

今日の写真「ゆすら梅はさくらんぼに似た赤い小さな実をたくさんつけます 漢字では梅桃、または山桜桃梅と書くそうです 今年は放射能汚染があるかもしれないので、親戚のちびっこには食べさせないようにします」

意味:学校

使い方:「いづまでがっこさ避難してねどなんねんだべ」
→「いつまで学校に避難していないとならないのだろう」

2011年4月19日火曜日

「ねぐした」


今日の福島弁「ねぐした」

今日の写真「2011年4月18日の庭は昨年と比べるとなんか足りない 映えない 何のせい?」

意味:無くした。紛失した。

使い方:「はまどおりでは、つなみでたいせづなものながさっち ねぐした 人たんといっからかわいそだない」
→「浜通りでは、津波で大切な物を流されて 無くした 人がたくさんいるから可哀そうだね」

2011年4月16日土曜日

「うんに」


今日の福島弁「うんに」

今日の写真「地植えのクリスマスローズは年々株が大きくなります」

意味:売れない。

使い方:「ふぐしまけんさんのやさいは放射能でねのも風評でうんにんだど」
→「福島県産の野菜は放射能が出ないものも風評で売れないンだって」

2011年4月12日火曜日

「うなう」


今日の福島弁「うなう」

今日の写真「こんなにも綺麗な色合いを出してくれる地植えのアネモネが今年も咲いてくれました その他にもスイセン、クロッカス、クリスマスローズなども一斉に咲き花爛漫の庭になりました」

意味:耕す。耕運する。

使い方:「こどしはセシウムのせいで、はだげ うなうごどでぎね」
→「今年はセシウムのせいで、(週末菜園の)畑を 耕すことができない」

「うなうごどでぎね」は→「うなわんに」と言い換えたほうがより福島弁になります。

※セシウムの半減期は約30年とヨウ素(同:8日)より長く地表10cmぐらいまでに留まっているため、1年以上は作物を作らず耕さないで雑草に取り込ませたほうが良いようです。しかし、生活がかかっている農家の方たちは、1年間の補償を拒否してでも作付けしたいというのが本音です。

60Km圏外の福島市においては放射線量が減少してきたとはいえ30Km圏内外の南相馬市の一部や相馬市の地域よりも高い値です。余談を許さない第1原発の現状と余震の大きさ・多さに怯える毎日です。1日でも早い原発事故の終息を願います。

2011年4月2日土曜日

「さすけねよ」


今日の福島弁「さすけねよ」

今日の写真「名前の通り寒い早春の時期に残雪をものともせず咲いてくれる雪割草 福島の第1原発の今おかれた悪況も雪を割って咲いたように終息してくださいと願わずにはいられません」

意味:大丈夫だよ。

使い方:「福島第1原発さすけねよーど、あしたにでもなってくんにべが」
→「福島第1原発は(もう)大丈夫だよって、明日にも(そう)なってはくれませんか」

・「マイクロ・ミリシーベルト、ベクレル」こんな単位の知識を知らずにいつまでも暮らしたかった。