2017年10月5日木曜日

「なんぼが」

今日の福島弁「なんぼが」

今日の写真「昨日は中秋の名月でしたが我が地方ではあいにくの曇り空となり、雲の合間から時々見える名月を愛でました

今夜の月は雲ひとつ無くまん丸です 上手く撮れていませんけど


1日遅れとなった菜園で採れたカボチャも晩御飯の食卓に上りました

ところで満月は明日6日になるそうです 

昨日の十五夜は満月ではなかったのですね 

旧暦と関係があって必ずしも中秋の名月は満月と1~2日ずれるそうな


庭の八重咲きのシュウメイギクが一重咲きより約1週間遅れで満開になりました 




これは白花の八重咲きですがピンクや紫色もあるようです」

意味:いくらか

使い方:「交渉したら なんぼが やすぐなったんでねぇ?」
→「交渉したら いくらか 安くなったンじゃない?」

福島県会津の猪苗代湖には、昨日冬の使者コハクチョウ2羽が昨年よりも3日早く舞い降りたそうです。

又、今朝は福島市と会津地方にまたがる吾妻山に初冠雪が確認されました 

紅葉はこれからが本番なのですが、高い山では冬の到来でしょうか。


ところで昨日の中秋の名月は雲の合間から時々見える程度のお月様でしたので、有名な一休さんの和歌を思い出しました。

奈良のたきぎ周辺の村々は近衛(このえ)殿と云う殿様の領地で、その家来に左近尉(さこのじょう)という家老がおりました。

この家老が農民から年貢を強引に取り立てていたので、百姓どもが一休和尚に訴状を書いてくれるよう頼みました。

しかし和尚は長々とした訴状よりもこれを近衛殿に届けなさいと詠んだ和歌がありました。
 
”世の中は 月にむら雲 花に風 
   近衛殿には 左近(さこん)なりけり”

 むら雲:群がった雲
 花:桜

 ”月を邪魔する雲と、折角咲いた桜の花を散らす風と同じように名君を台無しにしている家老”


これを読んだ近衛殿は大いに面白がって年貢を軽くされたそうです。

教養があって粋な采配をする殿様だったのですね。


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