2010年10月31日日曜日

「たんに」


今日の福島弁「たんに」

今日の写真「季節外れに咲いている斑入りアサガオは、寒さなんかにまだ負けられないとガンバッテいるかのよう」

意味:①足りない。 ②用便しない。

①の使い方:「ひとりたんにぐね」
→「一人足りなくなぁい?」

2010年10月26日火曜日

「よったり」


今日の福島弁「よったり」

今日の写真「流通名のメドーセイジは親しみやすい名前ですが、学名であるサルビア・ガラニチカは氷点下の庭で越冬します」

意味:四人。

使い方:「よったりでこらったんだない」
→「四人で来られたのですね」

2010年10月21日木曜日

「まげ」


今日の福島弁「まげ」

今日の写真「赤花夕化粧(あかばなゆうげしょう)は砕石を敷いた駐車場にひとりでに咲いていて、花の直径が僅か1センチメートルの小さな花のうえ背が低く撮影には難航します タイヤで踏まないように朝夕車を出し入れします あかばな科・まつよいぐさ属だそうです」

意味:家系。 血筋。 分家。
同類語:「たづ」→性質(たち)。系統。血筋。「たづ」は2010.6.23のブログで登場済み。

使い方:「あそごの家のひどだちは代々あだまいいまげだがらない」
→「あそこの家の人達は代々頭(が)良い家系だからね」

2010年10月18日月曜日

「でろ」


今日の福島弁「でろ」

今日の写真「八重咲きでピンクの孔雀草(クジャクソウ)も、白花一重の孔雀草と同じ玄関脇に育っているために場所取りを競っているかのようです」

意味:土。

使い方:「ちゃっこいどぎはでろわっさすぎだがんない」
→「小さい(幼い)時は土いじり(が)好きだからね」

2010年10月14日木曜日

「ひして」


今日の福島弁「ひして」

今日の写真「白花の一重の孔雀草(クジャクソウ)は、繁殖力が旺盛なため玄関脇で年を重ねる度に株がいくつも増えて他の植物の生育場所を奪ってしまいそうな勢いです」

意味:一日。

使い方:「チリらぐばんじごひしてどちょべっとで全員きゅうしづさっちよがったでば」
→「チリ(の)落盤事故(で)一日と少しで全員(が)救出されて良かったわー」

2010年10月13日水曜日

「かわりばんこ」


今日の福島弁「かわりばんこ」

今日の写真「美しい清楚な紫色の実をつける紫式部(ムラサキシキブ)は、源氏物語の作者だといわれている平安時代の作家・歌人の名をいただきました」

意味:交替(こうたい)。

使い方:チリの落盤事故で「救出するひどたぢは24時間かわりばんこで作業すんだべない」
→「救出する人達は24時間交替で作業するんでしょうね」

”全員無事救出されることをお祈りいたします”

2010年10月11日月曜日

「ふだ」


今日の福島弁「ふだ」

今日の写真「先月プランターに撒いたミックスレタスは、週末菜園に定植できる位に大きくなりました」

意味:ふんだん。 豊富。 多い。

使い方:「日本は原材料がふだでねいがら」
→「日本は原材料がふんだんに無いから」

2010年10月7日木曜日

「ぎっちょ」


今日の福島弁「ぎっちょ」

今日の写真「鉢植えのアンジェラは6月上旬にも咲きましたが、四季咲きなのでこの秋もカップ形のかわいい花をつけました」

意味:左利き。

使い方:「ぎっちょの人は器用だかんない」
→「左利きの人は器用だからね」

2010年10月5日火曜日

「いだぱんこ」


今日の福島弁「いだぱんこ」

今日の写真「大好きなホタルブクロ、しかもヤマホタルブクロは季節外れのためなのか背丈は小さくて一輪の花を咲かせました」

意味:板の切れ端。
板っ端・・・いたっぱ・・・板の端にこを付けた。
馬・べご(牛)にこをつけ、馬っ子・べごっ子と同じこの使い方。

使い方:「そごのいだぱんことってくんにべが」
→「そこの板っ端を取ってくれないだろうか」

2010年10月3日日曜日

「はだいも」


今日の福島弁「はだいも」

今日の写真「2階鉢植えのメキシカンセージは冬も部屋に取り込まなくても寒さで枯れたりせずに、春に新芽を出し毎年この時期にきれいな花を咲かせます」

意味:里芋(さといも)。

使い方:「いもにかいどいえばふぐしまではジャガイモどぶだにぐなんだげんちょも、おどなりのやまがだでははだいもどぎゅうにぐなんだど」
→「芋煮会と言えば福島ではジャガイモと豚肉なのだけれども、お隣の山形では里芋と牛肉なんだって」

2010年10月2日土曜日

「さわしがぎ


今日の福島弁「さわしがぎ」

今日の写真「私道に毎年種がこぼれて咲いてくれる変わり花のひとつのコスモスは10月の誕生花です」

発音:「さわしがぁぎ」
意味:醂(さわ)した柿。
醂(さわ)す・茹でると渋柿が甘くなる。 醂(さわ)す=渋柿の渋みを抜く。

使い方:「あぎになっとさわしがぎくいたぐなんね?」
→「秋になると醂(さわ)し柿(が)食べたくならない?」