2021年8月31日火曜日

「いがむ」

今日の福島弁「いがむ」


今日の写真「先日、福島県鏡石町の田んぼアートを見に行って来ました


鏡石町図書館の四階から見下ろします


今年で10年目を迎えるそうで、図柄は童話のおむすびころりんです


過日早朝犬の散歩で続けざまにに道路に落ちていたミンミンゼミとアブラゼミの二匹をポロシャツの胸にたけ(這わせ)て歩き、大きな木があったのでそこに”たけで”やりました

ミンミンゼミです

アブラムシもどんどん木の上へ上へと登って行きます

二匹が這って登って行きました」


意味:(猫やライオンなど動物が)怒る様


使い方:「ねごの餌とっかしたらいがまっちゃ」

→「猫の餌を取り返えした(奪った)ら(ケェーつって)怒られた」


因みに我が家では猫が怒った時に発する声を”ケェー”って言います

決して”シャー”とは言いません。”シャー”は蛇だと思い込んでいます

”ケェー”としか聞こえませんネェ~。


2021年7月9日金曜日

「でろこね」

 今日の福島弁「でろこね」


今日の写真「先日、低学年の孫が福島市の真ん中にある信夫山で課外授業(森林学習)を受けて珍しい物を持ち帰って来ました

爺の手のひらに"森のエビフライだよー"っと載せてくれました

おお、初めて見るエビフライだ!



このエビフライは松ぼっくりをリスが食べた残りだよー!っと説明してくれました


長さはおよそ6㎝でミニですが、しっぽまであって本物そっくりです

それにしても信夫山は市街地に囲まれ他の山とつながっていないのにリスがいるんだと私、孫は山で説明してくれた小父さんは熊もいるんだと言ってた!と

ええ!!」


意味:土いじり 泥遊び(泥をこねる)


使い方:「わらしこめらはでろこねすっとむじゅうになっていづまでもやってんだ」

→「子供達は土いじり(泥遊び)すると夢中になっていつまでもやっているンだ」


2021年6月30日水曜日

「こんじょわり」

 今日の福島弁「こんじょわり」


今月は更新を”たれか(怠け)”をしてしまいました

相撲界においては全敗(更新ゼロ)の場合は幕内から十両、十両なら幕下に転落です。

かろうじて(?)踏みとどまった・・・?


今日の写真「毎年この場所に咲いてくれるヤマホタルブクロ


しゃがみこんでいつまでも見ていても飽きない大好きな花のひとつです


ダイナミックに咲いたカシワバアジサイも庭をいっそう華やかにしています


ガクアジサイも梅雨時外せない花になります

その傍でバラのアンジェラの赤い花が盛りを過ぎ、一輪遅咲きで咲いています


菜園のナスの花も鮮やかな紫色でミツバチを誘っています



コンパニオンプランツとなるレタスをそのナスの株間に植えたらアブラムシも付かないような気がしています


その他にもトマトにネギもコンパニオンプランツになります」


意味:性格(根性)が悪い


使い方:「こんじょわりぐなっから犬んとごかまわねぇで」

→「性格が悪くなるから犬を(必要以上に)からかわないで」



2021年5月27日木曜日

「しょませる」

今日の福島弁「しょませる」

今日の写真「散歩コースで見られるリンゴや桃の実は日増しに大きくなってきました



桃は夏に欠かせない果物ですし又、リンゴも秋の味覚にピッタリです


鉢植えのアンジェラは数年ぶりにこの春植え替えしたのできれいな花をいっぱいつけてくれました


この花は地植えして背の高いアーチに絡ませれば空を真っ赤に染め見栄え抜群のつるバラです


愛猫と愛犬は今日も仲良くしています




ユメがフーに”3年前はあだにちゃっこがったのにでっかぐなったもんだ”と言っているかのようです」


意味:(味などを)しみ込ませる

基本形:しょむ→染(し)みる


使い方:「だいごんはしょませだ方がうんまいべした」

→「大根はしみこませた方が旨いでしょ」


2021年5月12日水曜日

「あればっちょ」

 今日の福島弁「あればっちょ」


今日の写真「夏野菜の種をポット撒きしました

苗はすくすくと日増しに大きくなってます


2種類のキャベツです

先日一回り大きなポットに1本1本植え替えました

間引きしないで!

間引きした方が簡単で仕事も早いのですが・・・



数種類の苗です

菜園に植えきれるかな?



