2017年5月28日日曜日

「どがす」

今日の福島弁「どがす」

今日の写真「1週間前の21日に訪れた京成バラ園で買い求めた大苗2本のうちの1本のツルバラの”ロサ・ルビギノーサ”です


小さな花をたくさん咲かせ一重で薄いピンクの清楚なバラが気に入って手に入れました

花の香りは無いのですが、その代りに若葉をすりつぶすとリンゴの香りがするバラです


難なのは咲いた花が一日で散ってしまうことです

ヨーロッパでは自生している野生種とか

”ロサ 何とか”というロサが付くバラはみんな原種・原種系で日本ではさしずめノイバラやハマナスのことでしょうね


大苗のもう1本は”アトール'99”という四季咲きで微香ある中輪で明るい純黄色のバラです


黄色いバラはというと一般に咲た後に満開を過ぎると白っぽくなるバラが多いのですが、この”あとぅーるないんてぃないん”は黄色を保ったまま咲いていてくれます

ロサとアトールのコラボです


ピンクと黄色のコントラストが実に見事です

背丈はどちらも1m70cmあまり

2鉢とも翌日の22日にバラの土と堆肥・鉢のアーチ、それに12号バラ鉢をホームセンターで買って来て早速植え替えました

もっともっと でっかぐ(大きく)なぁーれ


こちらは、もう10年前くらいに庭に自然に育ったノイバラを数年間荒れ放題にしておいたのですが・・・


これではいけないと今年の早春に”床屋さん”になって思い切り枝を切ってタンダード仕立てにしてみました

すっきりとして凛々しく”男らしい?”ノイバラになった気がします」


意味:のける(退ける・除ける)、どける

使い方:「みぢばださおいどがれっと邪魔だがらどがしてけろ」
→「道(端)に置かれると邪魔だからのけてくれ」

2017年5月24日水曜日

「おいこさっちゃ」

今日の福島弁「おいこさっちゃ」

今日の写真「千葉市の京成バラ園を訪れました 快晴に恵まれました



散ってしまった花、まだ蕾が多い花などもありましたが大半のバラは満開で
見ごろに適した良い時期に行った気がします




バラの花らしからぬ”パルヘ タムール”というバラだそうです



こちらは”しのぶれど”だそうで和名がついていかにもしっとりとした色のバラでした


思い切って行って良かったバラ園でした」


意味:①追い越された ②追い越せた、追い越すことが出来た

①の使い方:「今日も上り坂でいつもの車においこさっちゃ」
→「今日も上り坂でいつもの車に追い越された」

②の使い方:「先に出かけた人を駅前の交差点でようやくおいこさっちゃ」
→「先に出かけた人を駅前の交差点でようやく追い越せた」


京成バラ園
数年越しの想いがようやく叶い千葉県八千代市の京成バラ園に5月21日の日曜日に行ってきました。

なにしろここ福島市からは片道300㎞超え、所要時間は4時間と30分かかる距離です。
そう簡単に訪れることが出来る場所ではありません。

行く前ににネットで調べてみたら普段の開園時間は9時からなのに、このシーズン時の土日は早朝6時からだと分かりました。

それではと訪れる前日の土曜日20日の午後に自宅を出発し超低速でのんびりと
東北道、磐越道を経由し常磐道の守谷SAまで辿り着き、そこで仮眠を取った次第です。

しかし仮眠を取りたくても駐車場は兎に角、一晩中いろんな騒音がけたたましく車中では全くと言っていいほど眠れませんでした。

まず、何十台ものバイクのエンジン音が半端ではありません。

次に大型トラックがすぐ近くに止まってエンジンを切ってくれず、うるさいのなんの。
乗用車専用の場所に3台も止めていました それも乗用車2台分を占用し斜めに駐車しています。