右からアーティチョーク(朝鮮アザミ)と次の列は緑・紫の2種コールラビです

次の2列は枝豆です


アーティチョークは菜園で何年も頑張って毎年大きい紫の大型のアザミできれいな花を咲かせてくれていたのですが春先の小さな芽が雑草に負け消えてしまいました

これも食べられますが観賞用で食べたことがありません

コールラビは浅漬けとサラダにしていただきます

歯ごたえがありますが数年先には食べたくとも食べられなくなりそう



昔ながらのトゲトゲの四葉(すよう)キュウリはコリコリして美味しいキュウリです

実生(自根)なのでキュウリそのものの味と香りが最高です

デメリットは接ぎ苗と違い病気に弱い事と収穫量が少ない点ですが味香りが勝り毎年作っています

ワンシーズン3回に撒く時期をずらし都度菜園に定植します


先月の遅霜にめげずに頑張っています



毎年トマトの一部はテラスで育てます

昨年と同じプチぷよ2株とミニトマト1株です

プチぷよは別名赤ちゃんのほっぺと言われ実を押すとぷよぷよして皮が薄いので剝かなくともそのまま食べられます

黄色の種類もありますが我が家では人気がなく毎年トマトは赤一色です



テラスで飼っているメダカは元気そのものです

早くも産卵し孵った稚魚が数十匹他の水槽で泳いでいます

冬初めて屋外で2槽飼いました



愛犬もテラスに上がってくつろいでいます

階段の上りでは少し苦労しながらよいしょよいしょと登りますが下りは両手両脚を上手に使ってピョンピョンとかなりのスピードで降りて来ます

達者なもンです」


意味:あの程度 少しばかり



2021年4月30日金曜日

「よっく」

 今日の福島弁「よっく」


今日の写真「夏野菜の苗を植える季節となりました

今年は根切り虫対策として100均で太めのストローのタピオカストローを買い求め、適当の長さに切って真ん中にハサミを入れて真っ二つにし根際の茎に被せました


4月24日に数種の苗を買い翌日の25日の日曜日に植えたトマトなどこれをに施しました


これで根切り虫対策バッチリです


ピーマンと赤と黄色のパプリカにも同じようにしました


それとキュウリや漬けナス・ベーナス達にも

ガーデンテープで仮の支柱に固定しました


紐で縛って止めるよりも手早く短時間で作業を終えることができます


今年は完璧だぁ~


しかし、だが、でも、But・・・!!

植えた翌々日の27日にオソジモ

そう、遅霜で植えた苗は全滅です

真っ黒になり枯れた哀れな苗は余りにもかわいそうで掲載不可です


このように桶には氷も張りました


花が咲く時期が例年よりも今年は1週間から10日も早かったので慌てて植えたのが間違いでした

せめて寒冷紗か不織布を被せておけば良かったのに

後の祭り、後悔先に立たず


閑話休題

昨年の種がこぼれて咲いたネモフィラです


奇麗です 

茨城県の国営ひたち海浜公園に行った時もその規模に感激しましたが我が家のミニのネモフィラ群生もなかなかです

右上には私の大好きなホタルブクロが間もなく咲くからねぇ~と言っているかのように大きくなってます」


意味:良く


使い方:「うえっとぎよっくど考えらんしょ」

→「植える時は良く考えなさい」



2021年4月18日日曜日

「ほだがな」

今日の福島弁「ほだがな」


今日の写真「昨日17日に5時起きして菜園の様子を撮ってきました

本来の目的である畑仕事(草削りや夏野菜の元肥入れての耕し)も行いました


タマネギは順調に育っています


この調子だと例年になく相当収穫が見込まれます

なにせ300本強も植えたのだから

その左側の小さな畝のニンニクもそこそこの出来栄えかなぁ~と


前年の種がこぼれてあちらこちらに育ったからし菜も二度花芽を摘んで頂きました


食べたら辛いのなんの 涙がでます


辛味大根の花は紫色してとてもきれいです


余りにも鮮やかな色なのでもう一枚パチリ


いや、スマホなのでカシャリかな

そういえばデジカメはもう何年も使っていません

出番がなく引き出しの中で泣いているのかもしれません


こちらは一般の大根の花です 普通大根の花の花は白いのです



白菜も菜の花とそっくりの花をつけています


花が開く前の蕾のうちはカキ菜と同じように摘んでおひたしして食べることができます


温海かぶ(あつみかぶ)もアブラナ(油菜)科なので黄色い花を咲かせます


この温海かぶは福島県のお隣の山形県鶴岡市温海地区の伝統野菜です

本場では焼き畑農法で育てるそうです

まだ煙が出ていて熱々の地面に種をばら撒きするとのこと

勿論肥料は灰のみで堆肥や化成肥料は使いません

甘酢漬けで頂きます


私は毎年夏になると山形県米沢市のホームセンターに行って買い求めています

昨年は二袋買ってきました


2年8か月前にこの種を買いに行ったところ、今の愛犬に出会い衝動買いし我が家の一員になりました

高価な温海かぶになりました


春先の野菜の花達は厳冬を乗り越え種をつけて子孫を残します」


意味:①そんなもの ②そんな奴

①の使い方:「ほだがなさいづまでも構ってらんに」

→「そんなものにいつまでも構っていられない」

②の使い方:「ほだがなさ構ってっとろぐな目にあわねぐなっと」

→「そんな奴に構っているとろくな目にあわなくなるよ」 



2021年4月6日火曜日

「そくうっと」

今日の福島弁「そくうっと」


今日の写真「飯坂支所の花桃は見ごろを迎えておりました(4月3日撮影)



左奥の高い木がソメイヨシノで今年は桜と一緒に咲いています


花桃の林の中から写しました 奥には満開の桜が写っています



今年は桜の名所に訪れるタイミングを失いました」


意味:そっと


使い方:「こぼさねようにそくうっと持ってがんしょ」

→「こぼさないようにそっと持っていきなさい」


2021年3月25日木曜日

「せわやぐ」

 今日の福島弁「せわやぐ」


今日の写真「鉢植えのクリスマスローズが満開となりました



一般に下向きに咲くの花なので撮るのが難しいのですが、何故か正面を向いて撮って撮ってと言わんばかりでした


散歩コースで愛犬は田んぼのあぜ道に咲いたホトケノザに見とれていたかのようにじーっとしてなかなか動きません


会社さ、ちこぐ(遅刻)しっちまうがらはやぐ家さ帰っぺナイ!!」


意味:世話をする


使い方:「あの人せわやぐの何ともしねがら町内会さずーっと貢献してっぺした」

→「あの人は世話する事を何とも思ってないから町内会にずーっと貢献してるんだよね」


2021年3月7日日曜日

「にゃんにゃんして」

 今日の福島弁「にゃんにゃんして」


今日の写真「啓蟄も過ぎ庭の福寿草も咲きこの地にも春の足跡が聞こえて来ました



天気予報のお姉さんは”今日は雨の心配は無いでしょう!”と言ってました


でも雨の日が何日も無い日が続き菜園の野菜達は毎日毎日雨を心待ちにしているのに

”雨の心配は無いでしょう”と言われると”雨が降ってくれないかを心配してまーす”と独り言!


まあ、大方の日本の民は庭や畑への水やりの必要のない人が圧倒的に多いのでしょうけど」


意味:【幼児語】噛み噛みして  噛(か)んで


使い方:「よぐにゃんにゃんして食うンだかんナイ」

→「良く噛(か)んで食べるンだからネ」 

 

2021年2月24日水曜日

「けづまぐる」

 今日の福島弁「けづまぐる」


今日の写真「愛猫は居間の天井を見上げています


先日の地震で壊れているわけでもないのに

”きもすけわりごどぉー(気持ち悪いこと)”


愛犬はもっとご飯くれっ!とどんぶりを咥えて迫ってきます


”ほだに食うど20㎏超えでおおがだ犬になっちまうがら”」


意味:居直る 標準語の「穴を捲る(けつをまくる)」から


2021年2月20日土曜日

「つっかがってくる」

 今日の福島弁「つっかがってくる」


今日の写真「yahoo!天気予報によればこの地の今日の最高温度は15℃まで上昇し、明日は18℃になるそうです

暖かくなったので庭のスノードロップは満開に



隣のクリスマスローズの蕾も膨らんで来たのでもうすぐ開花するでしょう



今月はブログの更新をつい”たれか(怠けて)”して遅くなってしまいました

”こっから(ここから・これから)”頑張って”みっから(みるから)”もう”ちょびっと(少し)”我慢して”けらんしょナイ(くださいね)”」


意味:食って掛かって来ること 噛みついて来ること必要以上に激しい口調で反論して来ること

使い方:「あいづは俺がゆったごどに対しいづもつっかがってくんだがら」

→「アイツは俺が言った事に対していつも食って掛かってくるンだから」