又、夜中(午前2時過ぎ)になってもSAに入って来る車、出て行く車のキーロックとドア開閉の音”ピッツピッツ”などなど。

もう高齢者なのにホテルに泊まらず、若者の真似をしたのが間違いでした。

毛布と枕代用のバスタオル、それとアイマスクやドアカーテンを事前に購入し万端の車中泊グッツを揃えましたがダメでした。

耳栓も用意すれば少しは良かったかなと後悔しきり。

当日の朝5時に守谷SAを出発し、柏ICを降りて16号国道を30Km以上をひたすら南下。

ナビを見ると6時前には到着予定なので早すぎかと思いきや辿り着いたら6時10分前なのにもう駐車場は空きが少ない感じ。

これでは7時、8時にバラ園に着いたら路上で長時間並んで待つことになりますね。

地方のバラ園だったらこうも混まなく、まして朝6時からの開園はありえません。
都心から電車で約1時間半の場所だからと人口が多いから・・・納得です。

帰り際に直売所では大苗を2鉢と新苗1鉢を衝動買いし帰途に着きました。



カッコウ(郭公)
昨夜は夜の10時過ぎてもカッコウが頭の上(隣の家のテレビアンテナの上?)で鳴いていました。

夜でも鳴くのかなと不思議に思いながら就寝しました。

ところが夜中に又カッコウの声で目が覚めてしまいました。

何時なんだろうと時計を見るとなんと2時半です。
真っ暗闇なのに。

その後も明るくなるまで鳴き続け今朝は睡眠不足です。

托卵(たくらん)のカッコウ君。

お願いだから、せめて朝7時過ぎ頃になってから鳴いておくれ。

2017年5月14日日曜日

「ひっちがえる」

今日の福島弁「ひっちがえる」

今日の写真「2015年のちょうど今頃、国営ひたち海浜公園(茨城県)・みはらしの丘の“ネモフィラ”を見に行った時に買い求めたその種から昨年に続き今年も庭のあちこちで咲くようになりました 青色で清楚な花です



毎年同じ場所で芽を出しそして咲くエビネ 小さな花がびっしりと集まって咲いています


今日は母の日 この地からかなり遠く離れた処に住んでいる娘から妻宛てプレゼントが届きました


濃厚で瓶を逆さにしても出でこないトマトジュースと赤やオレンジ、黒それに緑色の大小のトマトのセットです 

ミニトマトならぬ真っ赤なマイクロトマトのあまりにも小さなトマトに驚きました

早速夕食にレタスに載せていただきました」

意味:くじく、捻挫する

使い方:「へいがさがら飛びおっちゃら ひっちがえっちまった」
→「塀から飛び降りたら(足を) 捻挫してしまった」


今夕日本の方言という番組の山形県・置賜弁のコーナーで
方言「おぼこなす」は「子供を産む」だと放映されていました。

「おぼこ」は「赤ん坊」で「なす」は「産む」だと。

置賜地方は米沢市など福島市から国道13号線を車で走って40~50分のすぐのお隣です。

ここ福島では「赤ん坊」のことを「おんぼこ」と言うので、ちなみにこの場合は「おんぼこなす」となります。

また置賜弁で50mや100m競争で一番最後の人を「げっぽ」と言っていましたが、福島弁では「げっぺ」です。

近いので県が変わってもそれほど極端に方言は変わらないのですね。


そういえば、渡り鳥のカッコウ(郭公)の初鳴きが今月10日に確認されました。

早朝7時前からお隣のテレビのアンテナや電柱のてっぺんに止まって、尾を上下させながら甲高い声で鳴いています。

夕方にも決まって鳴きます。

あの托卵(たくらん)の習性を知るまではかわいい鳥だと思っていましたが、今ではその声を聞くたびに複雑な思いで聞いています。




2017年5月12日金曜日

「ぱんかぱんか」

今日の福島弁「ぱんかぱんか」

今日の写真「10年できけね(10年以上)前にポット植えの3株だったかを植えたイチリンソウが庭の東側で開花の時期を迎えました


2シーズン前の初春に庭一面を”業者さんによる除染”が行われ全ての表土をおおよそ4~5センチ けっぺずらっちゃ(削られた)にもかかわらずこのイチリンソウは再び庭に群生しました
野草の生命力はたくましいものです


一重(シングル)咲きのクリスマスローズが終わったシーズンになりましたが、今度はダブル咲きの開花です


この親はもともと鉢植えでしたけど手入れがもうひとつだったのか昨年消えてしまいました

親が消える前に種が飛んで地に着いてくれたのでしょうか

手入れの無さを反省していただけに”今度がら面倒みっから来年もさいでくなんしょない”とクリスマスローズに誓いました」

意味:非常に硬い様

使い方:「げんぱづ以来つぐってね はだげ耕したげんちょ ぱんかぱんかで はがいがねがった」
→「原発(事故)以来耕作していない 畑を耕したけれど (土がとても)硬くって 捗(はかど)らなかった」

2017年5月7日日曜日

「きかない」

今日の福島弁「きかない」

今日の写真「黄花のモッコウバラが白花のモッコウバラの根元で咲き出しました 5月1日撮影時点には白花はまだ咲いていません



木製アーチのナニワイバラの茂みの中にカワラヒワの雛3羽を5月3日に見つけました 親鳥が巣の近くでしきりにさえずっています

翌4日無事巣立ったようです 

それにしても愛猫のユメちゃんが毎日玄関先にリードで繋がれておりこのバラとの距離は2mしかありませんから度胸の良い野鳥です


私道でしかも砕石を何度も敷いた場所なのに三株の牡丹が健気にも毎年咲いてくれます
 

もう一株は木が枯れてしまい芍薬になってしまいました 

もともと牡丹は芍薬に接いであるので芍薬にさせない為には根元に盛り土を数年に一度は施してあげないといけないので三株にはこの連休中に土を山盛りやりました」

意味:①それ以上 ②腕白、きかんぼう ③効き目がない

同意語「きけね」

①の使い方:「でっくわした熊50や60Kgできかない」
→「出くわした熊は50や60Kgではなくそれ以上だ」